【お茶の間会議】ちょっと苦手なひとと接するとき、どうしてますか?
苦手な人との付き合い方・接し方は悩みもの。仕事でどうしても付き合いがあったりするとストレスになることも。みなさんはどのように対応しているのでしょうか?人間だから、正直苦手と思うひともいる。そんな自分の気持ちを一旦受け入れ、その上でできるだけ自分も相手も責めなくて済むいい落とし所を探る座談会です。
商品プランナー 斉木
お茶の間会議のテーマ
「苦手なひとと接するとき、どうしてますか?」
嫌いじゃないんだけど、なんだかちょっと苦手で、その人に会う前には緊張してしまう……わたし・斉木は、大人になるにつれそんな場面が時折訪れることに気づき始めました。
そして、そんな緊張が表に出て相手との会話がギクシャクしてしまったり、帰宅後にどっと疲れが出たり。うまく立ち回れない自分にがっかりするし、何よりそんなふうに「苦手」と感じてしまっていること自体に罪悪感も感じてしまいます。
みんなにはちょっと苦手だなあと思ってしまうことってあるのかな? そういうときどんなふうに接しているんだろう。
そこで、いい大人だからこそ周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムのお茶の間会議で、スタッフに話を聞いてみることにしました。
そんな本日のお茶の間会議のテーマは、「苦手な人とのつきあい方」。
本日の参加者はこちらです。
▲頬に手を当てるこのポーズ。何を表しているのかは、記事内にて!
参加者を、左からご紹介します。
【参加者1:コーポレートチーム 兵働(37歳)】
入社1年目。経理担当。7歳の長男、5歳の長女との4人暮らし。最近の趣味は、夢の「二拠点生活」に向けて妄想を膨らませること。座右の銘は「反省しても後悔するな」。
【参加者2:編集チーム 田中(36歳)】
入社7年目。3姉妹の長女。人付き合いのモットーは「なるべく博愛」。今年の目標は「見切り発車でいこう」。
【参加者3:編集チーム 奥村(27歳)】
入社3年目。155cmの小柄な身体ながら、仕事ぶりはガッツ溢れる。人付き合いのモットーは「付かず離れず」。
【参加者4:事業開発チーム 南澤(32歳)】
入社1年目。BRAND NOTEなどの広告プランナー。ひとり飲み、美術館巡りなどに加え、最近は常備菜づくりにハマっている。座右の銘は「段取り八分仕上げ二分」。
大きな声では言えないけれど…苦手なひとっていますか?
田中:
「斉木さんにこの質問をされて考えたんですけど、そもそも人付き合いって親密さにグラデーションがありませんか? そのグラデーションの中でも違うなあと思って」
奥村:
「グラデーション……?」
田中:
「たまにしか会わなくて、そんなに関わらなくても困らない人。関わらざるを得ない人。一番親密なのが家族や友だちって感じで……」
南澤(なんざわ):
「わかります! たまにしか会わない人だと、苦手なら関わらないという選択肢がとりやすいですよね。悩むのって、仕事やプライベートで関わらざるを得ない人や家族、友人との関係性な気がします」
苦手な人に会う前は、気持ちを一旦ニュートラルに
兵働(ひょうどう):
「実はわたし、友だちという程ではないけれど、知り合いのなかで苦手な人がいて……。
段取りよくいろいろなことを仕切ってくれる人なんですが、思ったことをストレートに表現するのでそれにヒヤヒヤしてしまったり傷ついてしまったりすることがあるんです。だからどうしても会う前に少し億劫になってしまって、そんな自分にモヤモヤもします。
なので、その人に会うときは、苦手な部分に目を向けないで、できるだけフラットな気持ちで会うようにしてますね」
南澤:
「わかるなぁ。苦手だと思って会うと、そこにばかり目がいってしまう気がします」
何を言われても「笑顔をキープ!」と言い聞かせて
▲記事冒頭の集合写真でしていたのは、こちらの田中の仕草でした〜!
田中:
「わたしも同じような経験があります。その人に会う前には鏡の前で頬をパンッパンッて叩いて気合いを入れるんです。何を言われても動じない!ニコニコする!って顔に覚えさせるというか(笑)」
兵働:
「すごい!努力が健気です〜」
田中:
「でも一度、同じグループの他の人たちもその人を苦手に感じているとわかって、わたしから本人に指摘したことがあるんです。実はあなたのこんなところに困っているんだ、って。
でも結局わかり合うことはできなくて、それっきり疎遠になってしまいました」
奥村:
「指摘するってすごくエネルギーを使うじゃないですか。それでも伝えられるってすごいです」
田中:
「困っているのが自分ひとりだったら伝えなかったかもしれないです。その時は周りも困っていたから正義感が働いたのかも。
あとは一度正直に思ってることを伝えてみて、それでも分かり合えなければ仕方ないなあと、ある意味諦められるんです。それまで、苦手だけど気合を入れて普通に接したり、無理して合わせたりと、自分なりに歩み寄る努力をいろいろ試したし、やることはやったかなと。ちょっとだけ納得できた気がします」
元気でいられなくなるなら、「逃げる」もアリ
南澤:
「わたし、苦手な人と対面していると元気を吸い取られちゃう感じがするんです……」
一同:
「わかる!!!!」
南澤:
「悩みを相談されたときに、こちらが何かアドバイスをしても、本人の中で解決しようっていう気持ちが見えない時がたまにあって。そうすると私としてはどうしようもないから、困ってしまうんですよね。そういう場面が何度か続くと、苦手と感じるようになるかもしれないです」
兵働:
「そうですね。あとは話す速度やテンションも、あまりに違うと圧倒されてしまうかもしれません」
南澤:
「元気を吸い取られてしまう人には、その人との関係の深さにもよりますが、潔く会わない、できるだけ触れ合わないようにするという選択も有りなんじゃないかと思ってます。
美術館やご飯に行くのも『この人と一緒だと楽しさが増しそうだな』と思える人と行く。ひとりの方が楽しめると思ったらひとりで行く。そうやって時にはひとりでいるという選択肢も選びやすいのが大人の人間関係のいいところだと思うんです」
あえてリズムをズラしてみる……?
奥村:
「わたしも兵働さんと同じで自分とテンポが違う人を苦手と感じることが多くて……そんなとき、なんていうか、一回相手のテンポをズラそうとするかもしれません」
田中:
「というと……?」
奥村:
「極端にマイペースになります。相手のペースに合わせずに、あくまで自分のテンポを保つ感じかなあ」
一同:
「すごい!!!!」
奥村:
「もしかしたら相手はそのペースを『合わないな』と感じて、離れていってしまうかもしれないと不安にはなります。
でも、そんな自分を受け入れてもらえると、『あ、このテンポの私でも相手はOKなんだ』と、私の方も相手の見方が変わっていくんです。そうやって、かえって仲が深まった友人もたくさんいるので、一度相手と自分のペースのいい落とし所を探ろうとするのかもしれません」
田中:
「みんなそれぞれに苦手な人との接し方は違うけれど、すごく自分に正直ですよね。わたしも最近自分に正直でいたいって思うようになって。
昔は苦手な人がいる自分に罪悪感を感じて、無理に合わせてどっと疲れたりしていたんですけど、最近はいい意味で仕方ないと思えるように。苦手と感じている自分の気持ちを一旦受け入れて、そこから相手との関係性の濃さとかも考えつつ、いい塩梅を探るようになりました。
あとは、南澤さんも言っていたけど、誰かと無理して一緒にいなくてもいいじゃんと思えるようになったのも大きいかもしれないですね。仲のいい友だちが何人かいたらもうそれで十分だし、ひとりもまた楽しいですしね」
▲「お茶の間会議」終了後もおしゃべりは続く……
今回4名のスタッフの話を聞きながら、みんなそれぞれにトライ&エラーを繰り返し、時には落ち込んだりぶつかりそうになったりしながら、それでも「自分の心地よさ」を模索している様子が印象的でした。
今まで私は、「苦手」をどうにか克服しなくちゃ、相手に合わせられる自分にならなきゃと、肩に力が入りすぎていたのかもしれません。
人間だから、正直苦手と思うひともいる。そんな自分の気持ちを一旦受け入れ、その上でできるだけ自分も相手も責めなくて済むいい落とし所を探る。けれど、もしそうやって向き合うことに疲れたら、ひとりも全然アリ、むしろ楽しいよね!という軽やかさも残しておく。
人づきあいに終わりはないから、時に悩むこともあるけれど、そんなときは自分の心地よさに耳をすませられたらいいなぁと思ったのでした。
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