【スタッフの愛用品】気負わずマイペースに花を楽しめる、ちいさな花びん
バイヤー 郡
先日、4月から新社会人になる方と話す機会がありました。
会話の中で、新しい生活への期待や、緊張感も伝わってきて。なんだか自分も懐かしい気持ちに浸りつつ、そういった背筋がシャキッとするような「節目」を、もう何年も迎えていないことに気がつきました。
毎年、なんとなく過ぎていく4月。今年こそは、自分もフレッシュな気持ちで新年度らしいことがしたいと思い、ささやかですが、久しぶりに花を買って飾ってみることにしました。
そしてせっかくなので、いつか欲しいなと思っていた当店オリジナルの「ちいさなガラスの花びん」を、この機会に迎えてみたのです。
今回迎えたのは、脚付きグラスのようなデザインの「stem」と、ぽってりフォルムの「pot」の2種類。
つい2つ並べて飾りたくなる、可愛らしいサイズ感です。
バランスがとりやすい、くびれたフォルム
花屋さんで、「一輪挿しにおすすめの花はありますか」と聞いたところ、「今日入荷したこの子はいかがですか?」と勧めていただいた、フランネルフラワー。くたっとした花びらの形が可愛くてお気に入りです。
細くて柔らかい茎ですが、きれいに生けることができました。
それは、この絶妙な口の広さとくびれのおかげ。
このきゅっと窄まったくびれのおかげで、本当に花が生けやすいんです。
花が思った方向に向いてくれなかったり、だらんと頭が下がってしまったり、一輪挿しは意外と生けるのが難しいイメージだったのですが、この花びんは不慣れな私でもバランスが取りやすかったです。
デスクには、ブルーパフュームを飾ってみました。
倒さないように気を付ける必要はありますが、花が一輪視界にあるだけで、仕事中の癒しになります。
「pot」のほうが重心が低く、比較的倒れにくいので少し心配な場所にはこちらがいいかもしれません。
置いてあるだけで絵になる佇まい
アンティークのような雰囲気があり、花びん自体に存在感もあるので、たとえばハーブやユーカリ一本だけでも様になるんです。
存在感がありつつ、どんな場所にも馴染んでくれる絶妙なデザインなので、つい家のあちこちに置いてみたくなります。
キッチンの空いたスペースにさり気なく飾ってみましたが、すっと空間に溶け込んでくれました。北欧デザインの雑貨ともマッチしてます。
他のガラスものも集めて飾ってみましたが、雑貨のように飾っても十分素敵でした。
花を生けなくても、寂しく見えないところが嬉しいですね。
気負わずマイペースに、花のある暮らしを楽しめそうです。
口が広めだから、お手入れも簡単
ガラスなので、水垢などの汚れは気になるところ。
どちらも口が広めなので、とても洗いやすかったです。
ボトル用の細いブラシがあれば便利ですが、ガラスに傷がつく可能性もあるので、気になる方はなるべく柔らかいブラシがおすすめです。
***
久しぶりに花を飾ってみて、改めて気づいたことがありました。
花を愛でると、心に余白ができるんです。
蕾が少しずつ開いていく様子を観察したり、こまめに水を替えたり。そういう小さな変化に気を配る時間が、せかせかした心の中にゆとりを与えてくれる気がします。
慌ただしい季節にこそ、花屋さんに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
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