【スタッフコラム】スーパーセーブを思い出そう
バイヤー 山根
今年の3月、子どもの抱っこで腰をピキッと痛めました。それ以来、近所の整骨院に通いながらケアを続けています。
幸い良い先生にめぐり逢えたので、肝心の腰痛はもうずいぶん前に落ち着き、それ以降は日頃の体の調子を整えるために通っています。
先日は3週間ぶりの通院の日。実はこの頃スマホで読む漫画にハマってしまい、肩や首がとっても凝りぎみでした。
ああ、こんな状態で先生のところに行くのは申し訳ないなぁ。
そういえば最近ストレッチもできてない。そもそも漫画やなにやにハマって現実逃避するときは、日頃のストレスが蓄積している時期。やらなきゃいけないことをついつい後回しにして……おいおいこれじゃあ自分、いいとこなしだ。
整骨院に到着し、先生に会うやいなや、
「たしかに肩がちょっと上がってますね」
と、触りもせずに見破られてしまいました。とほほ……。
しかし世間話をしながらの40分間の施術を終えるころには、首や肩の凝りはやわらいでいるのです。
「最初と比べるとやわらかくなったのわかりますか?」
先生が首の筋肉を触りながら言いました。
「わかります、さすが先生、すごいですね」
「いえいえ、山根さんがこれまでがんばってたからすぐ戻せたんですよ」
セルフケアで良い状態を保てていた時期があるから、少し凝ってもすぐに戻しやすいんですよ、と教えてくれました。
その言葉に、僕は肩の凝りがやわらぐだけでない安心を受け取ったのです。
そうか、僕はがんばれてたんだなーと。
腰痛を軽減するためのストレッチをしたり、姿勢を正すためにデスクやフットレストを新調したり、日々良い姿勢を意識したり。
そういう一年近くの努力がちゃんと効いていた。そのことがうれしかったんです。
そうか、マイナスをゼロにしたがんばりって忘れやすいのか。思えば今年はいつになく負担の大きな一年でした。外出自粛で子どもたちが保育園に行けなかったことやリモートワーク、手洗いや消毒の新しい習慣ができたこと、そもそも子どもが一人増えたこと…
これらを乗り越えるためにやったことがきっとたくさんあったはず。忘れられたスーパーセーブたちがあったはずです。
今年は得点を決めたゴールは少なかったかもしれないけど、スーパーセーブのことを思い出しながら一年を締めくくっていこう。久しぶりにフォームローラー(※ひとりでマッサージできるアイテム。おすすめです)の上にゴロゴロ転がりながらそんなことを思ったのでした。
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