【ただいま収穫中!】野菜をおいしく使うために。冷蔵庫の余り野菜を一掃するコツって?
坂ノ途中 倉田
こんにちは!京都の八百屋「坂ノ途中」の倉田です。
わたしたちは、農家さんのじっくり時間をかけて育てた「そのときいちばんおいしい野菜」や「ちょっと珍しい野菜」を詰め合わせ、全国へお届けしています。
お届けする野菜のラインナップは、毎週変わっていきます。季節を感じる楽しみがある一方、どんなものが届くかわからないって、ちょっぴり不安でもありますよね。
そこで今回は、このコラムでレシピを作成しているスタッフ原田に、野菜をおいしく楽しく使うために、いつも考えていることを聞いてみました。
スタッフ原田。このコラムや毎週発行の読みもの「坂ノ途中だより」でレシピを作りつつ、東京の店舗にも立っています。
余り野菜を一掃する「鉄板レシピ」と「頻度」を決めておく。
ちょっとずつ残った野菜。まとめて使い切ります。
スタッフ原田:
「野菜を少しずつ使っていると、だんだん切れはしがたまっていくことってありますよね。
2週間に1回や月に1回、そういう残った野菜を全部まとめて使い切る、と頻度を決めておくと無駄がなくなります。
でも、何を作ろう?と毎回考えていると、使い切りがちょっと面倒に……。おすすめなのが、自分の「鉄板レシピ」を持っておくこと。
メニューは、ほんとうに簡単でいいんです。たとえば、具だくさんの豚汁、ドライカレー、ミートソース、夏なら揚げびたしや浅漬け。どれも、切れはし野菜を何でも入れられます」
先ほどの写真の残り野菜が、まとめてドライカレーと浅漬けに変身!
スタッフ原田:
「とくにカレーやミートソースはお子さんが大喜びするメニュー。
まとめて使い切りは、野菜室が空っぽになり達成感があるし、この野菜を入れてもおいしいんだ!と発見があって楽しいですよ」
冬においしくなる「青菜」のおひたしは、アレンジ自在!
おひたしのバリエーション。左上から時計回りに、かつおぶし、しらすと梅干し、セロリと長ネギの中華風、ラディッシュとベーコンのマスタード風味。
スタッフ原田:
「これから寒くなると、青菜がぐっと甘くなってきます。このおいしさを味わう定番メニューがおひたし。
でも定番であるからこそ、家族も自分も飽きてしまって、またおひたしか……と思うことも。
そんなときはぜひ、うまみのある素材を合わせてみてください。ちょっとだけ残った焼き魚やお肉、冷蔵庫にあるしらすや海苔、といったもので構いません」
左上から時計回りに、酒蒸ししたしめじ、白和え、焼き鮭、ナムルに海苔。
スタッフ原田:
「具材を変えるだけで、バリエーションはとっても豊富に。おひたしから表情が変わって、新たな一品になってくれますよ。
酸味があるものを合わせると色が変わるので、食べる直前に和えるようにしてください」
旬の野菜を食べよう!
坂ノ途中の「旬のお野菜セット・Sサイズ」11月の一例。根菜が主役になってきます
スタッフ原田:
「そして、八百屋としてお伝えしたいのが『旬の野菜を食べよう!』ということ。
野菜は生きもの。個性があります。
同じ小松菜でも育てた農家さんによって姿が違っていたり、同じナスでも夏のはじめと終わりでは味わいが違っていたり。
夏はすくすく育っているのでみずみずしく、秋が近づくと生長がゆっくりになるので厚みがあり、しみじみとしたおいしさに。包丁を入れた時の感触も変わります。
旬の野菜の料理には、そんな変化を感じられる楽しさがありますよ!」
***
坂ノ途中の扱う野菜は、提携する農家さんたちが、農薬・化学肥料に頼らず、土の力を大切に丁寧に育てたもの。
だから、畑の息づかいや自然の手触りも、野菜とともにたくさんの方にお届けできたら……と思っています。
これからの時季、大根やかぶが登場し、葉物もどんどん甘く味わい深くなっていきます。
冷たい風、暖かい日だまり、ゆっくり時間をかけて育つ野菜たち。そんな冬の畑の空気感を、ぜひ感じてみてください。
▽旬の野菜が届く、お試しセットはこちらから。
倉田優香
環境負荷の低い農業でつくられた野菜を全国へ届ける『坂ノ途中』の広報。1984年、福岡県生まれ。もともとは電機メーカーでバイヤーとして働いていたが、2年ほど前に『坂ノ途中』へ転職。広報のほか、東京にある店舗「坂ノ途中soil ヨヨギ garage」、「坂ノ途中soil キョードー」を担当する。いちばん好きな野菜はナス。自己紹介はコチラ。
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