【喫茶店レシピ】第4話:あつあつにバターとシロップかけて。幸せのふかふか「ホットケーキ」
編集スタッフ 奥村
ふと食べたくなる喫茶店の味を、おうちでも。少しの工夫でお店風に仕上がるレシピ4品を、料理家の瀬戸口(せとぐち)しおりさんに伺いました。
4品目は、分厚くてふかふかした、喫茶店ならではのホットケーキ。
市販のホットケーキミックスを使いながら、お店のようなひと皿を作るコツ、ご紹介します。
これまでの喫茶店レシピはこちらから
熱々にメープル&バターをかけて
憧れのふかふかホットケーキ
材料(2枚分)
ホットケーキミックス…1袋(150g)
卵…1個
牛乳…大さじ3
溶かしバター(有塩)…10g
レモン汁…小さじ1
作り方
①ボウルに卵を入れて混ぜ、牛乳、溶かしバターを加えてよく混ぜる。
ホットケーキミックス、レモン汁を加えて切るようにざっくりと混ぜる。粉気がなくなる程度で止めて、かき混ぜすぎないのがポイント。フォークやゴムヘラを使うと混ぜやすいです。
▲生地は水分少なめ。生地を持ち上げた時にもったりとして、硬さの残る状態が目安です
②フライパンを弱火で熱し、1の生地を3等分にし、うち2つをのせる。丸く整えながら、高さが出るように意識して。
1分ほど置いてから、残りの1/3の生地を半分ずつ上にのせ、さらに高さを出す。
3分ほどおいて焼き目がついたら、フライ返しで裏返す。
③少しだけすき間を開けて蓋をし、火が通るまで5〜6分ほど焼く。竹串を刺し、生地がついてこなければできあがり。
2枚を重ねて、熱いうちにバター適量をのせ、メープルシロップをたっぷりかける。
瀬戸口さん:
「喫茶店のような分厚いホットケーキを焼くポイントは、生地の水分量を少なめにすること。ぽってりした生地にすることで、焼く時に高さがでます。
生地に加えたレモン汁は、生地をふんわりさせる効果が。分厚くてもふかふか、柔らかな食感に仕上げてくれます。
きれいな焼き色をつけるには、フライパンに油をしかないのもポイント。今回は生地に溶かしバターを加えたことで、ひっくり返すときにくっつきにくいようにしました」
市販のホットケーキミックスで、こんなに可愛いホットケーキが作れるなんて! 外はさくっと、中はふんわりした食感で、分厚いひと切れを口にする瞬間はまさに至福の時でした。
全4話で教えていただいた、喫茶店の看板料理たち。それぞれがなつかしく、そしてあったかい味がして。喫茶店の味って、家庭の味なんだなあとしみじみと感じました。
コーヒーをお供に、ひと休みしながら。ほぐれた心と身体で頬張っていただけたら嬉しいです。
【写真】衛藤キヨコ
もくじ
瀬戸口 しおり
夫と息子の3人暮らし。イラストレーターを目指していたセツ・モードセミナー在学中に、東京・吉祥寺にあった『諸国空想料理店KuuKuu』のスタッフとして働きはじめる。その後、料理家・高山なおみ氏のアシスタントを経て独立。著書に『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ』(主婦の友社)など多数。Instagram:@kururichan
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