【子ども服の選びかた】前編:もう無駄にしない!子ども服選びの、シンプルなルール。

編集スタッフ 齋藤

子ども服を前に、自分に呆れてしまう。

気づくと収納スペースにパンパンに入っている、子ども服。

引き出しの奥に入った服は「箪笥の肥やし」と化し、着るのはすぐに手の届く手前のものばかり……これが我が家の子ども服の現実です。

お下がりを含め、お気に入りも間に合わせで買った服も、全てがぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、選ぶのも一苦労。毎朝着替えのタイミングでため息が出ています。

そこで今回の特集では「選びかた」と「収納法」について、以前から気になっていたお母さんに聞いてみることに。

▲左:holonさん、右:悩めるわたし齋藤。

悩める頭を抱えて向かった先は、キッチンの収納特集にも登場いただき、インスタグラムでシンプルながら、自らの哲学を持って気持ちよく暮らす様子が人気のholon(ホロン)さんのご自宅。

保育園へ通う6歳の娘と2歳の息子を育てる、ワーキングマザーでもあるholonさんは、わたしの子ども服選びとはあらゆることが違っていました。

でも、それらはどれも、明日から真似できて、この週末には改善できそうなことばかり!その柔軟な考え方には、きっと勇気をもらえるはずです。

 

二人目の出産を機に、選び方を見直しました

holonさん:
「娘を出産したときには、適正量がわからず、新生児や乳幼児に必要な枚数はネットや本を見て、それに忠実に服を買っていましたね。

だからか、すごい量でした……。しかも、ジャストサイズで買ってしまっていたからすぐにサイズアウトしてしまって。

このときの反省を踏まえて、現在2歳になる息子の産後は選び方を考え直して『1着の寿命をのばし、着ない洋服を無くす』という仕組みにしたんです」

その仕組みこそ、まさに私の知りたいところ。holonさんが試行錯誤の末にたどりついた、服選びのルールを尋ねました。

 


もう無駄な買い物はしない!
holonさんの「子ども服選び」


 

3歳まではワンサイズ上を選ぶ

holonさん:
「まず試みたのは、ジャストサイズよりワンサイズ上を選ぶこと。

3歳(サイズ100が目安)くらいまでは成長が著しいので、大きめを選んでおくと『すぐにサイズアウトしてしまった!』ということが無くなります。

今シーズンは余裕を持って着て、来シーズンはジャストサイズで着るイメージですね。そうしてお気に入りをできるだけ長く着れるようにしています。

娘はサイズ120で、成長もゆっくりになってきたのでジャストサイズを買っていますよ」

ちなみに、息子さん(ジャストはサイズ80)の今夏のパジャマには気に入ったTシャツのサイズ100をゆるりと着ていたそう。

 

オシャレ好きな女の子には…「これは着たくない!」を避けるため、一緒に買い物へ。

▲上下すべて娘さんが選んだお気に入りたちだそう。

娘を持つママの多くが抱える、服や着替えにまつわる悩みは「こだわりが強くって」ということかもしれません。女の子ですもの、かわいいわぁ!と思う反面、忙しい朝に「これは着たくない」と言われてしまうのはできるだけ避けたいもの。

同じように悩んだholonさんが出した答えは「お気に入りを自分で選ばせる」ということでした。

holonさん:
「以前、わたしが勝手に『かわいい〜』と買ってきたことがあったんですが、一度も着てくれなかった経験がありまして……。

それを機に、なるべく買い物は娘と一緒に行くように。

お気に入りを選んでいるので、ものすごいヘビーローテーションだけれど、娘も満足しているし『これでいいのかな』と思っています」

holonさんが、買い物をするときの流れはこんなふうだそう。

1)点検:買い物に行く前に枚数やサイズの具合を点検し、買うものと枚数を決める

2)選ばせる:保育園で着られるもの(スカート、フード付き、前ボタンはNGなど)の範囲内で娘自身に選ばせる

3)作戦会議:娘が選んだものを見ながら話し合い!(なるべく口出しせず、買えない場合もちゃんと理由を言って提案してあげる。サイズがないからこうしよう、など)

※購入先は西松屋やしまむらといったプチプラアイテムが多いそう

 

holonさん:
「せっかく自分で選んでいるので、全否定はしないことが大事かなと思います。

子ども一人で着られない服やサイズが無いなどの理由で購入できない場合も、ちゃんと説明すれば理解してくれるはず!

本人の好みと実用性を両立させるのは難しいけれど、自分で考える練習にもなるのかな、とできるだけ尊重してあげたいと思っています」

 

イヤイヤ期の男の子には、キャラクターできっかけ作り?

holonさん:
「息子はいま2歳を過ぎたころ。まさにイヤイヤ全盛期!なんでも『いや〜』で片付けられてしまいます……。

そんな息子の着替えをなんとかスムーズにできないかな?と取り入れたのが、キャラクター入りの肌着。

好きなキャラクターが入った肌着を着たら、その勢いでTシャツやズボンを着替えられるようになりました。今はこれで着替えてくれるけど、いずれそういかなくなる日も出てくるでしょう。

今回のように、きっかけを作ることは今後も意識したいですね」

 

週の大半は保育園。だから登園目線が基本です。

お話を伺うなかで、そうか!と首をブンブン振ったことがあります。

それは「週に5日は保育園だから、服選びの基本は保育園で着られるか」ということ。わたしは、無意識のうちに「これは休日用、これは保育園用」と分けていたんです。

だから、ちょっとイマイチの服を平日着ていたり、お気に入りなので汚れたら嫌だからと休日にとっておいて、結局全然着なかったり。分けて考えることが、服を増やすことにも繋がっていたんだと気づきました。

holonさん:
「保育園へ通っていると、上下で洗い替えが数枚ずつ必要な年齢もありますよね。

それを考慮すると、子ども服のすべてが保育園で着られる・着たい服だったら大人も子どももストレスが減ると思います。

フードやボタンは保育園ではNGなことが多いので、いくら可愛くても選択肢には入れないようにしています」

保育園で着られるものを基本として選び、子どもたちの特徴を見ながら、着替えを楽しめるような「きっかけ」を作る。

そして、数は少なくても、お気に入りとして選んだそれをフル回転させて着る、という「簡単なルール」。

それらはもしかして、洋服にとっても幸福な選ばれ方かもしれないなぁと感じました。

さて。後編ではholonさんが実践する「子ども服の収納アイデア」についてお届けします。

(つづく)

写真 鍵岡龍門

 


もくじ

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holon

東京都在住。夫と2歳と6歳のお子さんを持つ4人家族で、ワーキングマザー。センスの良い北欧家具とシンプルで無駄のないインテリアの様子がインスタグラムで話題に。現在フォロワー数16万人以上の人気アカウント(@holon_)。整理整頓のコツやもの選びの視点を特集された書籍も販売中。

▽holonさんの書籍


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