【BRAND NOTE】前編:「きれいキープ」の1分習慣って?すっきり暮らしの達人・引田かおりさんに聞きました
ライター 長谷川賢人
だから、引田かおりさんのお家は「すっきり」している。
引田かおりさんは、その洗練された暮らし方や家づくりから、人気を集めるひとり。
東京・吉祥寺で人気のパン屋さん「Dans Dix ans(ダンディゾン)」や、 “毎日のくらしが少しだけ素敵になる” を提案する「gallery fève(ギャラリー フェブ)」のオーナー、そして自身の体験を綴る著述家でもあります。
どうすれば、引田かおりさんのような「すっきり暮らし」を叶えられるようになるのだろう?
そんな問いを胸に、私たちはご自宅を訪ねました。お話を重ねるうちに教わったのは、具体的なコツはもちろん、掃除の捉え方そのものを変えてしまうという心がけでした。
このきっかけをくれたのは、日用品メーカーのライオンが開発した『ルック おふろの防カビくん煙剤』です。
ドラッグストアやスーパーで、このパッケージを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
水を注いだ容器にセットするだけで、銀イオンを含んだ煙が浴室内にいきわたり、カビの原因菌を除菌して黒カビの発生を防ぐアイテムです。
「煙で」という言葉から、まるで殺虫剤のような危なっかしさを覚える方もいるかもしれません。そのイメージのせいで、どこか及び腰だったクラシコムスタッフもいたのは、正直なところです。
でも、BRAND NOTEでお取り組みする機会をいただき、そのイメージは大きく変わりました。
「銀イオン」という、食器や制汗剤などの身近なところでもよく使われている成分で、誰もが簡単に使いやすく、黒カビのないきれいな浴室をキープする。忙しいときにも「これだけやっておこう!」と助けてくれるアイテム。
上手に使って、すっきりと、心地よく暮らす。そのお手伝いができる読みものをライオンさんと一緒に作りたいね!と、今回のお取り組みを進めることにしました。
そこで読みもの前編では、お風呂だけでなく、お家ぜんぶを気持ちよくするために、まずはすっきり暮らしの達人にアイデアを聞いてみることに。
以前にもご登場いただいた引田かおりさんの新居にうかがって、「きれいキープ」のコツを中心に、お聞きします。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
引田さんの新居におじゃましました!
昨年の夏に、現在のお住いに移られた引田かおりさん夫婦。
以前のご自宅におじゃましたスタッフ二本柳は「リビングに足を踏み入れた途端、不思議なくらい清々しい気分に」なったと綴っていましたが、新居でもその「清々しさ」は相変わらず。
3階建ての中古住宅をリノベーションし、1階には引田さん夫婦が、3階には娘さん一家が暮らします。
あら、2階は?と思ったら、「そのうち使いみちが見つかったときに」と、あえて手をかけず余白のまま残してあるそう。大きく取られた窓から光が差し込み、日中は電灯がいらないほど、明るい室内です。
愛犬のトトは、おやすみタイム。
仕切り窓をすべて取り払い、抜けの良さを実現した引田さんのご自宅。整理整頓はもちろん、掃除が行き届いていて、どこにいても心地よさを感じました。
でも、引田さんがお家をきれいにするのは、シンプルな「気持ちよさ」だけが理由ではないそうです。
引田かおりさん:
「私、実はものすごくネガティブだし、心配性なんです。でも、それで良いことってあまりないでしょう。
どうやったら変えられるかなと考えたときに、自分を支えている暮らしを整えることで、『私は大丈夫』って信じられるんじゃないかと思ったの。そういう思考回路をつくっちゃうんです」
引田かおりさん:
「うまくいかなかったり、嫌なことがあったりしても、『大丈夫、だって毎日、玄関を掃いているもの』と思えば自分を支えられる。そうやって掃除をしていたら、いろんなことが好転してきたんです。
もし、運というものが目に見えたとしたら、ごちゃごちゃの家よりは、きれいな家に行くはず。だって神社の境内はいつもきれいでしょう? それなら、お家を神社みたいにきれいにしてしまおう、と」
引田かおりさん:
「自分に良いことが起きたら『掃除をしているから』と頭で結びつけていくんです。もっとも、その結びつきを『関係ない』と思ってしまったら、たしかに関係はない。
でも、自分のしていることが絶対にプラスになる、力になるって思ったほうがいいじゃないですか。それが義務感になるとつらくなるので、楽しく続けられるやり方でね」
お家を清めて、運を呼び込む。その運は「掃除のおかげ」でやってきた。そんなふうに意味づけることで、暮らしの中の当たり前を大切な時間に変えていく。
だから、引田さんのお家は常に「すっきり」しているのですね。
そんな引田さんに、きれいキープを続ける3つのコツを教えていただきました。
引田かおりさん流
「きれいキープ」 3つのやり方
「ついでに掃除」で気負わずきれい
引田さんのお家は、部屋のどこを見ても、ほこりや汚れが見当たらないように感じます。さぞ、気合いを入れてお掃除しているのかと思いきや……むしろ「気合いを入れない」のがコツのようです。
たとえば、こんなふうに。
・その日つかったふきんで、寝る前にキッチンの水気を拭き取る。
・洗面所で手を洗いつつ洗面台も洗い、手を拭くタオルで水栓も磨く。
・ハンカチや靴下を洗濯かごへ入れる前に、スイッチカバーや家具のホコリをひと拭き。
・メガネのレンズを拭いたウェットティッシュで、パソコン周りもキレイに。
・お風呂に入ったら、体を拭いた「ついでに」バスタオルで浴室の水気もぬぐっておく。
引田かおりさん:
「掃除をするぞ!と動き出すのに、すごく時間がかかる方もいると思うんです。だって、掃除って大変でしょう? でも、ちょこちょこやれば汚れもたまらないし、そこそこきれいなままで保てるかなと」
ゆとりをつくる「とりあえず余白」
引田さんのたおやかさは、どうやらお家のあちこちに設けられた「余白」にヒミツがありそうです。
「どこかに余白があると、新しいものが入ってくるゆとりも生まれます。自分の気持ちにも余裕ができるし」
たとえば、キャビネットの上段に、DMやフライヤー、FAXの控えなどの紙類を「とりあえず」入れておくスペースを。ぎゅうぎゅうになったら棚ごと取り出して中身を選りわけ、また空っぽにします。
愛犬のトトちゃんがすやすやと眠る、そのそばにある扉付きキャビネットには、読み終えた本や雑誌を、とりあえず。
かなりコンパクトなスペースですが、たまってきたら、残すものだけを選ぶそう。
引田かおりさん:
「たとえば、スマートフォンやパソコンも容量が決まっていて、データで重くなると使いにくくなりますよね。だから、ときどき中身を整理すると思います。それと一緒です」
「お客さま目線」で自宅を見直す
友人の家を訪ねたり、外食に出かけたり。そんなときに「あれ?なんでこんなものがここに?」と、妙に気づいてしまうことって、ありませんか? 自分の家だと見慣れているせいか、つい違和感を感じにくくなっているものです。
引田さんは「自分の家でもお客さま目線で見渡してみる」ことを薦めてくれました。
たとえば、食卓のそばの壁にかけられた鏡も、「お客さま目線」から 生まれたアイデア。
窓から景色が見える、壁側の席が定位置という引田さん。ある時、いつも反対側に座る夫が「白い壁に向かって食事をしている」ことに気づきました。そこで壁に鏡を付けて、夫の目にも外の景色が映るようにしたのです。
「お客さま目線」の習慣は、営むパン屋さんのスタッフにも言い聞かせるそう。いつも裏口から入るのではなく、お客さまと同じように入店するだけで、目線が変わって気付けることがあるからです。
引田かおりさん:
「来客用の椅子に自分が座ってみるとか、ゲスト用のアメニティや寝具をたまには使ってみるとか。客観的に点検することで、意外なところの汚れやホコリに気づいたり、もっと心地よい家具の配置を見つけられたりしますよ」
たった1分のひと手間で、きれいはつづく。
引田かおりさんの「すっきり暮らし」を叶えているのは、ちいさな積み重ねであったことを教わりました。
何かのついでに、磨いてしまう。余裕を持って、まとめて片付ける。
ひるがえっていえば、「機会を見つけて取り組もう」と考えたお掃除は、「きれいになった!」といえるのはその瞬間だけ。「きれいが続く」こととは別の問題……なのかもしれません。
そんな「続く」ためのアイテムとして、濡れた浴室でも使える『ルック おふろの防カビくん煙剤』は、うってつけといえます。使うのにかかる時間は1分もかかりませんし、水を入れた容器に缶をセットするだけです。
引田かおりさん:
「お風呂場をすっきり清潔な状態でキープするのは至難の技です。それに『キケン』と書かれた薬剤を使って、マスクに手袋というのは、なかなかやる気が……」
すっきり暮らしを送る引田さんも、悩みは私たちと同じよう。そんな引田さんにも『ルック おふろの防カビくん煙剤』を使ってみていただきました。
引田かおりさん:
「水だけで使えて簡単だし、キレイにしたお風呂場に黒カビをつきにくくする、という発想がいいなぁと思いました。2ヶ月に1回で効果が続くなら、使いやすいですよね」
つづく後編では、ライオンからリビングケアマイスターの吉井和美さんをお招きし、「知っていそうで知らないカビのこと」など、お風呂掃除のポイントを教わりました。
なんでも、「見えていないカビの原因菌」こそがポイントだそうですよ。
(つづく)
▼商品の詳細は以下のバナーよりご覧ください。
【写真】木村文平
もくじ
引田かおり
2003年吉祥寺にギャラリーフェブをオープン。陶芸家、布作家などジャンルを問わず独自の目線でさまざまなものを紹介している。また、同ビル地下一階でパン屋「Dans Dix ans(ダンディゾン)」も営む。著書に『二人のおうち 年を重ねてわかる、しあわせな住まいづくり』(KADOKAWA)、『しあわせな二人 若いころより楽しくて素敵な日々』(KADOKAWA)など。夫・ターセンさんこと保さんはブログ「ターセンの光年記」で日々の暮らしで感じたことを記録、更新中。http://hikita-feve.com/diary/
ライター 長谷川賢人
1986年生まれの編集者、ライター、スピーカー。
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