【北欧さんぽ】デンマーク2:大人もたのしむ遊園地から、自転車だらけの通勤ラッシュ。
編集スタッフ 二本柳
文・写真 スタッフ二本柳
パソコンに向かってお仕事中の方、家事仕事中の方、そして机の上で勉強に励んでいる方も… ちょっとここで一休み。
たっぷりの写真とともに、北欧を一緒に旅しませんか?
本日は「北欧さんぽ」第2回。引き続きコペンハーゲンからお届けしていきます。
湖にたたずむフレデリクスボー城。
北欧散歩は1日目の後半。
のどかな日曜日のデンマークは市内のお店がほとんど閉まっているので、郊外へ出てばっちり観光です。
ということで向かうのは、コペンハーゲンの北西に位置するヒレロズというのどかな町。そこに佇むのがルネサンス様式のフレデリクスボー城です。
豪華絢爛といった内装。
キーンと張り詰めた高貴な空気に包まれます。
真剣に展示を見ていたら肩に力が入ってきました。ちょっと外の空気でも吸いに庭園へ出てみましょう。
お城を囲む湖をさらにぐるりと囲むのは、まぶしいくらいに青い芝。
そこには観光客の他に、のんびりと週末散歩をたのしむ市民らしき人たちの姿も見られます。
フレデリクスボー城に名残惜しさを残しつつ、そろそろコペンハーゲン市内に戻ることに。最寄りのヒレロズ駅に向かって歩きます。
その途中、気になる人だかりが・・・
どうやら蚤の市が開かれているみたいですね。
食器や雑貨がたくさん!
ものすごーく買いたいけれど、まだ初日。
この旅はストックホルムでお買い物をすると決めているので、ここではグッと我慢です。
大人もたのしめる遊園地・チボリ公園。
コペンハーゲンに戻ってみると、時間はもう19時。とはいえ夏の北欧、昼間のような明るさです。
そこで、夕飯がてら夜の遊園地に行ってみることにしました。
ガイドブックによると、1843年にオープンしたという歴史あるチボリ公園は市民の心のふるさとで、ウォルト・ディズニーも参考にしたとか…。ふむふむ。
実際に遊園地へ足を踏み入れてみると、なんとウソなく「市民の心のふるさと」になっているではありませんか。
というのも、園内にいるのはどうやら家族連れやカップルだけじゃない。
テラス席にはビールを片手に談笑中の大人たちや、おじいちゃんおばあちゃんの集団も見受けられるのです。
遊園地で満面の笑みを浮かべる大人たち。
なんだか、いい雰囲気…
コペンハーゲンの遊園地は、子供にだけじゃなく、大人にもやさしい。
大人が大人だけで遊びにくることが自然に受け入れられている、器の大きなテーマパークのようです。
月曜日の通勤ラッシュは自転車だらけ。
日付は変わって月曜日。
朝の8時頃に通りへ出てみると、日本と同じく通勤ラッシュなコペンハーゲンです。
でも日本と違うのは何と言っても自転車の数。
コペンハーゲンが自転車先進国だとは聞いていたけれど、月曜の朝ともなると目を疑うほどの自転車人口です。
しかも皆かなりのスピードでビュンビュン走り抜けていくので、見ているだけで面白い。
かたや満員ぎゅうぎゅうの電車で毎朝通勤する私。かたやこうして自転車で颯爽と仕事や学校へ向かうコペンハーゲン市民たち。
(どちらがいいとかそういう話はいたしませんとも笑)
こういうところで生きていたら、きっと性格も変わるのでしょうか…。
SF世界な王立図書館。
しばらく自転車の通勤ラッシュ風景をアトラクション的にたのしんだ後は、例によって当てどなくてくてく歩きをはじめます。
すると行き着いたのが、まるでここは中世?
お花が咲き乱れるすてきな中庭です。
こじんまりとした空間ですが、中央には噴水があり、周りにはベンチ。
赤いバラも美しく咲いています。
なんと美しい〜!でも、ここはどこ?
こちらはコペンハーゲン港のウォーターフロントに建つ、王立図書館の中庭でした。
タイムトリップしたかのような中世風の中庭を抜けると、次は一気に近未来的な図書館の姿に出くわします。
これまたカッコイイ建築です。
通称「ブラック・ダイアモンド」と呼ばれるこちらの図書館は、その名の通り、光を受けた建物が鋭く黒の光を放ちます。
中に入ってみると・・・
そこにあるのは、静寂。
平日なので机に向かっているのは多くが学生さんでしょうか。
みな黙々と、静かに、真剣に、勉強中・・・
ガラス張りの建物からは、コペンハーゲン港のウォーターフロントが見渡せます。
ちなみに図書館の売店で売っていたアイスクリームさえ、スタイリッシュなデザインでした。
北欧デザインは細部にも宿りますね。
(つづく)
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