【夏の味方、豆腐】第3話:10分でできるリッチな味わい。豆腐のつめたいクリームパスタ
編集スタッフ 奥村
暑い日でもさっぱり食べられて、お財布にやさしく、お腹にもたまる。豆腐は夏の味方です。
そんな豆腐が主役の料理を、今回は料理家のスズキエミさんに教わりました。
今回は豆腐で作るクリームをからめた、冷製カルボナーラ風パスタ。重たすぎず、だけどちょっとコクのあるものが食べたい日にぴったりのレシピです。
今回は細いパスタで作りましたが、素麺でもおいしくできるので、お好みの麺でどうぞ。
10分でできる、リッチな味わい
豆腐のつめたいカルボナーラ
材料(2人分)
・絹豆腐…1/2丁
・にんにく…1/3片
・粉チーズ…10g
・卵黄…2個分
・生ハム…3〜4枚
・パスタ(カッペリーニなど細麺のもの、または素麺)…160g
【調味料】
・オリーブオイル…大さじ1
・塩、こしょう…適量
【下準備】
・鍋にたっぷりの湯をわかし、1%量の塩を加える
・絹豆腐は表面をキッチンペーパーなどでおさえて、軽く水気をとる
作り方
1.沸騰したお湯でパスタを茹で、ざるに上げて冷水でしめる(この時、ゆで汁は捨てずにとっておく)。水気をしっかり切ったら、くっつかないようオリーブオイルを回しかけ、麺全体によくなじませる。
▲軽く手を押し当てて水分を絞るようにすると、水気がよく切れます
2.ボウルに絹豆腐を入れ、泡立て器で全体がほぐれるまで混ぜて
すり下ろしたニンニクと粉チーズ、塩小さじ1/3を加え、なめらかになるまでよく混ぜる。
パスタの茹で汁をおたま2杯ほど加えて混ぜ、とろりとしたソース状にする。
▲小麦の旨味が溶け出した茹で汁は、豆腐クリームとパスタをつなぐ役割があります
▲スプーンですくってとろりと垂れるくらいが、硬さのめやす
3.器に盛ったパスタの上にソースをかけて、
卵黄をのせ、生ハムを添え、お好みでこしょう適量を振りかければできあがり。
▲卵黄を崩して、全体にからめながらいただきます
スズキさん:
「今回は生ハムを添えて洋風に仕上げましたが、ミョウガやねぎ、大葉などの薬味を添えた和風のアレンジもおいしいですよ。わが家では豆腐クリームに味噌をちょっと加えて濃厚にするのも好きです」
豆腐のソースはあっさりした口当たりで、だけどしっかりクリーミー。まさに夏に食べたいカルボナーラでした。添えられた生ハムの塩気がとってもいいアクセントになっています。
パスタを茹でる以外に火を使わないスピードレシピなので、忙しい平日のごはんにもいいですね。
次回は最終回。豆腐だけで作る、驚きのアイスクリームが登場します。
【写真】木村文平
もくじ
スズキエミ
料理家。レストランやカフェ勤務を経て独立。料理教室『一汁一菜暦ごはんの会』主宰。季節の食材の持ち味を生かした料理が人気。著書に『四季を味わう にっぽんのパスタ』(立東舎)、『ずっと作れる野菜ごはん』(主婦の友社)。インスタグラムアカウントは@suzukiemi.gohan。
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