【キッチンのすっきり収納術】第4話:使いやすいきれいなキッチンを保つ秘訣。4つのポイント紹介。

使いやすいキッチンの為に、きれいな収納や何も置かない調理台を保つinstagram(インスタグラム)で人気のholonさん。片付けやすいがポイントの収納アイデアに、すっきりとした作業台にしておくコツもご紹介。収納術の他にも数々お聞きしました。調理台の上には水切りかごも置かず、すべて引き出しや吊り戸棚に収納。また食器は白い器を中心に集め、コンロ下の引き出しの中に。100均の収納グッズも極力買わず、牛乳パックを使っているのもポイントです。

編集スタッフ 齋藤

_HOL0543写真 鈴木静華

キッチン収納特集全4話でお届けしています。

holon(ホロン)さんにご紹介いただいた整理術、すぐにでも真似できそうなものばかり。「早速帰ったらやってみよう!」と、取材をした私もじわじわと整理整頓への意識が高まりました。

ですがいざ整理をしたものの、そのあとの継続もとても難しいもののような気がします。

せっかくきれいにしたのに、いつの間にやら元通り……(私はその繰り返しです……泣)

今回はholonさんに「きれいな状態を保つ」ために心がけていることをお聞きしました。


もくじ


 

Point 1

キッチントップは、掃除のしやすさ第1。

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パッと見て特徴的なのが、調理台のすっきりさ。まな板などだけではなく、水切りカゴもありません。どうしてなのでしょうか。

holonさん:
掃除のしやすさを何よりも優先して考えています。物を置いてしまうとまず ”片付け” や ”物をどかす” という段階を踏まなくてはなりません。そうなると掃除をするだけで疲れてしまうんです。

何もなければさっと拭くだけなので、楽なんですよ」

_HOL02822▲吊り戸棚の中に、テッシュを発見。ちょっとした汚れはすぐにこれで拭いているそうです。

確かに掃除って、ただ拭くだけならそこまで手間ではないのですが、その前の段階が結構面倒だったりします。無造作に置いてしまった物をどこに片付けるか考えることから始まり、常備品をあっちに移したりこっちに移したり。

そうしている間に断捨離を始めてしまって、大掛かりな掃除に発展し気付けば数時間、なんて事も。(私だけですかね?)

思い切って何も置かなければ、毎日の習慣がぐっと楽に。清潔な上、時短にもなります。

 

Point 2

収納用品は「引っ越しても使えるか」を考える

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holonさん:
「買ってしまうと、引越し先で使えなくなった場合に困ってしまいます。ここに引越してきた時も、取っ手がついたものが合わなくて手放すことになり、申し訳ない気持ちに。

そのため100円均一のものも、なるべく買わない。できる限り身の回りにあるもの(牛乳パックなど)で代用しています。」

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holonさん:
「その他大きめの収納用品は、キッチンだけではなく他の部屋でも使えるかを考えます。そのためできる限りシンプルなものを選んでいますね。

長年使えるか、そして使いまわせるかを考えて購入しています」

例え収納用品であろうが、できるだけ買わない。そうすることで余計なものが増えたり、合わないまま無理に使うストレスもなくなります。

ずっと必要であり続けるかどうかを、しっかり見極めた上で買い物をすることが大切なようです。

 

Point 3

小さなストレスを失くす、小さな工夫

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毎日使うキッチン。holonさんは小さなストレスを失くすよう、考えて収納しているそうです。例えばラップなどの箱類。吊り戸棚の中は、ラップとアルミホイル、そしてその他のオーブンペーパーなどが分けて収納してありました。

holonさん:
「似たような箱のため、間違えて手にとってしまいがち。そうなるとちょっとだけ面倒な気持ちになってしまうんです。そのため使用頻度を考えて収納場所を変えています。

ラップやアルミホイルなどよく使う物は真ん中の棚に入れて、手に取りやすい下の段に。それ以外はあまり使わないので、端の棚の上の方に入れています」

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その他ちょっとしたストレスを感じるというのがジップロック。取り出してみたら最後の1枚だった、何てことがないように、すべて中身を移して収納しているそうですよ。

これなら一目瞭然です。

 

Point 4

今ある収納に収まる分しか、買わない

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holonさん:
「なるべく、今ある作り付けの収納に収まる分しか買わないようにしています。収納場所を増やしてしまうとそれに伴って物も増えてしまうので、そうならないようにしているんです」

_HOL02352

電化製品も、holonさんのお宅にあるのはオーブンレンジと電子ケトルのみ。トースターや炊飯器もありませんでした。

holonさん:
「便利だからついつい買ってしまいそうになるのですが、使用頻度を考えるとそう高くないものが多いように思います。そのためできる限り持ちません。

ご飯を炊くのも圧力鍋を使っています。火を使った方が時短になるので便利だと思っていて。電子ケトルだけは子育て中ずっと火の側にいるのが難しかったので、利用しています」

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どこを見ても、本当にすっきり片付いているholonさんのお宅。ずっとこのように片付け上手だったでしょうか?

そう質問してみると「社会人になったばかりの時は物だらけの生活でした」との答えが返ってきました。

holonさん:
「きっかけは引越しで、その度に断捨離をしましたね。物が少なくなると掃除のしやすさが格段に上がって、すぐきれいにできるように。子どももできたので安全性も考え、できるだけ物を置かなくなりました」

holonさんも以前はたくさん物を持っていたと聞いて、私もがんばれるかもと、勝手ながら親近感を抱きました。

しっかりカテゴリー分けをして収納することで、全体を把握できる。そうすれば余分な買い物が減り、さらに収納がしやすい状態に。そして片付いていれば毎日の掃除も楽で使いやすいという、良い循環を回すことができるようになるんですね。

holonさんのキッチンを拝見して、そう思いました。

4話でお届けしたキッチンの収納特集、いかがでしたでしょうか?

私は早速、自宅のキッチンを見直したいと思います!

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holon

東京都在住。夫と1歳と5歳のお子さんを持つ4人家族で、ワーキングマザー。センスの良い北欧家具とシンプルで無駄のないインテリアの様子がinstagramで話題に。現在フォロワー数13万人以上の人気アカウント。整理整頓のコツやもの選びの視点を特集された書籍も販売中です。

▽holonさんの書籍


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