【スタッフコラム】なんでもない時間を増やしたい
バイヤー 石谷
夫がオンラインゲームにハマっています。
その姿を見ては、夢中になれることがあって羨ましいと思う反面、よくもそんなにずっと続けられるよね、とちょっと半分呆れ顔で言ってしまう私。
その度に「一緒にやれば良いじゃん」と誘われ、嫌だ、と返すのがいつものお決まりのパターンです。
ある日、そんな会話の延長で、夫にゲームをしない理由を聞かれました。
そもそも興味がないジャンルのゲームだ、というのも理由の一つなのですが。
もっと正直に言ってしまうと、ただただ時間が溶けるように過ぎてしまうのが勿体なく感じて、怖くなるんです。
時間の使い道
でも家の中で過ごすことが増えた昨年、ふと思いました。
一生懸命セーブして作ったその時間で、じゃあわたしは、何をしたいんだっけ? と。
思い返してみれば食べたり飲んだりするとき以外の時間は、『今それをすることで、なにか得られそうなものはあるか?』を基準に行動することが多かったような気がします。
なにもそれは昨年の自分に限った時間の使い方ではなく、20代の頃からずっとそう。
同年代で活躍している方を見ると、正直どうしてもどこか焦ってしまう気持ちはあるし、自分ももっと頑張ったほうが良いのかも。根っこの部分にはそんな、『なにか少しでも変わっていかないと』という成長欲求があるからなのかもしれません。
これまでは有意義に思えていたそんな『得ること』を一番に考えた、時間の使い方。
もう30代だからなのか、今のこの状況がそうさせているのかは分かりませんが、段々とそれだけでは心が満たされなくなってきたのも事実。
夫からの問いをきっかけに、今改めて、じゃあどんなふうに時間を使っていきたいの? と自分自身に聞いてみたくなりました。
意識しないと忘れがちになる、「娯楽」という存在。
考えているうちに行き着いたのはやっぱり、「それをしているだけで幸せだ〜」と思えるような、そんな時間を増やしたい、ということ。
良いことがあった日も、なんだか気分が晴れない日も。今日一日なにがあったかなんて一瞬ちょっと忘れてしまうくらい、別の世界に連れて行ってくれる時間。
それを『趣味』と言ってしまうと、どうも構えてしまう自分がいるものだから、『娯楽』という言葉が今はぴったりなんじゃないかなと思っています。
それは、ゲームをすることなのかもしれないし、散歩をしながら景色を楽しむことなのかもしれない。
スマホを見ながらSNSを彷徨っている時間なのかもしれないし、映画を観ている時間なのかもしれない。
その時間を過ごした行き先よりも、『楽しいと思っているか』を大切にしたときの時間。
後から振り返ったときに、なんでもないように感じたとしても、今はそんな時間を増やしたいです。
あ〜気づいたらまた、一日が終わっちゃった。
そんなふうに過ごした時間と『娯楽』は、もしかしたら紙一重、なのかもしれないですね。
だからこそ、
「はい、今から娯楽タイム突入です〜〜〜!!!」
これを自分の中での合言葉にして、上手く意識しながら過ごしていきたいものです。
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