【新商品】salvia(サルビア)とコラボ!当店だけの刺繍スカートをつくりました
商品プランナー 加藤
こんにちは、商品プランナーの加藤です。
さっそくですが、本日はちょっぴり特別なアイテムをご紹介します。あのsalvia(サルビア)のオリジナル図案を刺繍でたっぷりとほどこした、春らしいスカートをオリジナルでつくりました。
靴下やハンカチなど、日々の暮らしを彩るものづくりをしているsalvia。自然をモチーフとしたテキスタイルが多く、温もりあるデザインに惹かれて、私も以前からすてきだなと感じていました。
そんなsalviaのテキスタイルを洋服として身にまとう楽しみにできたら、と考えつくったスカートです。
日々愛着を持って着られるよう裾が広がりすぎないシルエットや、風合いのある素材などをつかった、大人の着こなしにぴったりのスカートですよ。
構想から約2年!こだわりが詰まってます
▲salvia主宰・セキユリヲさん(photo by masaco)
新しい服を買って袖を通すときの、嬉しいような照れるようなあの高揚感。この気持ちがさらにとびきりなものになったら、おしゃれがもっと楽しくなりそう。
そんな想いから、日頃から憧れをもっているテキスタイルを刺繍に落とし込み、特別感のあるスカートをつくりました。
刺繍の原案は、salviaを主宰するセキユリヲさんのオリジナル図案「mebuki」です。
▲原案のmebukiをつかったノートや紙もの
もとから人気のある「mebuki」を、より着こなしやすいよう調整を加えた、このスカートのための特別なデザインです。
伸びやかで愛らしい印象を保ちつつ、当店デザイナーの佐藤奈々瀬がモチーフの配置や刺繍の差し方を調整し、salviaのみなさんと検討を重ね完成しました。
▲3種類のステッチを織り交ぜています
刺繍部分のこだわりは、3つの刺し方を織り交ぜたリズム感のある雰囲気。「mebuki」の蕾がほころぶイメージにも合うなぁと個人的にも気に入っています。
一見、無地のスカートだけれど、よーく見ると刺繍がたっぷり!にしたくて、刺繍と生地の色をなじませたのもポイントです。手持ちのトップスと合わせやすく、重ね着もしやすいですよ。
▲試着するsalviaのスタッフさん 左)篠田さん、右)津田さん
実はスカート以外の試作品もつくったので、およそ2年(!)かかった今回の企画。スカートに決定後も、刺繍見本やシルエットの改良サンプルを幾つもつくって、こだわりぬいた渾身の1着です。
ほかにもお伝えしたいポイントが満載です、詳しくはぜひ商品ページでご覧くださいね。
セキユリヲさんがsalviaをはじめたきっかけ
▲季刊サルビア
「mebuki」以外にも、たくさんの素敵なテキスタイルやプロダクトが魅力のsalvia。この機会に、セキユリヲさんにお話をうかがいました。
セキさんがsalviaを始動したきっかけは、体調を崩してしばらく自宅療養したころに、窓から見える植物や木々をスケッチしたことだそう。
セキさん:
「その絵を見ているうちに『身の回りで使えるものにしたい』と思いたち、体調が回復した頃にテキスタイルにプリントして、洋服などを手作りしたのが「サルビア」の活動のはじまりです。
それから色々な方とものづくりできるようになり、仲間ができて今に至ります」
▲東京・蔵前にあるアトリエ
刺激を受けた北欧旅行
転機となったのは、テキスタイルデザインを本格的に学んだ30代前後の頃。北欧(デンマーク、スウェーデン、フィンランド)を旅したことでした。
セキさん:
「北欧のグラフィック、建築、プロダクトなどのデザイン、色彩感覚、食べ物、森や湖などの自然、そして自然に対する人々の心のありようなど、感じるもの全てにわくわくし、いずれここに住みたいと思ったものです。
人が優しく穏やかで、ちょっとシャイなのも日本人の気質に近く感じ、親近感がわきました。一冊の本「サルビア北欧日記」(PIE BOOKS)を作ったのもこの時期です」
いつか住みたいという気持ちを実現するため、その後も何度も3国をたずねたセキさんは、スウェーデンのエーランド島という小さな島にある手工芸学校「カペラゴーデン」の存在を知り、現地に暮らしながら通います。
セキさん:
「この頃、テキスタイルの専門的な知識を深めたい、勉強して仕事に生かしたいという気持ちがあり、1年間学生として通いました。学校は私にとって天国のような環境で、豊かな自然に囲まれ、木で作られたお家のようなアトリエで、朝から晩まで制作に没頭したんです」
そこでは、北欧の伝統的な織り物「カード織り」にはまって、今でも東京・蔵前のアトリエで、時々このカード織りのワークショップをひらいているそう。
そんなセキさんは現在、6歳と3歳の子どもをもつお母さんでもあります。
(photo by masaco)
セキさん:
「子育て中心の暮らしをしながら、自主保育(保育者ではなく親が子どもの見守りをする活動。主に野外で過ごす)の活動や、雑誌などのデザインから地域イベントのデザイン全般など、今の自分だからできることを精一杯やっています」
「mebuki」は春をよろこぶ、スウェーデンの景色
自然の中に身を置き、草花や樹木に触れ、観察したりスケッチするのが「何にも替えがたい、大切な時間」と話すセキさん。
セキさん:
「植物の持つ有機的なかたちに心ひかれます。気になった植物を描き留めたり、木の実を拾ってリースなどにして部屋に飾ることもあります。
のちに描きためたものを見直して、そのときの出来事や心象を思い出しながらテキスタイルパターンをつくるのですが、それらを抽象化しシンプルに捉え直す作業が、難しくもあり面白いところです。
最終的に、枝の数を間引いたり葉脈を強調したり、植物の特徴を引き出しながら、いいなと思えるデザインに仕上げます」
「mebuki」は、セキさんがスウェーデンに住んでいた頃にみた、冬を終え枝に芽が吹き始める様子を表現したものだそう。
セキさん:
「ぽつり、ぽつりと音が鳴るかのように芽が出始め、春の生きものがいっせいに目を覚まして動き出す、よろこびに満ちあふれた季節の図案です」
日々の暮らしによろこびを呼びこむスカートに
▲左上から時計回りにデザイナー・佐藤、加藤、salvia鹿田さん、salvia篠田さん
スカートの制作に携わっていただいた、salviaのスタッフ篠田さんと鹿田さんにスカートの感想を聞きました。
スタッフ篠田さん:
「サルビアらしい有機的なパターンに、大人っぽさや繊細さが加わり、新鮮な発見がたくさんあるスカートになったと思います。
丈やギャザーの広がり方、ウエストのディテールなど、細やかな配慮を重ねました。沢山の世代の方に似合う、長く着ていただけるスカートになっていればと思います」
スタッフ鹿田さん:
「同じ柄ながら部分的に刺繍の表現がちがうなど、繊細に刺繍がほどこされています。ふと気づくデザインや仕立てを、装うごとに楽しんでいただけたら。
北欧、暮らしの道具店やサルビアのファンの方、もちろんサルビアをご存知ない方にも喜んでいただけたらうれしいです」
▲salviaのふんわりくつしたとコーデしてくれました!左)津田さん、右)曽志崎さん
このスカートも「mebuki」のように、着る人の心にぽつり、ぽつりとよろこびを運んでくれるものになったなら。どこか特別なささやかな非日常の気分を、日々の暮らしに呼び込ぶものになりますように。
model:仲程カンナ (jungle)
photo:滝沢育絵(1,2,5枚目)
stylist:植村美智子
hair&make:小林亜珠(LIM)
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