【BRAND NOTE】柳沢小実さんに伺う手帳術。やるべきことに追われる毎日を、書いて「整理整頓」しませんか

編集スタッフ 塩川

毎日「やるべきこと」と「やりたいこと」がいっぱいだから……

年齢を重ねるにつれ、1年があっという間に過ぎていく感覚はありませんか?

仕事や家事に加え、友人との食事や自分磨きの習いごと、先々の旅行の予定など、わたしたちの毎日には「やるべきこと」と「やりたいこと」が山のよう。

頭の中に次々と浮かぶ物事に追われ、慌ただしく1日が終わっていきます。

そんな気ぜわしい日々のループから、抜け出すヒントを与えてくれたのが「手帳」という存在でした。

今回のBRAND NOTEでは、ぺんてるの水性ゲルボールペン「エナージェルクレナ」とともに、手帳活用術をエッセイストの柳沢小実(やなぎさわこのみ)さんに伺います。

まるで雑貨のように愛らしいクレナは、大人の女性に向けて新たに開発されたボールペン。

なめらかな書き心地で速乾性があり、文字がくっきりと鮮明に見えるので、手帳のおともにぴったりなペンなのです。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 

全部覚えておくのは大変。だから記憶はすべて手帳に委ねる

スケジュール管理は手帳ひとすじ。柳沢さんにとって手帳は「秘書」であり「人生の併走者(へいそうしゃ)」だと話します。

さっそく愛用の手帳を拝見してみると、仕事のスケジュールをはじめ、中国語やインドカレーなどの習いごとや先々の旅行の予定が、こと細かに書き込まれていました。

誰にも平等に流れる1日の時間を、柳沢さんはとても効率的に過ごしているように感じます。

柳沢さん:
「日々の予定を全部頭の中で管理することは、とても大変だと思うんです。漠然とした物事を気にかけていると、それだけで『あれもこれも』と忙しい気分になりますよね。

だからわたしの記憶は、手帳に全て委ねることにしました。頭の中身を手帳に書き写している感覚です。

予定を時間に落とし込んでいくと、意外と『余白の時間』が確認できて、気ぜわしさから解放されると思いますよ」

柳沢さん:
「それに頭の中だけで予定を立てていると、どうしても見積もりが甘くなりがち。きちんと『書く』ことで頭の中を整理し、冷静に判断できるのではないでしょうか。

先々の予定を見通して『このスケジュールは厳しそうだな』と思ったら調整したり、自分自身を俯瞰で見るためにも、手帳は暮らしに欠かせない存在です。

スマホなどデジタルでスケジュールを管理するのも便利だとは思うのですが、やっぱりわたしは紙に書かないとダメで。パッと自由に書きたいんです」

 

目的ごとに整理整頓。柳沢さんと5つの手帳

暮らしに手帳は欠かせないと話す柳沢さんは、昨年、全部で5つの手帳を活用していました(すごい!)。

1.  スケジュール手帳
メインの手帳。仕事もプライベートも全てこの手帳に書き込む、秘書のような存在。

2.  ハウスキーピング手帳
掃除洗濯など家事の記録、家計簿、作った料理のメモなど「家事のすべて」を書き留める。

3.  趣味手帳
習いごとの予定や、関連するイベントごとを書き込む。一つのことを突き詰めたいときにおすすめ。

4. 旅手帳
旅の細かな予定はもちろん、旅先で訪れたお店などのショップカードを貼り、のちにガイドブック代わりにも! 基本的にひと旅、一冊。

5. 家づくり手帳
昨年建てられたご自宅の家づくりに活用。週ごとの決めごとが多かったため、ノートではなく手帳にしたのだとか。

柳沢さん:
「メインの手帳以外は、モチベーションを高めるために書いているという意味合いが強いので、極力時間をかけず、書き忘れても『まあいいか』と無理なく続けるようにしています。

例えばハウスキーピング手帳はマンスリータイプなので、一ヶ月の家事の頑張りを見渡すことができ『これだけできた!』と気分も上がります。

また、記録が残ることで家事のルーティンを考えるときに便利なんです。

掃除などの家事はまとめた方が効率的だなと感じていて、平日は仕事で忙しい分、土日のどちらか3時間でギュッと家事をするようにしました。

もともとズボラなので、できるだけ楽をしたいんです。手帳で行動を俯瞰して、普段の暮らしをどう簡単にできるか、仕組みを考えては実践しています」

手帳を分けることは少しハードルが高いようにも思えますが、情報をわかりやすく整理整頓することで自分と向き合い、頭も気持ちもすっきり整うのではないでしょうか。

柳沢さんは「もう何にも覚えていられなくて。頭の中は、できるだけ空っぽにしておきたいんです」と穏やかに笑います。

毎日を効率よく過ごすには、頭の中に「余白」を作ることがキーワードなのかもしれません。

 

三日坊主から卒業!続く理由は「手帳選び」にありました

数々の手帳を活用し、暮らしを効率化している柳沢さんとは対照的に、わたし・塩川はそもそも手帳を書くことが長続きせず……。

毎年意気込んで手帳を手にするものの、数ヶ月後には真っ白のまま1年が過ぎ去ってしまうことがしばしば。

どうしたら毎日続けられるのでしょう? 素朴な疑問を柳沢さんにぶつけてみました。

柳沢さん:
「手帳はライフスタイルや目的に合った『フォーマット』選びがポイントです。

『マンスリータイプ』の手帳は、1ヶ月単位で予定を見通したい方や、さきほどご紹介したハウスキーピング手帳や趣味手帳など、モチベーションアップに活用できます。

『ウィークリータイプ』は書き込めるスペースが小さいので、時間管理というよりは今日の課題などを書き込む、3行日記にちょうどいいのではないでしょうか。

『週間バーチカルタイプ』はスケジュールを細かく管理したり、時間を生み出す工夫をしたいと考えている方におすすめですよ。

私は高校生のころから、ずっと週間バーチカルを愛用しています。気に入ったレイアウトが見つからないときは、自作していたこともありました。

もし今お使いの手帳が書きづらかったり、続かないと感じたら、買い換えるのもひとつです。

出費はかさんでしまいますが、1年間使うものですから。ストレスフリーなものを手にしていた方が、毎日を心地よく過ごせると思います」

わたしがいつも選んでいたのは、マンスリーやウィークリータイプの手帳でした。

確かに仕事のスケジュールを管理するにはスペースが足らず……、三日坊主になってしまうのも納得です。

そして柳沢さんおすすめの、時間軸が縦に書かれた週間バーチカル手帳に興味津々! 長年愛用しているからこそ、パッと一目で分かる工夫がたくさん詰まっていました。

後編では柳沢さんの手帳術と、クレナの書き心地について詳しく伺っていきます。

(つづく)

▼エナージェル クレナの詳細はこちら

【写真】鈴木静華

 


もくじ

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柳沢小実
(エッセイスト・整理収納コーディネーター)

衣・食・住・旅にまつわる著書多数。収納好きが高じて、整理収納アドバイザー1級を取得。ラクチンですっきりな収納法を日々研究している。近著は今年1月に発売された『これからは、がんばりすぎない 40歳からの暮らし替え』(大和書房)。 http://www.furarifurari.com


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