【スタッフコラム】自分の「名前」は好きですか?価値観が変わった旅先でのひとコマ
編集スタッフ 塩川
名前にまつわるエトセトラ
はじめて会う人に自分の名前を紹介するとき、どんな風に話していますか?
わたしの下の名には「由」という漢字があって、子供の頃からずっと「理由の“由”です」と説明してきました。
いつからそうしたのか記憶に無いくらい、ごく当たり前のように話していたんです。
さかのぼること今から8年前のこと。仕事を辞めて、貯めたお金で半年ほどヨーロッパを放浪していた24歳のわたし。
旅先のバスで、たまたま隣の席になった日本人の女の子と意気投合し、連絡先を交換することになりました。
同じように名前の漢字を説明をすると「あー!自由の“由”の字だ~。いい名前だね」と思いもよらぬ返事が返ってきたのです。
20年近くずっと「理由の“由”」と説明して、何も疑問を持たずにいたわたしは、そのひと言で気持ちが軽くなったことを覚えています。
もちろん「理由」も悪くは無いのですが、当時プラプラと旅に出ていたからこそ「自由」という言葉が、ものすごくしっくり当てはまったような気がして。
それからは自分の名前がぐんと好きになり、自己紹介をする時も「自由の“由”です」と話すように変えました。
旅先からも勢い余って「いい名前をつけてくれてありがとう!」と両親にメールをすると……。
母からは「急にどうしたの?(笑)」と驚いたようなメールが、父からは「な、いい名前だろう」と珍しいリアクションが返ってきました。文面から察するに、父もきっと嬉しかったのでしょう。
名前や漢字って面白いですよね。まわりを見渡しても「名は体を表す」って、やっぱりあると思うんです。
月並みですが当たり前だと思っていたことの見方を少し変えると、こんなにも価値観が変わるものかと、きっかけをくれた彼女に今でも感謝しています。
そして「見方を変える」ことは、わたし自身のテーマでもあります。なかなか難しいのですが、一つの角度からではなくて、別の角度からも考えられるように日々精進です。
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