【密着!】良いところばかりを見せようとしていた? 負の感情もそのままで。クッキー専門店「クル」店主・尾上由子さん
編集スタッフ 澁谷
「ありのままでいいよ」
負の気持ちも肯定できたら
私たちが大好きな「あの人」のいまの生き方に迫る、ドキュメンタリー番組『うんともすんとも日和』、第33弾をお届けします。
今回は、埼玉県北本市にあるクッキー専門店「クル」の店主、尾上由子(おのうえ なおこ)さんにご登場いただきました!
独学でお菓子作りを学び、オンラインでの販売から始まった「クル」は今年で12年目。地域の方から日本各地まで、広く愛されるクッキー専門店「クル」の店主・尾上さんが書いた「どんな感情も大切にしながら進んでいく」という言葉の意味とは-。
尾上さんがお菓子作りに目覚めたのは24歳の頃。
当時勤めていた会社の仕事にいまいち本気になれなかった時、ふと立ち寄った本屋で一冊のレシピ本に出会います。
それからというもの、自分で作ったお菓子の美味しさに感動した尾上さんは、会社への行き帰りの電車でもレシピ本に釘付け。「次の休みには何のお菓子を作ろうか」と、お菓子のことで頭がいっぱいだったそう。
のめり込むようにして始まったクッキー作りでしたが、「お菓子を作るのが好き」という気持ちだけでは乗り越えられない壁がたくさんあったと言います。
尾上さん:
「今までのことを思い返してみると、感情を否定していたっていうことが一番自分を苦しめていたなっていう風に思うので」
お店を始めた頃は、経営や集客が思うようにいかない反面、自分の中にある辛さや悲しさといった、ネガティブな感情をうまく出すことができなかったという尾上さん。
「我慢していることがあるでしょ?」と、抱え込んでいた負の感情に気づき声をかけてくれた友人の言葉をきっかけに、気持ちが解放されるように楽になっていたと話します。
尾上さん:
「『ありのままでいいよ』ってみんなに対して思ってはいるんですけれども、それって自分がありのままでいたいからだと思うんですよね」
それぞれ異なったバックボーンを持つスタッフさんと、お互いを尊重し合いながら働く姿が印象的でした。ポジティブなだけではない、日常にある様々な感情と向き合う尾上さんのとある1日に密着しました。
オリジナルドキュメンタリー、いかがでしたか?
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