【密着!】おおげさじゃない日常を描きたい。やさしい色合いの街並みが印象的な、アニメーション作家/イラストレーター・大桃洋祐さん
編集スタッフ 田中
街や人、そこでの暮らし
日常をモチーフにした作品を描く
私たちが大好きな「あの人」のいまの生き方に迫る、ドキュメンタリー番組『うんともすんとも日和』、第31弾をお届けします。
今回は、絵本の出版や個展の開催、グッズ販売などイラストレーターとしての活動と、アニメーション作家として自作のGIFショートアニメの公開、広告アニメ映像、ミュージックビデオなど多方面で活躍されている大桃洋祐(おおもも ようすけ)さんにご登場いただきました!
個性的なフォルムの人物キャラクターや動物たちが住む街を題材にした絵がみられる作品たち。そのどれもが身近にありそうで、でもちょっと見たことがないような、不思議な距離感で描かれています。
絵やアニメを見ているうちにその街や人や瞬間がやさしく・尊く感じられるような、あたたかみを持って描かれている。そんな作品を作り続ける大桃さんが書いた「日常の喜びを見つめる」という言葉の意味とは-。
大学院を卒業してすぐフリーランスのアニメーション作家として活動をはじめた大桃さん。
「自分で生活した経験値もほとんどないし、街や人、社会のこととかも全然わからなくて」と当時のことを振り返ります。
今の大桃さんの作品を見ていると描かれる街や人の様子こそ素敵だなと感想を持ちますが、「以前はまだ経験したことがないからそういうものが描けなかった」その言葉を聞いて、少しはっとさせられる思いがありました。
生活を続けるうちにおのずと見えてきたものがあるはずなのに、私はそれが普通のことのように思ってしまってないか、そんな自分がもったいないように思えたのです。
▲2児の父でもある大桃さん。お子さんのリクエストで親子を作品の中に書き加えることも。
大桃さんは、30歳を過ぎた頃、今ならいろいろと描けそうな気がするなと思えてきたそう。それは、生活のなかで自分の身の回りの景色や人とのやりとりが、自分に馴染んで見えてきたから。
模索を続けているなかでできた作品のひとつが「THE GOKIGEN」シリーズのGIFショートアニメーション。日常のあるシーンを短い尺で描いています。SNSでみかけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の密着はとある1日にとどまらず、数日に渡りました。
実は、当店の人気インターネットラジオ『チャポンと行こう!』の100回目の配信を記念したリニューアル施策として、メインビジュアルの制作とYouTubeでの視聴時にラジオの音声と共に流れるアニメーションを制作いただいたのです。
ラジオリスナー(通称:チャポラ〜さん)の住む街を描いたアニメーション作品になっています。
アニメーションは2月13日(日)の101夜の配信からご覧いただける予定です。
制作風景も合わせて、ぜひ動画でお楽しみくださいね。
オリジナルドキュメンタリー、いかがでしたか?
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