【クラシコムの社員食堂】食欲がなくてもサッパリと食べられる!雑穀ごはんの「ちらし寿司」
まきあやこ
▲右上に置いたグラスと比べると、このボウルの大きさが伝わるかもしれません……
こんにちは、社食担当まきです。暑さが戻って、また夏らしい毎日ですね。
今週は、食欲のない日でもさっぱりと食べられる「雑穀ちらし寿司」の昼ごはんです。
今週のメニュー
◎雑穀酢めしのちらし寿司
◎実山椒入り塩肉じゃが
◎きゅうりのたたき
◎たまご焼
◎なすとみょうがのおみそ汁
「ケ」の日のちらし寿司
スタッフのみなさんに「いくらでも食べられます!」と大好評だったのが、雑穀で作ったちらし寿司。
「ちらし寿司」というと、混ぜ込む具をいろいろ炊いて、トッピングも魚介を豪華にカラフルに……という「ハレ」の日の料理という印象が強いかもしれません。
でも、具材を絞って、のせるものを野菜中心にすると、意外にシンプルに作ることができて、日常の「ケ」の食卓にもフィットするんです。
今回は牛肉や油揚げ、切り干し大根などを甘辛く炊いたもの、季節の枝豆なんかをざっくりと混ぜ込んで、トッピングにはスライスして塩揉みした黄色いズッキーニ、常備菜の紫キャベツのマリネ、ホワイトセロリやエゴマの葉を刻んだものをのせました。
お酢のさっぱり感と、具の甘辛さ、雑穀や野菜のたのしい食感で、ぺろりと食べられる夏らしいちらし寿司。お家であれば、このお寿司と簡単なお汁があれば立派な一食になりますね!
自家製・実山椒の塩漬け
そして今回もうひとつ好評だったのが、実山椒入りの塩肉じゃが。こちらには、今年山で摘んで塩漬けにしておいた実山椒を使いました。
雨上がりの山の中で、びしょ濡れになりながら採った山椒。その時の季節や空気を閉じ込められるのが、保存食のいいところですよね。
こうしてお料理にする時にまた、それらを鮮やかに思い出して、季節の恵みに感謝できるのは、お料理をしていてしあわせを感じる瞬間のひとつです。
「これはどうやって作るんですか?」「今日のおいしかったです!家でもやってみたいです。」などなど、スタッフのみなさんとのおしゃべりもたのしい社食時間。
今回は「実山椒の塩漬が冷蔵庫にあるけれど、使い方がわからない。」という質問がありました。
そんなときは、白いごはんに混ぜて食べるのがいちばん簡単でとってもおすすめ! おむすびにもぴったりです。ご自宅に眠らせている方は、ぜひお試し下さい。
では、また来週。
まきあやこ
料理家 Food producer / stylist、ケータリングチームPerch.主宰。2013年よりFOOD unit GOCHISOとして活動を開始。テーマ性のあるオーダーメイドのケータリングやお弁当、イベントでのフードコーディネーションを手がける他、フードスタイリング・レシピ開発などを中心に活動中。
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