【お茶の間会議】今日はやる気ゼロ!そんな日の夕飯、どうしてますか?

編集スタッフ 二本柳


お茶の間会議のテーマ
「やる気がない夜、ご飯どうしてる?」


クラシコムに入社したのが25歳のとき。当時は「よし。転職して、今日から暮らしを整えよう。ご飯も毎日作って夫の帰りを待つ生活にしよう」そう意気込んでいました。

毎日キッチンに立って、ご飯を手作りする。それこそが暮らしの基盤だと、肩に力が入っていたようにも思います。しだいに「できてない自分」とのギャップを感じるようになりました。

今でこそ「理想の暮らし」と自分らしさとのバランスが取れるようになってきたけれど、時々、このまま歳を重ねて大丈夫だろうか?と気になるタイミングがやってきます。

そこで、クラシコムのスタッフにも話を聞いてみることにしました。

本日のお茶の間会議は、「やる気が出ない日の献立」がテーマです。

 

本日の参加者はこちらです

参加者を、左からご紹介します。

【参加者1:デザイナー 鈴木(32歳)】
入社2年目。夫とふたり暮らし。時々やってくる「やる気レベル0」の日のために、これというお助け献立を決めている。

【参加者2:編集チーム 奥村(27歳)】
入社2年目。夫と猫の、ふたりと一匹暮らし。おいしいものも、料理も好き。週末のうちにたっぷり作るおかずが平日の助けに。

【参加者3:編集チーム 青木(39歳)
入社10年目。小学6年生の息子と夫の3人暮らし。社内では料理上手で知られるが、実はいま「料理スランプ」が訪れているとか……

 

あの〜…「やる気が出ない」という日ありませんか?

青木:
「わたし、ここ2年くらいスランプなんです」

一同:
「え!そうなんですか?」

青木:
「なんだか毎日と言っていいくらい『作りたくない』という状態かも。

料理が楽しくて仕方ない、という時期もあるんですけどねぇ。今も週末は義務感と無縁だから楽しいです」

奥村:
「あ、それ分かる気がします。私も週末は好きだし、料理しないとリズムが崩れる感じもあります。でも平日は、頭がずっと仕事モードだからか『よし、料理するぞ』という気分にもっていけないんですよね」

鈴木:
「わたしは週の後半、木曜あたりに疲れてくることが多いです」

どのスタッフも、とくに平日は「やる気が出ない」という日があるようですね。(どこかホッとする私)

では、そういう時にどう対処しているのでしょう?

 

お母さんがラクしたついでに、みんな楽しんじゃお!

青木:
「スランプと言っても、それなりに毎日やっぱり作るんです。でも金曜日なんかは帰宅途中にモスバーガーやお寿司屋さんでテイクアウトすることも。

毎日作ってるし、こういうご褒美があってもいいよねってことで(笑)

食事中いつもはテレビを消すのですが、この日はテレビも解禁! お母さんがラクしたついでにみんなも楽しんじゃえばいいじゃん〜!っていう感じです」

一同:
「わ〜楽しそう!!」

青木:
「いつか、夕飯に焼きそばを作った日があったんですね。

なぜかその時は焼きそば=ランチという先入観があって、なんだか申し訳なく思ったんです。

でも堂々と『今日はやきそば!お祭り風だよ♪』って出してみたら、家族がすごい喜んで……。これでいいんだって思いました」

 

栄養は1日単位で考える

奥村:
「わたしは、栄養を1日単位で考えるようになりました」

鈴木:
「というのは……?」

奥村:
「1日3食すべて栄養のことを考えなきゃとなると、平日なんかはけっこう大変。でもやっぱりバランスは気になりますよね。

だから今は、『1日のどこかで栄養をとれればいい』と割り切って、そもそものハードルを下げてるんです。

平日は、休日にたっぷり作ったおかずをメインにお弁当を作ってて、夫にもそれを持たせてるので、お昼は野菜たっぷり。だから夜は好きなものを食べてよし!という感じ。

ライフステージによって変わるかもしれないけど、今はこのルールが心地いいです」

 

「やる気レベル0の日」のためのお助けメニュー

鈴木:
「わたしの場合、料理がオンオフの切り替えになってるので、平日も前向きに作ってるかも。でも木曜あたりで、帰宅したまま休みたいな〜って思うタイミングがやってくるんですよね……」

一同:
「わかる〜!」

鈴木:
「だから予防策じゃないですが、やる気レベル0の日はコレと決めてる献立があって。

それが、納豆ごはん、湯豆腐、浅漬け、買ってきたお惣菜というメニュー。何作ろう?と頭を使わずに済むだけで、だいぶ助かります。

浅漬けは浅漬けの素をつかえば簡単に常備しておけるので、サラダを作るよりも気がラク。でもあるのとないのでは気分が違います」

青木:
「わかるな〜。『何も考えなくても作れる』というのが肝心ですよね。

私も、今日は作りたくない!でも家で食べたい!というときに、お守りみたいにしてる献立があって。

かぶのみそ汁、たたききゅうりのごま油和え、豚とえのきのポン酢焼き です。

けっこうな頻度でやってくるので家族も覚えたみたいで、『いつものあれがいい』という子供のリクエストに助けられることも……

家族って、自分の予想と違うところで喜んだりするから面白いですよね」

今回3名のスタッフとおしゃべりして気づいたのは、みんな「今の自分」とうまく折り合いをつける術を知ってるな〜ということでした。

日々の暮らしも仕事と同じ、主観と客観のバランスが大切なのか……と気付かされたわたし。

家事はこうありたいという主観。そして、今の自分はどんな状態なのかを知る客観。家で過ごす時間よりも外に出かけたい時期なのか、家の時間を整える時期なのか、仕事の状況は、子供の年齢は……そんな冷静な客観が、暮らしにも必要そうです。

今夜はどうしても作る気分になれない、という日が続いたとき。「ごめんね」じゃなくて「ちょっと贅沢に焼肉行こう!」なんて言える自分でありたいなと思います。

お茶の間会議のテーマも、引き続き募集しております

▼思いつきから始まった「お茶の間」プロローグ
chanoma_prologue


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