【平日の夜にしたいこと】第2話:大人も一緒においしい♪ 忙しいお母さんのための幼児食。
編集スタッフ 二本柳
特集「平日の夜にしたいこと」を全4話にわたってお届けしています。
週末でもなく、金曜の夜でもない。翌日もしっかり早起きして家事や仕事へ向かわねばならない平日の夜。
1日の最後にちょっとだけ手を動かして「よし。明日もがんばろう!」と、明日を迎えるための活力になるような「夜の家しごと」がテーマです。
第2夜
手作りする子供のごはん(後編)
第2話での提案は、第1話の離乳食につづき手づくりする幼児食。
「食べごと研究所」を主宰し、葉山のご自宅で料理教室を開く山田奈美さんにレシピを教わりました。
平日の夜は大忙しなので、幼児食とはいえ大人も一緒においしくいただける簡単メニュー。1日のおわりを「手づくりできた!」の達成感で締めくくれそうですよ。
幼児食になったら、大人もぜひ「和食」を。
山田さん:
「離乳食を卒業した後の幼児食は、大人も一緒においしく食べられるようなメニューにすると、平日の夜でもかんたんに作れます。
子どもにあわせて大人の献立を考えると、結果的にシンプルな和食になっていくんです。だから大人の体にもうれしい。
ごはんに汁物、そこに焼き魚や煮物など。焼き魚は表面の塩や皮を取れば幼児食としても良いですし、煮物は1歳前までは出汁と塩だけの段階で取り出してあげればOKです」
揚げないコロッケ?と大人気!
RECIPE「じゃがバーグ」
材料(親子3人分)
・じゃがいも3個
・玉ねぎ1/4個
・干しえび(桜えび)大さじ1
・塩少々
・ごま油適量
作り方
1.玉ねぎはみじん切りにする。じゃがいもは蒸して、熱いうちに皮をむいてつぶす。
2.フライパンにごま油を入れ、玉ねぎを焼き色がつくまで炒める。
3.じゃがいもに2のたまねぎ、干しえび、塩少々を加えて小判型に丸める。
4.フライパンにごま油を入れ、3を並べて両面焼く。
ひとことアドバイス
干しえびと一緒に青のりを加えても美味しいですし、ひき肉を加えればボリュームアップします。
多めに作って、朝ごはんにも。
RECIPE「納豆汁」
材料(親子3人分)
・納豆1パック
・えのきだけ1/3袋
・長ねぎ少々
・味噌大さじ1-1/2
・だし汁350ml
作り方
1.えのきだけは5mm長さ程度に刻む。納豆は粗めに刻んでおく。長ねぎはみじん切りにする。
2.鍋にだし汁を入れ、えのきだけを加えて中弱火で煮る。
3.ねぎ、納豆、味噌を溶かし入れて、すぐに火を止める。
ひとことアドバイス
納豆、味噌を加えたら沸騰させないように気をつけましょう。ここではエノキと長ねぎを使用していますが、具材はお好みで変えてみてくださいね。
子どもごはんの疑問に答えてもらいました。
ー離乳食はいつからあげればいい?
歯が生えはじめてきて、よだれが出始めるようになったら赤ちゃんの準備が整ったサインです。大体6〜7ヶ月頃ですが、個人差があるので遅くても焦らなくて大丈夫ですよ。
ー味付けはどう変化させるべき?
10ヶ月までは味付けは必要ありません。10ヶ月から1歳前までは出汁と塩だけで十分に旨味を感じられます。そこから徐々にお味噌や醤油が加わり、1歳半を過ぎれば大人とほぼ同じ味付けで良くなりますよ。
「手作りできた!」の達成感で1日を締めくくる夜。
前回から2話にわたって、手づくりする離乳食と幼児食をお届けしました。
わたしが今回「離乳食を教わろう!」と思ったのは、7ヶ月になる赤ちゃんを育てている姉の家を訪れたことがきっかけです。
初めての子育てに奮闘する姉の1日を観察しているなかで、赤ちゃんの毎日は「食事」と「睡眠」の2つを中心にまわっているのだなあ…と実感しました。
赤ちゃんの生活の軸とも言える「食事」だからこそ、この部分でお母さんが自信をもつことができたら、明日への活力になるのではないかと思ったのでした。
大慌ての1日を終えたあとにやってくる平日の夜。
離乳食や幼児食を「忙しいのに手づくりできた!」という達成感を持てることが、残りの1週間を乗り越える糧となれば嬉しいです。
次回の第3話は、家のなかにお気に入りコーナーを作るという「家しごと」をお届けします。どうぞお楽しみに♪
(つづく)
もくじ
▼こちらの特集も合わせてご覧ください。
▽山田奈美さんの著書は、こちらからご覧いただけます。
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