【あの人が着てみたら】いまの自分らしい着こなしを見つけたい。「Vネックのコットンニット」着回しコーデ(小和田妙子さん)


暦の上では春を迎え、暮らしの端々にその兆しを探しています。春になったら何をしよう、何を着よう。想像するだけで少し心が浮き立つような。街中でも春物を見かける機会が増えてきました。
今日ご紹介するのは「春がはじまる、絶妙Vネックのコットンニット」です。


ついクルーネックを選びがちな私たちでも、春らしい抜け感を楽しめて、違和感なく着ることができる。絶妙なあき具合のVネックがあったら、春のおしゃれがもっと楽しくなるかもしれない。そんな思いを込めて開発したものです。

今回の特集では、私たちの憧れの女性のひとり小和田妙子さんを訪ねました。最近のおしゃれの話を伺いつつ、小和田さんならどんなふうに着たいか、私服と合わせたコーディネートを見せていただきます。
60代のおわりに、人生はじめての断捨離をして

小和田さんは、昨年までご主人とふたりで写真館を営んでいらっしゃいました。2年前、ひょんなきっかけからコーディネートをSNSで発信するようになり、今では多くのフォロワーを持つインスタグラマーに。とはいえ、ご本人はいたって謙虚に「こんな一般人でいいのかしら?」と笑います。
今年70歳を迎える小和田さんは、若い頃からファッション誌「mc Sister」「MEN’S CLUB」が大好きだったそう。当時から今も変わらずシンプルで、トラッドな服装が好み。少し前に人生初の断捨離をして、手持ちの服を1/3にまで減らしたのだとか。

小和田さん:
「写真館を閉めてお店と自宅を兼ねた一軒家を手放し、夫婦ふたりで暮らせる小さな部屋を借りました。収納は、一畳と半畳の2つのクローゼットだけ。頻繁に着るものだけを残して大量の服を手放したら、寂しいというより、心がとても軽くなりました」
残った服は、10年、20年、30年と暮らしを共にしてきた、使いやすくて思い入れのある服ばかり。限られたなかで、パズルのピースを合わせるように、いまの自分らしく組み合わせるのが楽しいのだとか。
今日は当店のVネックを小和田さんのパズルのピースに見立てて、早春の私服コーディネートを見せていただきます。
Vネックニットをこんな春服と合わせたい
小和田妙子さんの着回しコーデ

ニュアンスカラーは
白と組み合わせて


小和田さん:
「歳を重ねるほど顔がぼんやりしてくるような気がしていて、こういうニュアンスカラーを着たらもっとぼんやりしてしまわないかと避けがちでした。でも、試しにインナーに白を合わせてみたら、いまの気分でも気持ちよく着られそうと、新たな発見でした」


▲首元には鎌倉「リトルラグーン」で買ったネックレスを重ねづけ
小和田さん:
「インナーにTシャツを重ねたときの見え具合も絶妙ですね。丸首のTシャツも合うし、今日のようにボートネックを合わせてもバランスがいいなと思いました。重ね着もしやすいから、春だけじゃなく秋冬も着回しできそうですね」
▲ジャケットは大好きなマーガレットハウエルのもので30年近く愛用中。差し色にしたグリーンのバッグは友人が編んでくれた
いまの気分は白。
シンプルにデニムスカートと着たい


小和田さん:
「シルバーヘアになってからは、白や黒、紺など無彩色の服が合わせやすくて、とくにトップスは白が顔うつりもよい気がしてよく手に取ります。
年齢を重ねるほど肌を見せることに抵抗があって、ふだんはクルーネックが多めなのですが、このニットはクルーネックとVネックの中間みたいで、首のあき具合が絶妙ですね。いつもならVネックを着るときは下にTシャツを重ねることが多いのですが、これなら1枚でも着られそうと思いました」


▲トラッドな革靴に、大きめのカゴバッグを合わせて。背が高めだから、バッグは大きめがバランスがとりやすいのだとか


小和田さん:
「上半身はコンパクトにまとめたい方なのですが、このニットは長すぎず短すぎずちょうどいい丈感で、私がよくはく膝下スカートにも合わせやすかったです」
ブラックはボトムスを選ばないから
1枚あると重宝しそう


小和田さん:
「よくはくブルーデニムに合わせてみました。黒はボトムスの色を選ばないですし、若い頃からずっと着つづけている色。年代を問わず、一枚あると重宝しそうですね。
袖口がしっかりしているので、袖をたくし上げても、ずり落ちてきづらいからうれしいです」


「さらりとしたコットン素材だから、1枚で着ると、すごく着心地がいいんです。歳を重ねると、ストレスなく着ていられることはとても大事ですから。動きやすくて、手持ちの服にも合わせやすい。食器棚で言うと、一番手前にあるよく使う器のような。そういう服が結局のところ最後まで残るんだなと、断捨離を経てしみじみ実感しています」
▲足元はCole Haanの革靴でメンズライクにまとめて
▲外出時はワークジャケットを羽織ってスカーフをアクセントに
かわいいだけじゃない
元気な印象になるギンガムチェック


「メンズライクな装いが多めですが、ギンガムチェックも昔から好きなんです。モノトーンでまとめるときは、靴下などの小物を赤にするなどしてアクセントに。ギンガムチェックのストールも持っているのですが、顔まわりを明るくはっきりと、元気な印象にしてくれるような気がしてよく使っています」

ところでマッシュショートがとてもお似合いの小和田さん。いつから今のようなヘアスタイルにされたのでしょうか?
小和田さん:
「60代になった頃、染めると肌にかゆみが出るようになってしまい、1年くらいかけてシルバーヘアに。私は服装もシンプルなので、いざ白髪になると寂しげな印象になる気がして。髪型でポイントをつくったほうが服とのバランスがいいかもと、マッシュショートにしてみました。画家の藤田嗣治さん、究極のマッシュスタイルをお手本にしています(笑)」

終始チャーミングな笑顔でユーモアを交えながら色々な話をしてくださった小和田さん。ときおり見せる凛とした表情もすごく素敵で、これまでたくさん笑いながらも、ひたむきに生きてこられたんだろうなあと感じました。
どんな服も、いまの自分らしい着こなしを見つけて楽しむ。私もいつか小和田さんのような大人になれたならと憧れます。

春は心も体も軽やかに、おしゃれが楽しくなってくる季節。もしご興味持っていただけましたら「春がはじまる、絶妙Vネックのコットンニット」で、春の装いを、自分らしい着こなしを、存分にお楽しみいただけたらうれしいです。
【写真】鍵岡龍門


小和田妙子さん
静岡県富士宮市でご主人と写真館を営み、2024年に惜しまれながらも閉業。若い頃からファッション誌が好きで、2年前から自身のコーディネートをインスタグラムに投稿している。(@taechan1001)
取材協力:「暮らしカフェ」
撮影にご協力いただいた眺めも居心地もいいカフェ。静岡県富士宮市淀師535-2(水・木10:00~17:00営業)https://kurashicafe.jimdofree.com/
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