【スタッフコラム】田中千絵さんの家に、いろんな形のスプーンがある理由。
編集スタッフ 長谷川
文・写真 スタッフ長谷川
子どもと感覚を養う、日曜日の実験。
シリーズ特集「その『働きかた』が、知りたい。」の第4回、田中千絵さん編を先日お届けしました。
お話を聞いた後、「なんだか子育てが楽しみになってきた!」と、わくわくしている自分がいました。結婚すらしていないのに、気が早いことで。
でも、それだけ子育てのヒントをたくさん教わったなと感じたんです。
実はこのインタビュー、4時間近くもお話させていただいて、こぼれ話も満載。
今回はそのうち、子どもだけでなく大人だらけのクラシコムスタッフでやっても面白いだろうなぁと感じた、「田中家のある日曜日の実験」を紹介します。
口当たりのちがい、感じとれるかな?
その実験とは、同じカレーを、ちがうスプーンで食べてみること。上の写真のスプーンは、ぜんぶ田中家のものです。
口当たりや、手に持ったときの微妙な差を感じるための実験なんだとか。
田中千絵さん:
「実際に見たり、使ったりすることが大事ですね。輪島塗の職人さんもおっしゃってましたが、塗りはやっぱり飲んでみて、唇に当たる感じで、ガラスとも木ともちがう漆の温度や質感がわかるって」
子どものころの敏感な時期にやったら、良い体験になりそう!
あえて、「本物」の器を使わせてみる。
輪島塗の職人さんの話にも通じますが、田中家の実験で将来マネしたいなぁと思ったのが、子どもに「本物」を使ってみてもらうこと。
江戸切子のグラスはたしかに値が張るけれど、「持った時のガラスの質感が違うから重い」とか、「この凹凸って削ってあるんだ」とかの差を感じてもらえて、江戸切子の伝統も教えられるわけです。
そして、「これはいいやつだから、大切に使ってね」のひと釘もしっかりと。
田中千絵さんも、叔父であるデザイナー・田中一光さんの事務所でアルバイトをしている時に、さまざまな「一流のもの」「本当に良いと思えるもの」を知った体験が強く印象に残っているのだそう。
僕も、Kay Bojesenのカトラリーや、iittalaの「Kartio」グラスみたいに、長年愛されている確かなものを、しっかり触らせてあげようと思ったのでした。
▲田中千絵さんが手にはめているのは、SHIPSのワークショップで作ったパペット。SHIPSの洋服から出たはぎれを使っているからか、質感も模様もどこかスマート。いいなぁ。
インタビュー、ぜひ下記よりご覧いただけたら嬉しいです。
あらためて、田中千絵さん、ありがとうございました!
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