【わが家の朝支度】夫を頼る。娘を頼る。家族のチームプレーで機嫌のいい朝時間(引田あずみさん)
編集スタッフ 二本柳
1日を気持ちよく始めるための朝の支度を、さまざまな方に伺う連載「わが家の朝支度」。その人らしく「朝支度」を進める工夫や、こだわりについてお聞きしています。
今回ご紹介するのは、レシピサイト「for LIFE KITCHEN(フォーライフキッチン)」を主宰する引田あずみさん。「お家でごはんを食べましょう」をテーマに、たくまたまえさんや中西なちおさんをはじめとした人気料理家の家庭料理を紹介しています。
現在は、3歳の娘・つむぎちゃんと夫の3人暮らし。
朝は出勤時間が遅い夫に子どもをたくし、この時間で家事をぎゅぎゅっと詰め込むのが引田さんスタイルです。
パジャマでいるとスイッチが入らないため、朝食が終わったらまずはじめに着替えとお化粧を済ませるのだそう。
そんな引田家の朝支度の様子をのぞかせてもらいました。
家族のチームプレーを発揮。
引田家の朝支度
8:00 家族の起床後、朝食の準備
8:10 朝食
8:40 着替え、お化粧など自分の支度
9:00 (夫が娘と遊んでいる間に)洗濯、掃除、洗い物など家事スタート
10:00 夫を見送り、出かける前に朝遊んだおもちゃを片付ける
10:30 娘の習い事、公園などに出かける
朝ごはんは
自分で上手に食べられる工夫を
引田さん:
「朝は弱く、家族みんな起きるのが遅いので、軽めの朝ごはんにしています。
作れるときに『for LIFE KITCHEN』で紹介してる桑原奈津子さんのスコーンを作り置きして、冷凍保存。朝ごはんは、それにヨーグルトやグリーンスムージーなどパパッと出せるものを合わせて。グラノーラも作り置きしています。
ここで大切にしてるのは、子どもにある程度まかせて食べられるということ。『アンティークスタミゼ』のホーロー皿は大活躍です」
「ホーローは薄くて軽く、そして何より割れる心配もない。安心して子どもの前に置いておくことができます。がしがし洗える気軽さも良いですよね。
朝は私もやることが盛りだくさん。娘も少しずつ自分でできることが増えてきたので、ずっと注意していなくても済むように、工夫できるところは工夫したいなと思ってます」
夫は子どもと団欒
私は家事の集中タイム
引田さん:
「夫は出勤がのんびりで、夜は帰りが遅い。なので朝は子どもと触れ合う貴重な時間のようです。
娘も幼稚園に通い出したら今のように時間を確保できないと思うと、いっそう愛おしいのだと思います」
「そんな朝は、夫と子どもの団欒時間。
二人が遊んでいるうちに、私は洗濯、掃除、洗い物…… と朝のうちに家事をなるべくまとめるようにしています。
そうすれば、夫が出勤したらすぐにバトンタッチして、娘と出かけられるので」
娘のお手伝いを積極的に頼る
引田さん:
「最近、つむぎはお手伝いが好きになりました。
たたんだ洗濯物を各部屋に運んでもらったり、コロコロをしてもらったり、係を任命すると喜んで手伝ってくれます。
ときには私が自分でやった方が完成度が高いこともあるけれど、そんな娘に私も積極的に頼るようにしています。この時間は大切なコミュニケーションにもなっているんです」
酵素シロップは朝の楽しみ
引田さん:
「季節のフルーツで作った酵素シロップを、炭酸で割って飲むのも、毎朝の楽しみ。
夏バテ防止ドリンクと思って、家族にも飲ませています」
支度完了!そのお出かけバッグ、何が入ってる?
【愛用バッグ】
かごバッグ(福岡の「hana to life」で購入)
【バッグの中身/左から時計回りに】
・お財布
・鍵
・携帯
・ポーチ
・タオル
▲バタバタしがちな出先に慌てず済むよう、バッグは玄関のとなりの寝室が定位置。
引田さん:
「まわりのママからは『少ない!』と驚かれますが、荷物が多くなるのが嫌いで、いつも必要最小限です。
娘のもの(おむつやおもちゃ、ジュースなど)は、娘用のリュックやバッグに。自分の荷物は自分で持てるようにしています。
夏はかごバッグが魅力的に感じますね。暮らしに溶け込んで使いやすいので、バッグをはじめ、家の中にもおもちゃ箱や野菜かごなどインテリアとしていくつも使ってます」
家族を頼って、機嫌のいい朝支度を
夫が子どもと遊べる時間に家事をまとめる。子どもが自分で食べられるよう工夫する。自分の荷物は自分で持つ……
引田さんの朝時間は、家族の連携が要のようです。
自分でやってしまえば早いかもしれないし、失敗しないよう見張ってる方が楽かもしれない。けれど、それはときに「自分ばっかり」という思いにつながることも。
引田さんの効率を考えたおおらかさは、家族全員のご機嫌にも繋がっているようでした。
「日に日に娘も『できること』が増えてきたので、今後は朝ごはんも一緒に作れるようになりたいんです」
そう話す引田さんの朝は、TO DOが一杯なのに、どこか幸せが満ちていました。
(つづく)
【写真】引田あずみ
引田あずみ
レシピ紹介サイト「for LIFE KITCHEN(フォーライフキッチン)」を主宰。子どもが生まれたことをきっかけに、「お家でおいしいご飯を食べる」ことの価値を再認識。サイトでは、様々な料理家の「お家ごはん」を引田さん自身が取材し、記事を紹介している。http://forlife-kitchen.com/
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