【お茶の間会議】「仕事」と「暮らし」、線引きしてますか?
編集スタッフ 奥村
お茶の間会議のテーマ
「仕事」と「暮らし」の境界線について
いい大人だからこそ、周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムのお茶の間会議。
今回のテーマは「仕事」と「暮らし」の境界線についてです。
わたし奥村は、気がかりな仕事があると、帰宅後もうわの空で家事が手につかないことがしばしば。時間や場所では区切れても、気持ちの面で「仕事」と「暮らし」の境界線を決めるのはなかなかむずかしいなあと感じています。
皆はどうバランスをとっているのでしょうか? 今回は3名のスタッフに話を聞いてみました。
本日の参加者はこちら
左から順にご紹介します。
【参加者1:お客さま係 石井(37歳)】
出版社での編集・営業を経てクラシコムへ。受注の管理やお客さま対応に携わる。プライベートでは5人の子を持つお母さん。
【参加者2:編集スタッフ 二本柳(29歳)】
メーカーでの営業職を経てクラシコムへ。編集チームのマネージャーとして、読み物や商品ページのディレクションに携わる。夫婦2人暮らし。
【参加者3:コーポレートスタッフ 筒井(34歳)】
メーカーでの人事を経てクラシコムへ。人事総務担当として、組織作りや採用活動に携わる。夫婦2人暮らし。
「線引きする派」も、意外と多いみたいです
▲「線引きする派」だという石井と二本柳
暮らしにまつわる商品や読み物をお届けする当店。日々の生活がアイデアのタネになることもあるから、線引きをしないスタッフが多いのでは?と予想していたのですが……メリハリを意識するという声も、意外にたくさん上がりました。
石井:
「わたしは線引きをするタイプです。気持ちの面で意識している部分もあるけれど、子供ができたのも大きいかも。5人の子が待つ家へ仕事を持ち込むのは、もう物理的に難しくなりましたね〜。特に帰宅してからの2時間は、毎日てんやわんやで、仕事が入り込む隙がありません」
二本柳:
「わたしも線引きをしているほうかもしれません。家のソファに座ったとたん、全てのスイッチがオフになってしまうので(笑)
だから仕事で考え事があるときは、喫茶店やファミレスに寄り道して、整理できてから家に帰っています」
「境い目」は、どうやって作ってますか?
石井:
「わたしの場合は、通勤電車の中で仕事モードへ切り替えてます。会社に着くまであと10分くらいのこの駅に差し掛かったら、今日のto doを考える!と決めていて、それまではのんびり」
二本柳:
「それもわかります! わたしは石井さんよりもう少し手前の駅から考え始めちゃうかも(笑)ソワソワしてきます」
▲2人の話を興味深げに聞く、「線引きしない派」の筒井
筒井:
「わたしはあまり線引きをしないというか、できないタイプです。オンオフ問わず仕事のことを考えているから、時々プシューッと頭がオーバーヒートしそうになって。
だから最近はプライベートで、仕事を忘れて『今ここ』に没頭できる時間を意識して作るようになりました。
例えば、ドキドキハラハラするようなストーリーの漫画を読んだり、大好きな焼き菓子を食べたりして、自然とそのことだけに集中できるように自分を仕向けるというか」
好きだからこそ、適度な距離感も大事?
石井:
「オーバーヒートしちゃった経験、わたしもあります〜。昔は、暮らしも仕事も境目なく過ごしていました。
でも、休日にも仕事のことを考え続けてひねり出したアイデアは、かえって全然いいものじゃなかったりして……あ、今のわたしは無理してるんだってその時気づいたんですよね。
自分のキャパシティにはどうしても限りがあるから、仕事が嫌いだから線引きするんじゃなくて、好きだからこそ線引きも必要なのかもと。子供ができて暮らしと仕事にメリハリがついたら、かえってラクになった気がします」
筒井:
「わたしも、昔は今よりも四六時中『仕事モード』でした。休日もいろんな場所に出かけなきゃ、いろんなインプットをしなきゃと焦っては、結局上手くできない自分に落ち込んだことも。
でも、クラシコムに入社してからは、ときどき徹底的に “休む日(出かけない。布団にくるまり、ドラマをひたすら観る)” を作っています。
そんな『休みたいモード』の自分だっていることを、自覚できるようになった気がします」
仕事と暮らしの境い目は、無理に意識しなくていいのかも
二本柳:
「前職にいた頃は、オンオフの区切りがない働き方に憧れていました、でも今は、その境い目にこだわるのって、あまり大事なことじゃないのかもしれないと感じています。
最近思うのは、自分にとって心地いいのは、仕事と暮らしのどちらにも同じ『ひとりの人間』が貫かれているということ。ここからが本当の自分、とかじゃなく、喜怒哀楽含めたすべてのの時間が『自分をつくる要素』だと思いながら働けるのが理想なのかもしれません」
筒井:
「こっから仕事、こっちはプライベート!ときっちり分けられる器用な人って、実は少ないのかも。
どちらのバランスも常に50:50である必要はないし、日によって偏っていたっていいですよね。自分にとって心地いいバランスで、仕事とプライベートの間をユラユラと、たゆたいながら生きていけたら無理なく過ごせるのかなあと思います」
▲たゆたうっていい言葉だね〜と、皆で手をユラユラ
「暮らし」も「仕事」も、明確な線を引いているというよりは、どちらもあるから「わたし」ができている。実は同じ意見を、ほかのスタッフ数名からももらっていました。
これは仕事?それとも暮らし?と境界線にこだわると、時に辛くなってしまうこともあるけれど……わたしにとって、どんな毎日が心地よいのかを模索するうちに、自分らしい塩梅は見つかるものなのかもしれません。
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