【あそびに行きたい家】木とアンティークに囲まれて。古民家で暮らす木工作家の家。(うだまさしさん宅)
編集スタッフ 青木
古民家を、自分たちらしく。
木と上手く付き合っていく部屋
ルームツアー動画番組「あそびに行きたい家」。今回お邪魔したのは、木工作家のうだまさしさん宅。
埼玉県秩父郡の中心部から車でさらに30分。静かで小さな町にうださんの住まい兼ギャラリーがあります。
お子さんを授かったことを機に古民家を購入。正確な築年数も分からないほどの家屋でしたが、以前住んでいたおばあさんが家をとても大切にされていたこともあり、綺麗な状態だったといいます。
昔ながらの間取りや造りを残しつつ、自分たちの暮らしやすいように改修をしていきました。
木工作家ならではの木製の調理器具との付き合い方や古い家に馴染む家具や雑貨の選び方などもお伺いしました。ぜひYouTubeでお楽しみください。
木製の調理器具は吊るして収納
▲元々システムキッチンが設置されていたが、改修の際に業務用のキッチンを導入した
昔ながらの土間のスタイルを残したままのキッチンには、うださんの制作した木製の調理器具やカトラリー、お皿などがたくさんあります。
うださん:
「木のものはしっかり乾かさないとカビが発生する原因になりますが、吊るしておけば風通しがよくなるのでカビになりません。シンクの上に吊るせば、水がシンクに落ちるのでいちいち拭き取らなくても大丈夫です」
妻・ゆかさん:
「土間の良いところは、調理や掃除の時に水がこぼれても気にならないところです。梅雨の時期は湿気がこもるので除湿機を置くことが必要ですけど、土間を嫌だと思ったことはないですね」
木と骨董品は相性が良い
うださんの住まいは古道具屋や旅先で手に入れた骨董品の家具や雑貨で囲まれています。
もともと古いものが好きなうださん。今でもインターネットなどで古道具を探しては、実際に買いに行くことも多いそう。
うださん:
「木は経年変化で古びた味わいが出るので古いものとの相性が良いです。だから自然と集めるものは古いものが多いです。この家に新品の雑貨などを置くのはイメージが湧かないので、ちょっと朽ちているものや、味わいの出ているものを選びがちです」
▲古道具屋で出会ったたんすはキッチンのパントリーとして使っている
家具選びの際にはもちろん部屋の雰囲気に合うかということも大切ですが、部屋のサイズに合うかということが一番重要だと話します。
うださん:
「この家では家具が理想より10cmだけでも大きいと、どうしても空間や通り道が狭くなってしまいます。この家にとってサイズが合うかどうかに一番神経を使っています」
月に2回オープンする木工作品のギャラリー
リビングと隣接しているのはうださんの作品を展示するギャラリースペース。アクリル板と船舶用の古い扉でリビングと仕切られているこのスペースは、月に2回ほど事前予約制でオープンしています。
子どもが大きくなったら自分の部屋が必要になってくることから、将来的には間取りや部屋を変えていくことも考えているうださん。
最近では長男が工作に興味を持ち始めてきたとのこと。次男が大きくなったら、兄弟でいろいろ手伝ってもらうことで面白い家になりそうと楽しみに話してくれました。
古い建物だからこそ、思い切り手を加えることができる。可能性は無限大です。
本編はYouTubeでお楽しみください。
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卯田真志(うだまさし)
木工作家。1983年秋田県生まれ、千葉育ち。千葉県立市川工業高校インテリア科を卒業後、大道具会社に入社。壊される切なさを苦に、手仕事を生かせる道へ向かう特注家具を作る家具工房で勤務した後、鍛錬を重ねるため、城南職業訓練校にて学ぶ。2011年秋より「monom」として活動をスタート。現在は、展示会やクラフトフェアを中心に木の器・カトラリー・カッティングボード、ランプなど暮らしにまつわるものを制作する。http://monomusubi.com/
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