【スタッフコラム】どこにいても呼び起こされる、花にまつわる記憶。
編集スタッフ 田中
(文・スタッフ田中)
どこにいても呼び起こされる、花にまつわる記憶。
いろんな花も緑も、雨の恵みをうけて輝く季節ですねー。
日本は季節ごとの植物がかわるがわる顔をだす土地。だから、どこにいても花にまつわる思い出は呼び起こされるような気がします。
春|花吹雪をつくる、白いユキヤナギ。
もう盛りを越えていますが、ユキヤナギが密生しているところって、とても綺麗ですよね。
これを見るとわたし、小学生の頃にタイムスリップします。登下校の道にこんもりと密生している場所があって、通りすがるときに、そっと枝を握り、先っぽまでビュッとやります。
握りしめた手のひらには、白い花弁がたくさん。
これを友だちや兄妹と互いに花吹雪しあっておりました。あのころは、登下校の途中にあるもの全てが遊び場だったなあ〜ということを思い出します。
初夏|蜜を食べる?!ツツジの花。
これまた小学校のころなんですが、春を過ぎて初夏になると咲き乱れるツツジの花。
実は、花びらの根元に蜜があるんです。花をもいで(さきほどと同様かわいそうなことをしてすみません、、)根元をきゅっと吸いますと、下校途中のおやつになるんですね。
今になってよくよく考えると、うかつに落ちているものを食べているのと変わらず怖いのですが、おなかは壊していなかったな。と思います。これもまた、良き思い出なのです。
秋|あまい香りで思いだすこと。
秋にさしかかる9月下旬、ふわ〜っと香るのがキンモクセイです。
夜遅く、駅からの道を歩いているときに察知すると、どこから香ってくるのかわからないけれど、なんだかいい気分になりませんか。
わたしがこの花を見て思い出すことは、恥ずかしながら「自分の誕生日」です。
10月が生まれ月なもので、「いい香りだなあー、、、あっ、もうすぐ歳をとる!」という流れで。一瞬ずーんと暗くなるのですが、いい香りになぐさめられながら「まあいいか。また一年がめぐってるなあ」などとお茶を濁して帰途につくんですね(笑)。
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こんなふうに急に当時の情景があふれでてくるようなことは、幾度か繰り返し体験したことが多いかもしれない、と気付きました。
強烈な一度きりの思い出が蘇ることも、もちろんあると思いますが、その当時日常の風景がいま目の前に現れてくれるときには、懐かしくて新鮮なものに映るんでしょうね。
入社して丸3年、花好きの店長佐藤や撮影のおかげで、花の知識が増えています。よく使うラナンキュラス、紫陽花、ドウダンツツジ、クリスマスローズ、、、何十年後かにぶわっと蘇る思い出になりますように。
いま楽しみなのは、あちこちで咲いている紫陽花の色や成長を見ること。たまたまオフィスに、撮影でいただいたあじさいがありました。切り花もいいんだよなあと、うっとり眺めています。
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