【ハンドクリームのある暮らし】毎日頼りたくなる、絶妙な香りと使い心地。愛用スタッフ4人にききました

編集スタッフ 糸井

仕事や家事、育児などを忙しくこなす毎日。そんなすき間にも、日々のふとした場面で”自分に戻るためのスイッチ” にできたらという想いで作った、オリジナルのハンドクリーム。

ポンプタイプの発売以来「出先にも持ち運べるものが欲しい!」というお声を数多くいただき、新たにチューブタイプが仲間入りしました。

発売を機に、今回は、ポンプタイプ・チューブタイプの両方の開発に携わったスタッフ2名と、昨年から愛用しているスタッフ2名に、使い続けたくなる魅力をきいてみましたよ。

▲左手前から反時計回りに、スタッフ波々伯部、菅野、木下、金。

 

自分に戻る、スイッチに。「持ち歩きタイプ」ができました

木下
「昨年から発売を始めた、オリジナルハンドクリーム。今年は、使い心地と香りはそのままに、持ち歩きできるチューブタイプもお届けすることになりました」


「個人的にも、ハンドクリームは毎冬ポーチに入れていたので、嬉しいです。マットなシルバーの見た目になると、ポンプタイプとはまた違う雰囲気になりますね〜。

キャップも、ワンタッチで開け閉めできる仕様。これなら、クリームがついた手でも、パチッと簡単に蓋を閉められました」


菅野
「自分は、これまでのパッケージのイラストもお気に入りだったので、同じものが描かれていることにも惹かれました。ふっと目をしずめ、一呼吸するように休んでいる姿は、見ていて落ち着きます」

木下
「イラストを担当したイラストレーター・横山雄さんも、『日常のなかで、ほんの少しの瞬間でも静かな気持ちになって、安らぎが訪れるようなイメージ』を思い浮かべながら、描いてくださったそうです」

 

ハンドクリームが必須な人も、そうでない人も


「ハンドクリームは、寒い時期には毎年使う必需品。いつも同じブランドというより、なんとなく毎年違うブランドのものを使っていました。

あるとき、知人に貰ったものがきっかけで、自分にとって『お気に入りの香りかどうか』が、使い続ける上で大事なポイントだと気づいて。

そこから、他にはどんな香りのものがあるんだろうと探しているタイミングで、オリジナルのハンドクリームが発売されたので、使うことにしたんです」

波々伯部
「ハンドクリームやハンドウォッシュって、ギフトでいただくことが多いアイテムですよね。私も夫に貰ったものがきっかけで、ハンドクリームが習慣化した気がします」

菅野
「私はあまり積極的には使わない方でした。つけたまま、家事をすると手が少しすべったり、香りが苦手だったりという理由です。

店頭で香ったときは『すごくいい香り』と思っていたら、使い続けるうちに、体調が悪いときには匂いがきつく感じることもあって。手荒れでどうしても、なときは無香料なものを選んでいました。

こういう香りつきのハンドクリームに出会ったのは、とても久しぶりでした。いつもは苦手なはずなのに、これは好きで使い続けたいと思えたんです」

 

「キッチンで馴染みのある香り」をまぜることで

木下
「香りは、すべて天然精油で仕上げています。柑橘のみずみずしさと森の中を歩いているようなウッディさが感じられるような、精油をブレンドしていて。ここを決めるだけで、1年かかりました。試作を10回以上作り直しては、何度も立ち戻って、を繰り返して……」

波々伯部
「雨上がりの森林を通ってきた風が、スーッと鼻に抜けるようでいて、どこか馴染みのあるスパイシーさがあるんですよね」

菅野
「そういえば、商品ページで紹介されている香りの表現が珍しいなぁと思い、使いたくなったのを覚えています。聞き慣れているフローラルや柑橘といった単体の香りではなく、バジルやスパイスのような要素が加わった香りって、一体どんなのだろう?と。

使ってみると、アロマっぽさを感じて。深呼吸したくなる香りだから、1日に何度かつけたくなるんです。これまでハンドクリームを使う習慣がなかったのに、『あ、ちゃんと毎日使えてる』って、嬉しくなりました」

木下
「聞いてすぐに想像がつく単一の香りだけというよりは、ちょっと興味をそそられる複雑なものを目指したんです。

とはいえ馴染みのある香りでもありたい。ペッパーやクローブ、セージのように、キッチンで私たちが嗅いできた香りをもとに作ったら、家事の合間や、食事の前後につけても違和感なく使えるのでは、と探っていきました」

木下
「抽象的なイメージでいうと、内省がはかどるような香りでしょうか。夜の寝る前に自分に向き合うひとときや、慌ただしい時に使って、ふっと自分に戻れるきっかけになるような香りだと思います」

波々伯部
「個人的には、天然精油ならではの、香りのほどよさも気に入っています。つけた瞬間の香りに物足りなさはないのに、周りに充満するような強さはなくて。

それで、ふと気がつくと香りが消えていて」

菅野
「たしかに、お出かけ前に手につけて、マフラーを回しかけるときにも、変に鼻につかなかったです。このちょうどよさも、使い続けられている理由かもしれません」

 

ベタつかないから、家事や仕事にすぐ戻れるのも嬉しい


▲ワンプッシュでこのくらい。ポンプタイプは1日5プッシュ使っても、3ヶ月は持つ量にしているそうなので、ツープッシュして肘あたりまで塗り込むのもおすすめなのだとか

木下
「このハンドクリームの1番の特徴は、すべるように塗れること。伸びのよさを叶えるために、オイルベースにしています。オイルと聞くとベタつくのでは?と思いますが、浸透が早くさらりとした仕上がりで。

不快な被膜感はないのに、ちゃんと、しっとりとしたヴェールに包まれているような感じなんです」


「滑りのよさは重宝しています。付けたあと、割とすぐにパソコンのキーボードを触っていますが、ベタつきが気にならないのも、使い続けている理由です」

波々伯部
「柔らかめのテクスチャで伸びが良いんですよね。

冬の朝、仕事始めのエンジンがかかりきっていない時に、温かいお茶を飲んで、メールをチェックしながらハンドクリームを塗りつつ、手を温める過ごし方が好きです」



「自分も書斎の机に置いていて、仕事の合間、ちょっとスイッチを入れたいときに愛用しています。

特に打ち合わせが続く日には、隙間時間にハンドクリームをつけて一呼吸置き、『さっきのミーティングではどうだったな』みたいなことを考えたり。手を触りながら考え事をすることで、身体の感覚が戻っていく気がしています」

菅野
「女性だけでなく、男性が使うにもいいんじゃないかと思っていて。わが家はよく、夫が水仕事のあとに気に入って使っています。量のあるポンプタイプなら、家族でシェアするにも気兼ねなくておすすめです」


▲乾燥が気になる冬は、こうやって爪のすきまに塗り込むように使っています、と波々伯部。

***

実は私も、ポンプタイプを昨冬から愛用しています。それまでハンドクリームを頻繁に使う習慣はなかったのですが、このなんともいえない落ち着く香りにはまり、よく使っていました。

ひとつ気になっていたのは、使用期限について。個人的には結構な頻度で使っていたものの、昨年買ったものがまだ少し残っていたんです。

そこでこの機会に聞いてみると、『天然精油なので、香りは昨年に比べて抜けているかもしれませんが、成分が悪くなることはないので、安心してお使いいただけます』とのことでした。

これまで、2年連続同じハンドクリームを使う経験はなかったのですが、こうしてひとつのものが定番化するのも、なんだか嬉しいもの。ウールのスリッパや、湯たんぽ、ひざ掛け。冬の到来とともにぬくぬくと押し入れから取り出す『冬支度アイテム』に、今年はこのハンドクリームも加わり、今か今かと、待ちわびています。

(おわり)

【写真:上原朋也(2、4、11、18枚目のみ)、芹澤信次(16枚目のみ)】


 


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