【店長コラム】大好きなインテリア。家具の配置やコーディネートはどんなふうに考えている?

店長 佐藤

「インテリアの計画って、どう立ててますか?」

昨年から各地でトークイベントをさせていただいているのですが、「家具の配置やコーディネートなど、インテリアの計画ってどんなふうに立ててますか?」というご質問をいただくことが多々あります。

口頭でインテリアについて具体的に話すってなかなか難しくって、いつかこのご質問の答えの一部になるようなコラムを書けたらと思っていました。

インテリアって大抵の場合が好みの世界で、「正解」はないと思います。

フィットする暮らしならば、自分にとって居心地がよければきっとそれでオッケー。

と考えると、今日のコラムに書くことについてもほとんどがわたし自身のインテリアの好みであって、セオリーとか正解ではないと思って読んでいただけたらありがたいです。

 

「どうしたいか」より先に「どうしないほうがいいか」から考える

(賃貸契約が有効になったあと、引っ越し当日まで新しい家具を入れたり飾りつけをしてイメージを固めていた時の様子です)

わたしはゼロからイチ以上を創造していくのが、そんなに得意なタイプではありません。

例えば「こんなお弁当箱ね」と言われたほうが、そのお弁当箱という「ある制約」のなかでどんなおかずを詰めよう、どんなふうにしてパッと蓋を開けたときにトキめくお弁当にしようかとそこから先はアイデアが止まらなくなるタイプです。

わたしにとって出会った物件は、ある意味でそんなお弁当箱のようなもの。

インテリアを考えるときもその癖がついつい出てしまうのか、これから住むと決まった空っぽの物件を見たとき真っ先に考えるのは「この物件でしないほうがいいことはなにか」という制約から。

「あんなふうにしたい、こんなふうにしたい」というふうに考えるのはそのあとになります。

 

今のマンションで「しないほうがいい」と思ったことは?

以前のマンションは全体的に床も壁も窓枠も建具も白っぽい物件でした。

でも今回のマンションはちょっと違って、フローリングも建具も窓枠も巾木も、そしてシステムキッチンに至るまで……。ナチュラルな木目の面積がかなり増える印象でした。

そこで決めたのは、

「いま以上に木目調の家具は増やさないほうがいい」

ということでした。

「天井から下げるペンダントライトも白はやめたほうがいいかもしれない」とも。

木目の要素が増えすぎると、自分の好みのインテリアの雰囲気から少しだだけ離れてしまうかもしれないと思ったのと、黒い硬質なイメージのライトを下げることで空間を引き締める必要を感じたのだと思います。

(近所の古道具店でフォルムやデザインがちょっぴり個性的な黒いペンダントライトを選びました)

リビングダイニングに食器棚も置かなければいけない間取りだったので、結婚してから長年使ってきた味わいのある木の食器棚を手ばなし、白い要素を面積として増やすために食器棚は買いかえることを決意!

ふだん使いの食器はシステムキッチンに収納するとして、新たに買い足す家具は「食器棚」と「飾り棚」を兼ねたものにしたら楽しくなるかもとIKEAのビリーシリーズの書棚を買うことにしました。

物件を借りてから実際の引っ越しまで少し時間があったので、空っぽの部屋だったところに、新たに買った家具や自分で運びこんだ色々を並べていく作業は本当に楽しいものでした。

イメージしていた絵が、だんだん現実に、立体になっていくー!と。

 

こうやってちょっとずつ部屋ができていきました。

▲ IKEAのビリーシリーズの書棚が届いた日に撮った写真です。

胸くらいまでの高さの書棚は3個セットで、なかなかリーズナブルなお買い物をしてしまいました。

どんなふうに雑貨や食器を並べようかと、いくつかの雑貨を置いてみてなんども遠くから見ては写真を撮ってみるの繰り返し。

そうすると、なんとなくですが良きバランスが見えてきたりします。

▲初めて黒いペンダントライトを吊り下げてみた日に撮った写真。

この真下にダイニングテーブルが運ばれてくることを想定しました。「うん、黒いライトにしてよかった」と安心できた瞬間。

リビングの隅っこに吊り下げているドライフラワーと黒いライトとの重なりなども写真を撮ってみて確認しました。

インテリアは写真に撮ってみると、肉眼で見る以上に配置のバランスを確認しやすいので、インテリアの仕事をしていた頃から癖みたいになっています。

▲椅子も既に持っているものが合うかどうかを確認したくて、一脚だけ持ち込んでみた日に撮った写真。

黒のペンダントライトと、椅子の黒いスポークの部分が合うかもしれない。両方とも黒の部分がインテリアを引き締めてくれそうとワクワクしたのを覚えています。

▲リビングダイニングでの見せる収納にチャレンジするのは初めてなので、棚に並べるものは色数をおさえようと決めました。

こちらもせっせと食器の一部を運んで棚に並べてみて、イメージを固めたりしていきました。(こういう作業にプライベートで労を惜しまないところ、我ながらどうかしているなぁと思います、笑。もう、これは「偏愛」ですね)

▲このコラムを公開する前日。直近の我が家の様子を撮ってみました。

だいぶんモノが増えて、カゴも増えていますね〜(笑)。植物も増えています……。

ダイニングテーブルは結婚したときから使っている無印良品のもので(現在は廃盤)15年選手。

実際に引越しをしてから半年が経ちましたが、壁側に配置する家具を白いものに買いかえて、壁と同化するようなイメージで白の面積を増やせたのはやはり良かったかもと感じています。

まだまだ、部屋づくりにまつわる偏愛的な奮闘はつづきそうです。

 

▼オリジナルブランドのアイディアが生まれる場所ということで、先日公開の特集で我が家が特集になっています。

 

▼個人アカウントでもInstagramやってます。
最近のインテリア事情も頻繁に投稿していますー。

 


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