【クラシコムの社員食堂】日々の料理を楽しむコツは「食材選び」から? 新じゃがでラクチン夜ごはん
まきあやこ
こんにちは、Perch.のまきです。
寒い日が続きますが、食材は徐々に春らしいものへと移り変わっていくところ。
春の食材は、エネルギーがたっぷりで、やさしい色合いとほろ苦さが食べていてうれしくなります。扱っていても、のびのびとした気持ちになるのが不思議。
冬に蓄えたエネルギーってすごいなぁ、とこの季節には毎年感じています。
今週のお献立
◎手羽元と新じゃがの甘辛ダレ
◎ほうれん草と小松菜の白和え
白和えは、一度具材を出汁で炊いて下味をつけてから、和え衣とあえて、と一手間をかけて作りました。
こういう一手間のかかったお料理は、日々のお料理ではできないことも多いので、社食ならではのお惣菜だなぁ、と思っています。
誰かが大切に丁寧に作ったものを食べると、身体だけでなく心にも栄養が行き渡る気がします。
日々の料理を楽しむコツは「食材選び」から
限られた時間の中で作る毎日のお料理をたのしくするために、私の中にはいくつか工夫があります。
その一つが「食材選び」です。野菜は、火を通さなくても食べられる食材や、皮を剥かなくても調理ができる食材を選んでおく、というのがポイント。
そんなわけで、皮をむかなくても良い「新じゃが」は私にとって頼れる食材のひとつ。
今晩何を作ろうかなぁ、と毎日考えるのは、なかなか大変ですが、食材さえ決まれば、あとは案外するすると献立が決まったりするものです。
新じゃがは、煮崩れのしにくさを活かしてポトフに丸ごと入れたり、皮の部分が油との相性がいいので、ガリっとフライドポテトにしたり。揚げ炒めにして最後にジュワッとお醤油とオイスターソースを入れるとか、千切りにして塩きんぴらもおいしそう……と、いろいろな妄想が膨らみます。
今回は、米粉で薄い衣をつけた手羽元と一緒に揚げてから、最後にはちみつ入りの甘辛ダレに絡ませました。
小ぶりのものが多い新じゃがは、切るのが簡単というのもうれしいところ。通常のじゃがいもよりも早めに収穫をすることで出る独特のえぐみも、春らしくてだいすきです。
さて、来週は何を作ろうかな。
ではまた次回!
まきあやこ
料理家 Food producer / stylist、ケータリングチームPerch.主宰。2013年よりFOOD unit GOCHISOとして活動を開始。テーマ性のあるオーダーメイドのケータリングやお弁当、イベントでのフードコーディネーションを手がける他、フードスタイリング・レシピ開発などを中心に活動中。
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