【スタッフコラム】わが家にありがち「方言コミュニケーション」
お客様係 上山
生まれも育ちも北海道の私。そして、兵庫県出身の夫。
どちらの地元ではない、関東圏での2人暮らしもかなり長くなってきました。
それでもいまだにぽろりとでる、出身地ならではの「お国ことば」やちょっとした言い回しで、わが家ではたまに摩訶不思議な「方言コミュニケーション」がおこります。
「おやき」なの?「御座候」なの?いや「大判焼きか今川焼」だ!
デパ地下で夫とぶらぶら買い物をしていたときのこと。どこからともなく、ふんわりと美味しそうな匂いが。
ふと目を留めると一角に、こんがり焼けたま~るい「大判焼き」が実演販売中。
「サイコーに美味しいよ!いかが?」と出番を待ち構えて鎮座しているその姿が愛おしく、思わず夫に・・・
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私:「ねえねえ、あのおやき美味しそう~!餡子、白あんと黒あんどっちがいい?」
夫:「???」
私:「おーやーきーだよ、ほら(指をさして)美味しそうだよ。」
夫:「おやき?長野名物おやきはどこにもみあたらんよ。餡子やクリーム入って美味しそうに見えるのは御座候(ござそうろう)やん!」
私:「ご、御座候(ござそうろう)?ござる?ん?」
夫:「あ、のれんには大判焼きって書いてあるから、大判焼きでええやん。」
私:「でも通称は今川焼でないの?」
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と、いう具合。
ずーっと同じおやつの名称をお互い発しているはずなのに4つの呼び名。
そのあとは、「御座候(ござそうろう)」はお店の名前であり、商品の名前でもある、とか。中に入る餡子の小豆は、やっぱり日本どこでも北海道十勝産が多いのかしら?とか。「おやき」と言えば長野のおやきはご飯系、むしろ肉まんの仲間に近くないか?とか。
「おやき」と「御座候(ござそうろう)」からそんな風に話が発展して、他愛のない会話が続いていきます。この「お国ことば」の違いからわが家では、ゆるやかに「方言コミュニケーション」がはじまります。
「所変われば、コトバも変わる」知って楽しい「お国ことば」
一般的にわりと良く知られているのは「今川焼」または「大判焼き」になるのでしょうか?
私が育ったあたりの北海道の一部地域では、通称「おやき」と呼ばれていたのですが、兵庫県の夫のところでは「御座候(ござそうろう)」が定番の呼び方だったそうです。
ここに挙げた名称以外にもおそらくもっともっとたくさんの異なる呼び方があると思うのですが、見つけ出してみるのも楽しそうですよね。
なんとはなしにぽろりと発したひとつのコトバ。所変わればコトバも変わるようで、ちょっとした物事の起源や小話にまでも紐づいたりして。日本各地、その土地ならではの「お国ことば」を知るって楽しいな~、と思います。
お国ことばに関する本も最近みつけちゃったので、思わず購入してみたり。新しいコトバとの出会いで、豆知識も増えたりするんですよね。
そんなことを考えていたら、ああ、また日本のあちらこちらへ旅に出たくなってきました~。
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