【ご機嫌になれる家づくり】住まいのプロに聞く。心地よい家を作るうえで見落としがちな3つのこと
ライター 嶌陽子
あなたにとって理想の家はどんな家ですか?
家にいる時間が増えた今、これからの住まいや暮らしにおいては「機嫌よく過ごせること」を大切にしたい。住宅設備機器・建材メーカーLIXILと北欧暮らしの道具店の共同調査の結果、こんな声が多く集まりました。
では、家族みんなが機嫌よく過ごせる家をつくるうえで大切なことって一体なんだろう?
今回は、住まいのプロフェッショナルであるLIXILの社員の方々に、家づくりの際に意外と見落としがちな3つのポイントを教えてもらいます。
▲左から松原さん、高橋さん、藤澤さん。
お話を聞いたのは、サッシ・ドア事業部の高橋奈緒子(たかはし・なおこ)さん、インテリア事業部の藤澤玲子(ふじさわ・れいこ)さん、エクステリア事業部の松原真理恵(まつばら・まりえ)さんの3人。プロの視点から説得力のあるお話をたくさん聞かせてくれました。
また、実際にポイントを押さえた家づくりをしたお宅を訪問。住み心地についても聞いてみましたよ。
将来家づくりやリノベーションを考えている人にとって、きっと参考になるヒントが詰まっているはずです。
(この記事は、株式会社LIXILさまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
意外と見落としがち!?
家づくりでぜひ注目したい3つのこと
ひとつめの注目ポイントは窓。その理由をサッシ・ドア事業部の高橋さんが語ってくれました。
LIXIL サッシ・ドア事業部 高橋さん:
「窓は光や風通しをはじめ、自然とのつながりを感じられる大事な部分。家づくりをする際に、窓を設置する場所はよく考えて決めるものの、大きさや種類に関しては情報を得られる機会が少なく、どんな窓にしたいかというイメージを伝えられなかったという人が意外と多いんです。
でも実は窓の大きさや種類は、家の雰囲気や居心地を決める大事な要素のひとつ。家を建てた後に『もっとこうすればよかった』と後悔する人も少なくありません。
最近注目されているのは、横幅の広さはもちろん、天井まで届くほどの高さがある窓。幅も高さもある大きな窓があれば、空、外の景色、光、風などをたっぷり楽しめます」
高橋さんの話を確かめたくて、実際に大きな窓を取り入れたお宅を訪問してみることに。
多肉植物・サボテンの専門ストア「sol×sol(ソルバイソル)」を営む松山美紗(まつやま・みさ)さん夫妻は、5年前に家を新築した際、LIXILの大開口窓をリビングに設置しました。
▲松山さんと夫の久保浩司(くぼ・こうじ)さん夫妻。「いつもこのテーブルに座って、外の景色を見ています」
松山さん:
「家の中でも光と風を感じていたいと思い、大きな窓には最初からこだわりました。建築士さんに希望を伝えたところLIXILの窓を教えてもらい、ショールームで実物を見て決断しました。
窓が大きいと開放感があります。開けると風がたっぷり入ってくるのも気持ちいい。ダイニングテーブルに座ってパソコンで仕事をしている時も、窓の外を眺めるとすごく気分転換になります。空の色や自然の風景が時間や季節ごとに変化していくのは見ていて飽きません。
家を建てた当初は、窓が大きいと寒さや暑さに悩まされるかもと心配していましたが、窓の断熱性が高いのでそれもなく、結露も防いでくれます。
この窓にしてよかった。『光と風を感じたい』という希望が叶えられて、機嫌よく過ごせています」
▲松山さん宅のサッシはLIXILの「サーモスⅡ-H」。アルミと樹脂を融合して強度を高めることで、フレームを細くしているのが特徴。これによりガラスの面積がより大きくなって断熱性が高まるうえ、外の景色も最大限楽しめる。
LIXIL サッシ・ドア事業部 高橋さん:
「必ずしも日当たりがいい南側がベストというわけではなく、一番好きな景色があるところに大きな窓をつけるのもおすすめ。窓でどう景色を切り取るか、デザインする感覚で決めるのも楽しいですよ。
家づくりの際にはぜひ“窓”を意識して、設計士さんや工務店さんに要望を伝えてみてください」
*LIXILの窓についての詳細はこちら。
ふたつめのポイントは室内ドア。なぜドアにこだわると機嫌よく過ごせるのか、インテリアコーディネーターの資格も持つインテリア事業部の藤澤さんが説明してくれました。
LIXIL インテリア事業部 藤澤さん:
「家づくりの際に床や壁紙などにはこだわるけれど、案外ドアは後回しになりがち。でも、実はインテリアにこだわればこだわるほど、ドアも気になり始めるという人は多いんです。
ドアは開け閉めする性質上、前にものを置けないので意外と目立つ部分。テーブルやソファと同じくらい、存在感が大きいと思います。
ドアをインテリアに馴染ませるか、それともアクセントにするか。それだけで部屋の雰囲気はずいぶん変わります。壁紙や床、家具とのバランスを考えてドアを選ぶと、より自分好みの空間が作れるはずです」
▲玄関廊下へと続くドアは「ラシッサD ヴィンティア」シリーズ。ドアの色、ガラスの有無や大きさを含めたデザイン、ハンドルの種類など、さまざまな選択肢の中から選べるのが特徴。
訪れたのは約2年前に都内のマンションをリノベーションしたというジュエリーデザイナー/モデルの小林 有里(こばやし・ゆり)さん。以前からLIXILの室内建具シリーズ「ラシッサD ヴィンティア」の存在を知っていて、リノベーション時に取り入れたいと思ったと話します。
小林さん:
「ドアもインテリアの大事な要素だと思っていたので、家具を選ぶような感覚でじっくり選びました。
玄関廊下からLDKにつながるドアは雰囲気を引き締めるために黒をセレクト。一方、リビングから寝室へと続くドアはナチュラルな木目にして、リラックスできるようにしました。
どのドアも自分で選んだものだから愛着もひとしお。見るたびに『リノベーションしてよかったな』と嬉しくなります」
▲寝室へとつながる引戸も「ラシッサD ヴィンティア」シリーズのもの。隣に飾っている植物とも調和している。
▲木目の寝室引戸の右側にある白い収納扉は別シリーズの「ラシッサS」。壁に溶け込むよう、色はあえて白にした。
LIXIL インテリア事業部 藤澤さん:
「色やデザインだけではありません。ガラスがあるドアで光を通す、通風機能があるドアで換気をよくするなど、機能面からドアを選ぶこともできます。『ドアにこんなに豊富な選択肢があるなんて知らなかった』という方も多いんです。
自分で選んだこだわりのドアを見るたびにワクワクするという方もいらっしゃいます。壁紙や床、家具などと同様に室内ドアにもこだわると、より自分にフィットする空間で機嫌よく過ごせると思いますよ」
*LIXILの室内ドアについての詳細はこちら。
3つ目のポイントは、ウッドデッキ。しかも “壁” と “屋根” をつけることで、ばつぐんに快適な空間になるとエクステリア事業部の松原さんはいいます。
LIXIL エクステリア事業部 松原さん:
「自宅で過ごす時間が増えた今、当社のアンケートによると多くの人がスペースのゆとりやリラックスできる空間を住まいに求めています。
一方、一軒家を建てた人からよく聞くのが『庭を作ってはみたものの、有効活用できていない』という話。リビングから段差があるなどのハードルがあって、庭で過ごす時間がほとんどないという人も多いんです。
その点、リビングと段差がないウッドデッキなら、いつでも気軽に外に出られるうえ、リビングが拡張したように見えて空間がより広く感じられる効果もあります」
▲100%リサイクル素材の木粉と樹脂で作られた「デッキDS」。人工木でありながら天然木のような質感なのが特徴で、劣化しにくくお手入れも楽なのが魅力。板の枚数を自由に組み合わせられるので、小さい面積からでも作れる
LIXIL エクステリア事業部 松原さん:
「でも、ウッドデッキだけだと日差しが強すぎて眩しいし暑い。また環境によっては外から丸見えになり、居心地が悪く感じる場合も。
そこで空間を区切る壁や日差しを遮る屋根、外からの視線を遮るスクリーンを足すことで、長時間過ごしたくなる心地の良い外空間ができる。それがLIXILのエクステリアブランド『exsior』が提案する “庭” なんです」
▲ウッドデッキに屋根と壁の役目を果たす骨組み「プラスG」を設置。さらに目隠しとなる白いスクリーンを好きな部分に取り付けて居心地の良い外空間を実現。LIXILのエクステリアショールームではさまざまな施工例を展示。オンラインショールームも実施中。
LIXIL エクステリア事業部 松原さん:
「外の光や風、においで五感が刺激され、気分もリフレッシュ。一歩外に出るだけで、手軽にオンとオフを切り替えられます。
テレワークの休憩時間にお茶を飲んだり、家族で食事をしたり、子どもが遊んだり。さまざまな楽しみ方ができて、とても心地よく過ごせる場になっているという話をお客様からも聞いています。
単なる庭ではなく、“外にある部屋”として捉えると環境やライフステージの変化に対応でき、家の間取りにもう一部屋追加できたという感覚が味わえます。
旅行やイベントにもなかなか行けない時期だからこそ、家にちょっとした非日常を味わえる空間があると、機嫌よく過ごせる時間がきっと増えるはずです」
*LIXILのエクステリアについての詳細はこちら。
心から好きと思える家で、機嫌よく過ごせたら嬉しい
家とはつくづく奥深い。3人の話を聞いて、また実際の住まいを訪れて感じたことです。
窓やドア、デッキは、ついなんとなく選んでしまいそうなもの。でも想像以上に選択肢があること、そしてこだわり方次第でこんなに日々の暮らしや気持ちが変わるものなんだと知ることができたのは、大きな収穫でした。
自分や家族が機嫌よく過ごすために何を大切にしたいのか。3人の住まいのプロの話は、それを考えるきっかけになった気がします。
いつか訪れるかもしれない家づくりの機会。そのときのために、ぜひ今回の話を覚えておきたいと思います。
▼おうちで気軽に相談できる、オンラインショールームはこちら
【写真】佐々木孝憲
松山美沙
多肉植物を専門に、郊外に温室を持ち、栽培から販売をおこなう専門店「solxsol(ソルバイソル)」を運営。夫と子どもとの3人暮らし。http://www.solxsol.com/
小林有里
モデルとして活動するほか、ジュエリーブランド「LILYS」のオーナー兼デザイナーとしても活躍中。2児の母。私服スタイルや日々の生活を投稿したインスタグラム@lilyshandmadeも人気。
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