【特集|山へ行こう】第4話:山登りに行ってきました!(後編)
編集スタッフ 津田
全5話の連載で、特集「山へ行こう」をお届けしています。第4話では、私・スタッフ津田のはじめての山登り・後編をお届けします。
山頂に到着です!
前編の最後に登場した階段で、かなり体力をうばわれ、ヘトヘトで汗びっしょりになりながらも、無事に山頂に到着しました!
見晴し台からの景色が気持ちいい〜!本当に絶景です!!ぼんやりと遠くの山の輪郭が見えているのも、幻想的。
身体はすごく疲れているのに、この景色のおかげか、心はすーっと穏やかになるような感じです。
この達成感は、なかなか普段の生活では味わえないものかもしれません。
でも、今回のゴールは山頂ではないのです。徒歩10分ほどですが、奥高尾の紅葉台まで足をのばします。
小学校の遠足で来たときは、山頂の奥にも道が続いているなんて、知る由もなかったなぁ…。
この立て看板も味があって、ちょっぴり冒険が始まる予感のような、ワクワク感があります。
道なりに歩いていくと…あっ!!
「もみじ台」という立て札と、目当てのお茶屋さんののれんがありました、ありました!!
お茶屋さんの前を見てみると、こちらもすごくいい眺めです!
深呼吸、深呼吸。この景色や空気の気持ちよさを体に覚えさせたい〜。
お昼ごはんとコーヒーを楽しむ。
今回、お昼をいただいたのは、高尾山頂から奥高尾へ10分ほど歩いた「もみじ台」にある「細田屋」さんというお茶屋さん。
お昼時だったので、すでに多くの方で賑わってました。
名物のなめこ汁をいただきました!疲れた身体に、あたたかいお味噌汁がしみわたります。
お昼ごはんは、コンビニで買ってきたおにぎりと、こちらのなめこ汁という簡単なメニュー。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、「あぁ、生きててよかったな。ごはんが美味しくて幸せだなぁ」と思える、格別な味でした。
食後には、念願だった「山でコーヒー」を!!
ホーローマグと、市販のドリップコーヒーと、水筒で持ってきたお湯で、簡単にコーヒーを淹れてみました。いい香り♪
お昼ごはんを食べ始めた頃は、汗びっしょりで暑がっていたので、正直いうとアイスコーヒーが飲みたいな〜と思っていたのですが、休憩している間に汗が冷えてくるんですね。
すこし肌寒くなっていたところに、あったかいコーヒーが、いつも以上に有り難く、そしておいしく感じられたのでした。
ちょっぴり荷物になるけど、やっぱり諦めずに持ってきて良かった!
下山します。
下山は、高尾山の中腹にある薬王院に立ち寄りたかったので、1号路という比較的歩きやすいコースを選びました。
こちらは山頂から少し下ったところ。道が整備されているので、非常に歩きやすいです。
あざやかな赤い鳥居が美しい薬王院。参道を通るように下りていくルートは、登りのときと雰囲気が異なり、ちょっぴり観光気分を味わえます。
下山も無事にできるよう、お参りもしてきました。
高尾山には天狗が住んでいるとの言い伝えがあり、いろいろな所に天狗の像があります。
お参りを済ませてから30分ほど歩くと、高尾山の麓までつながっているケーブルカーの駅のあたりに出ます。
見晴し台からの眺めがよかったです。ベンチがあってひと休みできるエリアになっていました。
ケーブルカー駅の近くで、からす天狗をかたどった「天狗焼き」を販売していたので、休憩のおともにひとついただきました。
あんこはもちろん、生地がさくっとしてて、もちっとしてて、すんごく美味しかったです。疲れた体に甘いものが有り難い。
休憩を終えたあとは、再び歩き出します。ずんずんと下山していくと、すこし静かな空気が流れている場所も。
遠くの方に見える木々にもやがかかっていて、すごく神秘的な光景でした。
1号路は道の多くが整備されているので、総じてとても歩きやすかったです。
それでもやっぱり、下りは足をぐっと踏み込んで身体を支える必要があるので、登りよりも集中力を使ったような気が。
ベンチが設置されている所も多いので、こまめに休憩しながら、無事にふもとまで戻って来れました!
はじめての山登りを終えて
1日中歩いて、汗をいっぱいかいて本当にヘトヘトだったけど、自分の足で登って下りてきたという達成感は、とてもすがすがしいものでした!
もちろん翌日は、足の付け根や太ももなどに、しっかりと筋肉痛がでましたが(笑)
登山道に咲いている花、遠くに見える木々の青さ、鳥の鳴き声、水の音、おいしい空気、山頂で飲むコーヒー。
自然に囲まれて数時間過ごすだけで、こんなにリフレッシュできるとは!
中学や高校の林間学校で山に登ったときには気づくことのできなかった、「山の魅力」がそこにありました。
たくさん歩いて疲れているはずなのに、自分の体はいつもより喜んでいるようで、この感覚を忘れないように何度も何度も山の中で深呼吸をしたほどです。
また、山登りをして一番印象的だったことは、山の中は電波がないこともあって、スマホを手に取る回数が極端に少なかったこと。
そのおかげか、なんだか自分の”日常”のスイッチをオフにすることができたような、ちょっとした非日常の感覚を味わえました。
ずんずん山道を進むほど、どんどん頭がからっぽになって、自分の感覚が研ぎすまされていく。そうしていくと、少しずつ「自分と向き合う」ことができるのかもなぁなんて思いました。
自分と向き合うというのも、きっと”ある種の集中力”が必要だと思うので、それを求めて山へ行くのかもしれません。
(ふもとの喫茶店でアイスコーヒーを飲んで、ちょっと休んでから家路につきました)
10年続けられる趣味を見つけたい!と、はじめた登山。この調子でこれからもゆっくりと続けていきたいと思います。
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第4話では、私・津田のはじめての山登りの後編をお届けしました。
最終話の第5話では、山登り当日の服装&持ち物をご紹介しますので、こちらもお楽しみに!
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