【ハワイと暮らし】第2話:フラショーやローカルフードを満喫!赤澤さん流ハワイの楽しみかた
編集スタッフ 塩川
私たちが「会いたい!」とラブコールを送った、ハワイをこよなく愛する編集者・フリーライターの赤澤かおりさんに、全3話でお話を伺っています。
1話目では赤澤さんがハワイに通うようになったきっかけや、多数手がける本づくりについてお聞きしました。
赤澤さんのハワイ愛に触発され、すっかり熱が高まった私たち。特に店長佐藤は「20年ぶりにハワイに行きたくなった」と話します。
今年8月に出版された共著『LOCAL HAWAII』(京阪神エルマガジン社)に掲載されているスポットを中心に、ハワイの楽しみかたやおすすめを教わりました。
▲『LOCAL HAWAII』のカバーは、赤澤さんお気に入りのムームーがデザインのモチーフに。
ビギナー向け!
赤澤さん流、ハワイの楽しみかた
ベストシーズンはいつ?
思い立ったら吉日!冬本番の日本を抜け出して、ハワイに飛んで行きたくなります。旅のプランを立てるためにも、赤澤さんにおすすめの時期を伺いました。
赤澤さん:
「どのシーズンも満喫できるハワイ!例えば今の季節(12月から3月ぐらい)は雨季ですが、一日中ずっと雨が降っているわけではないので十分楽しめます。
雨が降ったあとは虹が出るチャンスもたくさんありますし、そんなときほど植物園に行くと、生き生きとした植物を堪能できますよ。
もし時期を選べるのであれば、個人的には6月のハワイがおすすめ。花がいっぱい咲いていて、夏休み前なので料金も比較的リーズナブルかなと思います」
▲空と花と緑のコントラストが美しい、6月のハワイ(赤澤さん撮影)。
\ 雨が降ったら植物園へ /
P63:LYON ARBORETUM(ライアン植物園)
ショーでハワイを満喫!
P57:ロック・ア・フラ
ハワイは私たち日本人にとって身近な海外。ですが、日本人だらけというイメージもあり、もしかしてちょっと非日常が足りない?そんなときでもハワイを満喫するコツを尋ねました。
赤澤さん:
「私は日本人が多くていいと思うんです。お互い観光客なんですから、恥ずかしがらずに思いっきり楽しまないと!
フラショーやルアウショーと呼ばれるディナーショーなどに、どんどん行って、ハワイの空気を満喫して欲しいんです。
例えば毎週金曜日にワイキキで花火が上がるのは、実はヒルトンホテルのフラショーの演出。ただ花火だけを見るより、ショーのクライマックスとして花火を見たほうが感じることもきっと違うはず。
その他にも『ハワイ・シアター』でのショーや、写真の『ロック・ア・フラ』もおすすめです。
これはロックとフラを掛け合わせたショーで、同行したカメラマンの広瀬さんは取材中で一番盛り上がっていました(笑)
自分を解放してどれだけ楽しめるか。観光も楽しんだもの勝ちですよ」
\ ショーを満喫! /
P60:ROCKIN’HAWAIIAN RAINBOW REVUE(ロッキン・ハワイアン・レインボー・レビュー)
P56:HAWAII THEATER(ハワイ・シアター)
P57:ROCK A HULA(ロック・ア・フラ)
ローカルフードを食べるなら?
P44:パールリッジ・ファーマーズ・マーケット
赤澤さん:
「ローカル気分を味わうなら、まずはファーマーズマーケットに足を運んでみてください。
現地の人との会話を楽しみながら、新鮮なローカル食材を買って自炊するのもいいし、その場で食べられるものも結構あります。
そのほかにも、いま開発が進んでいるオアフ島の西エリア、ワイアナエにある『カハアイナ・カフェ』や『ハンナラ・レストラン』も地元の人たちに交じってハワイアンフードを満喫できます」
P22:カハアイナ・カフェ
\ ローカルフードを食べるなら /
P44:PEARLRIDGE FARMERS’ MARKET(パールリッジ・ファーマーズ・マーケット)
P22:KA’AHA’AINA CAFE(カハアイナ・カフェ)
P23:HANNARA RESTAURANT(ハンナラ・レストラン)
古き良きハワイを知るアンティーク
▲赤澤さんの宝物、古いエアラインのカトラリーやスーベニールスプーン。
ご主人の影響もあり、古いものがとにかく大好き!と話す赤澤さん。
取材の移動中にANTIQUE(アンティーク)と書いてある看板を見つけると、車をとめて立ち寄ることもしばしばなのだとか。
赤澤さん:
「ハワイに行くと必ず立ち寄るのが、アンティークショップ。古い物って、時間をかけて物が渡ってきた匂いとか手触りとか、気配があって好きなんです。
よく行くのは『バリオ・ヴィンテージ』や『サーフィン・フラ・ハワイ』『アンティーク・アリー』『ティン・カン・メイルマン』など。
埃まみれになりながらお店の奥までいって探したり、休日に現地の人が庭に不用品を並べて売っている、ヤードセールなんかも出会いがあります。
今日持ってきたものはどこにでもあるわけではなくて、一見するとガラクタみたいな物の中から、掘り出してきているんですよ」
▲赤澤さんは『アンティーク・アリー』の店主、PAKEさんに会いに行くのも楽しみの一つ。
赤澤さん:
「この布は1960年代のもの。ハワイの地図が描かれていて、出版イベントや、自分の中にハワイが足りなくなると家で広げます。
『ここ行ったな〜』と振り返ったり、よくよく見ると地図なのに島や山を書き忘れていたりして(笑)。
ハワイのそういうお茶目さに『まあいっか』と思えるんです。悪い意味じゃない適当さがちょうどいいというか」
\ 古き良きハワイを知る /
P96:BARRIO VINTAGE(バリオ・ヴィンテージ)
P92*:SURF ‘N HULA HAWAII(サーフィン・フラ・ハワイ)
P94*:ANTIQUE ALLEY(アンティーク・アリー)
P97*:Tin Can Mailman(ティン・カン・メイルマン)
*『Hawaii Vacation Book for Oahu Lovers』(講談社)に掲載
自分で探すこと、感じることを大切に
本を通じて赤澤さんが伝えたいのは、おいしい食べ物や観光スポットだけではないようです。
赤澤さん:
「私たちの本は『自分たちはこういうふうに旅しているから、とにかくハワイに行ってみて』という提案。だからお店もたくさん紹介してますが、もし隣が気になったらそっちに入ったっていいんです。
旅に出るっていうのは実験で、知らないことを見たり、聞いたり、食べたりして、自分がどう化学変化を起こすか。
例えばハワイの人は少しぶつかっただけでも『エクスキューズミー』と言ってくれるんです。その心地よさの後には、必ずいくつか感じることがあると思っていて。
そういうことをハワイで体験して、日本でも実践して欲しい。人間は本来、もっと感じられる生き物だから……」
ハワイの人をお手本にすることで、何か違う生き方のヒントがあるように思えてきました。
3話目では赤澤さんがハワイから学んだことを、店長佐藤との対談形式で伺います。
(つづく)
【写真】広瀬貴子
3、5〜7枚目は 『LOCAL HAWAII』(京阪神エルマガジン社)より転載。
もくじ
編集者・ライター 赤澤かおり
出版社にて雑誌編集を経てフリーに。料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイをこよなく愛し、ハワイにまつわる本を多数執筆。最新作は共著『LOCAL HAWAII』(京阪神エルマガジン社)・『Hawaii Vacation Book for Oahu Lovers』(講談社)、著書『鎌倉 のんで、たべる。』(朝日新聞出版社)がある。 https://www.instagram.com/akalohasunny
▽赤澤さんの書籍はこちらからご覧いただけます。
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