【BRAND NOTE】前編:苦手な家事はお皿洗い。いつも食後は憂鬱でした。
ライター 小野民
「食洗機におまかせ」したいけれど…
あなたが苦手な家事は何ですか。
誰もが一度は聞かれたり自問自答したりしたことであろう質問です。
この答えは、浴室やトイレの掃除と並び、「食器洗い」が常連なのだそう。食べることとセットで日々必ず発生することだけに、逃れようがないのも不人気の理由のひとつかもしれません。
この結果に「わかる〜!」と共感しているのが、今回の記事を担当している私、ライター小野。夫と2歳の娘と暮らしていますが、心と体に余裕がないと、まず億劫になるのが食器洗いです。
一方で、掃除や洗濯が、手作業から機械の仕事に変化してきたように、今、食洗機の全国普及率は3割強に上っているそう。
食洗機が一般的になってくると同時に進化しているのが、食洗機用の洗剤。今回ご紹介するのは、日用品メーカーのライオンのジェルタイプ食洗機用洗剤「クリスタ」です。
手洗い派の私が、今回取材をして知ったのは、食洗機は持っているけれど上手に使えていない、導入を検討しているけれど汚れは本当に落ちるの?など、「機械に頼りたいけれど頼りきれない」方が多いのだということ。
ならば、食洗機を上手に使うコツを知りたい。前編はレクチャー編として、食洗機と洗剤に関する素朴な疑問のあれこれを解決していくことになりました。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
食洗機を正しく活用するために!
私たちが知りたい「3つの疑問」
▲暮らしのマイスター杉本さん(左)とスタッフ渡邉(右)
ライオンには、「暮らしのマイスター」という長年研究を積んで専門知識を持った社員が、家事や健康などさまざまな分野で、役立つ知恵を開発し発信しています。
今回は、リビングケアマイスターである杉本美穂さんが、私たちの疑問に答えてくれます。
食洗機ユーザーの代表として生徒役を買って出たのは、「北欧、暮らしの道具店」のお客様係として働く、スタッフ渡邉。1歳児の育児に奮闘中で、つい先日、産休・育休を経て職場復帰したばかりです。
育休中に仕事復帰を視野に入れて、ビルトインタイプの食洗機を使い始めたそうですが……
スタッフ 渡邉:
「食洗機にすごく助けられています。だけど、たまにうまく使えていないなぁと感じることも。今日はいろいろと教えてほしいです」
とのこと。渡邉が悩んでいる3つの疑問について、杉本さん、教えてください!
食洗機ビギナーの素朴な疑問(1)
予洗いは、どこまですればいいですか?
スタッフ 渡邉:
「離乳食のおかゆが入っていた容器にご飯粒がこびりついてしまい、そのまま入れたら取れていないことが何度かありました。
ミートソースやカレーなど油汚れがベッタリついたお皿や鍋も、うまく洗えないのでは……と不安になって結局手で洗ってしまうことがあります。
予洗いの加減が分かりません」
杉本さん:
「食洗機で洗浄できるものの原則は、手でなでて落ちるくらいの汚れ。この基準を目安にすると分かりやすいですよ。固まってこびりついたり、焦げついた汚れは落としきれないことがあります。
米粒などデンプン質の汚れはとくに、洗浄の間に落としきれていないと、その後の乾燥工程でかぴかぴになってしまい、余計に取れなくなってしまうんです。
食べたあと、乾いて取れにくくなっている汚れは、水につけておくことを心がけてみてくださいね」
食器の中に水を注いでおいたり、水を張った洗い桶に入れておいたり、調理に使った鍋などに入れておいてもOK。
杉本さん:
「お子さんの世話中など、すぐに洗えない時もありますよね。
そんなとき、水に浸けて置いてある食器がシンクにたまっているのを見ても、洗えていないことに罪悪感を感じないで、『洗う準備をしているんだ』と捉えてほしいです。食洗機に入るのを待っている間に、ある程度汚れが落ちるんですから」
なるほど、この考え方はすてき。「シンクにたまっている食器は、『早く洗え〜』とじっとこっちを見ている感じがしちゃう」と言っていた渡邉も、杉本さんの言葉にほっとした表情でした。
\マイスター杉本さんの技/
ひどい汚れは「スクレーパー+ティッシュ」で
続いて、ひどい汚れの予洗いは、どの程度まで落としておけばいいのでしょう。
杉本さん:
「ベタベタの油汚れを取るときには、スクレーパーが便利ですよ。スクレーパーも使用後に、一緒に食洗機に入れましょう」
油汚れのお皿を水で流してから食洗機に入れていては、汚れたシンクをキレイにするために、洗剤やスポンジ、水を使うことに……。ティッシュペーパーでスクレーパーが集めた汚れをとれば、水も使わずゴミも少なくてすみます。
目安はこの時も、手でなでて落ちるくらいの汚れ。ここまでくれば、あとは食洗機にお任せできます。
▲カレーのお皿(右)も、スクレーパーだけでこんなにきれいに(左)
食洗機ビギナーの素朴な疑問(2)
調理器具も、お皿と一緒に洗えますか?
こんなものも洗えるの?というものこそ、実は食洗機が得意とするところだそう。
杉本さん:
「人の手で洗いにくい複雑な形状のものほど、ぜひ食洗機で洗ってみてほしいですね。洗浄液が全体に行き渡るので、ザル、下ろし金、すり鉢や五徳も洗えます」
ただし、すりごまのカスなどの残菜フィルターを通り抜けてしまうものは要注意。洗浄液に混ざって他の食器についてしまうことがあるので、しっかり取って置く必要があります。
「クリスタ」には、手洗い用の洗剤には入っていない、油汚れの膜をはがしとる成分や酵素も配合されているから、どうしてもベタつきが残りがちな魚焼き器もすっきり。
ただし、食洗機NGの調理器具や食器もあるので、「クリスタ」のパッケージや、食洗機の取扱い説明書を参考にしましょう。
一例として、金縁の食器は食洗機で洗うことはできません。また、木製のものも変色したり、割れたりして使えないものが多いので、新しい食器を購入するときには、食洗機OKかどうかチェックを。
▲スタッフ渡邉の家にあった、食洗機で洗えないもの。金色の縁は熱や洗浄成分で変色してしまったり、竹製品はささくれだったりします
食洗機ビギナーの素朴な疑問(3)
洗い残しのない、正しい食器の置き方は?
3人暮らしの渡邉は現在、平日は夜に1度食洗機を回すので、ついぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうといいます。適正な量はどのくらいなのでしょうか。
スタッフ 渡邉:
「たくさん入れすぎたのか、洗えていないところが残っていたり、途中で止まってしまったり、ということがありました。食器の向きや入れる量で気をつけることはありますか?」
杉本さん:
「大切なのは、洗浄液が汚れにあたるようにセットすること。多くの機種で、水は食洗機の中心から吹き出すので、汚れている面を、中心・下向きの原則で入れておきましょう。洗浄液が入り込まないといけないので、食器の間に隙間を作るのも大事。少しの隙間が開いていれば、大丈夫ですよ」
箸は下向き、その他のカトラリー類は上向きに立てて入れます。
プラスチックの蓋、お弁当箱や水筒のパッキンなどの小さいものや軽いものは、食洗機の水の噴射力で飛んでしまう場合があるので、他の食器を重しにしたり、庫内のでっぱりにつっかかるように置いたり、工夫してみましょう。
いつも渡邉が1回に洗う量を、杉本さんが入れてみるとこんな感じ。
ポイントを押さえて入れれば、このくらい重なっていてもまんべんなくきれいになります。
日々のお手入れは、残菜フィルターにたまったゴミを取り除くだけ。庫内は食器と共に使うたびに洗われているので、特別なお手入れは必要ありません。
ちなみにドア周辺のゴムパッキンは、たまにキッチン用のアルコール除菌剤をしみこませた布で拭くなどがおすすめ。数日使わない日が続いて臭いなどが気になったら、食器を入れずに食洗機洗剤のみを投入して運転してみましょう。
空いた時間で何しよう?新しい家事のかたち
杉本さん:
「使い方のコツは分かりましたか?食器洗いを機械に任せて生まれたゆとりを、家族や自分自身のために使ってくれたら嬉しいです」
杉本さんは、便利さはもちろん、気持ちの上でのメリットを何度も伝えてくださいました。実際、渡邉は食洗機を使うようになってから、「プレッシャーがなくなった」と言います。
食洗機に任せることによって得たものとは?後編では、食洗機のある生活によっての変化を探ります。
(つづく)
【写真】鈴木静華
もくじ
ライター 小野民
編集者、ライター。大学卒業後、出版社にて農山村を行脚する営業ののち、編集業務に携わる。2012年よりフリーランスになり、主に離島・地方・食・農業などの分野で、雑誌や書籍の編集・執筆を行う。現在、夫、子、猫3匹と山梨県在住。
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