【特集|花屋のまかない】第5話:金曜日の夜は花を買って帰ろう。
socuka
前回まで、お花の扱いや生け方のご紹介をしてきましたが、皆さん試していただけましたでしょうか?
今回は、「部屋にお花を飾る」の特別バージョン!!金曜の夜にスポットを当てます。
なぜ金曜なのか?といえば、以前の記事でもご紹介したように、金曜日のお花屋さんには仕入れたてのフレッシュなお花が並んでいるから・・・
花屋に行くのは金曜日の夕方以降が絶好のチャンスでもあるのです。
そして、きっとこのコンテンツを読んでくださっている皆さんは、北欧の生活の道具や、自宅での時間も楽しむライフスタイルがお好きで、こちらに訪れていらっしゃることと思います。
ですので、普段の週末に「お花」を加えて、さらに素敵な、寛げる週末を過ごしていただきたいと思います。
週末のためのお花、
どんな買い方をすればいい?
自宅のいくつかのポイントにうまく分けて飾ることができるよう、数種類のお花を購入してみることから始めましょう!
今回は私がもし金曜日の仕事帰りに花屋さんに寄って選ぶとしたら?と想定しながらこんなお花たちをセレクトしてみましたよ♪
選んだお花たちをまとめてもらうと、ちょっとした花束みたいになって、金曜日の夜、お花を持ち帰る際の足取りも軽く、ウキウキしてきそうです。
それでは、選んだお花を順番にご紹介しますね。
左から・・・ダリア、薔薇、レースフラワー、トルコ桔梗、マトリカリア、ライスフラワー、ベルテッセン、レモンリーフ。
今回は全体的にピンク系で統一して、セレクトしてみました。
買い方のポイントとしては、
◆花のサイズが大小まちまちであること
◆一輪のものとスプレー咲き(1本に複数花が咲いている)のものを組み合わせて買うこと
◆今回のレモンリーフのような葉っぱものをひとつ選ぶのもアレンジにボリュームがつけやすくなるので便利
といったところでしょうか。
なぜかといえば、今回はおうちの中の数ヶ所に飾りたいので、ある程度置く場所での雰囲気を変えられるのと、スプレー咲きの花の場合、いくつかに分けて使用することが出来るからです。
1本を数ヶ所に使い分けられると節約にもなりますので、ぜひこのポイントをおさえてみてください。
さて、買ったお花を家のあちこちに
飾っていきましょう!
それではいよいよ、選んだお花たちを家の中の場所ごとに飾っていきましょう!
今回は「週末のために家のあちこちにお花を飾る」という設定なので、北欧、暮らしの道具店 店長の佐藤さんのお宅を撮影場所としてお借りしました。
だから、私が選んだお花ではあるものの、ちょっぴり佐藤さん好みなテイストというのも意識して(笑)飾っていきますよ!
まずは【リビング】から。
リビングには存在感を考えて、少し高さのある大きめのガラスベースを使用しているので、簡単にブーケ風にまとめていきます。
前回ご紹介したように、口が広い花器は花を生けにくいため、今回はラフィアでまとめてありますが、前回のように枝モノを使っても生けやすいですよ。
明るめの色味で丈も長めに、ボリュームをたっぷりと出してみましょう。
次は【食卓】です。
食卓には白いぽってりとしたフォルムの陶器のピッチャーを使います。
ダリアのみのシンプルな飾り方ですが、色味のバリエーションを増やすことでとても華やかなアレンジになります。
食卓に座ったときに目線がちょうどよさそうな高さの花器を選んでくださいね。
さて、次はおうちの顔とも言える【玄関】。
玄関はずっと誰かが居る場所ではないけれど、家に訪ねてくる人の目に留まったり、帰宅した家族の目にまず最初に飛びこんだりとさりげなくお花を活けておくと気持ちがいいですよね。
なので、さりげなく、そしてシンプルに。
気温が高くなりそうな場所の場合は、枝モノや菊類など、多少暑さに強い種類を選ぶといいですよ。
最後に、【キッチン】。
ちょこっと空いたスペースに植物があるとキッチンに立つたび、それだけで気持ちがなごみますよね。
水周りはさりげなく、かわいらしく。
このベルテッセンというお花。かわいいでしょう?蕾が開いてお花の姿になったところも、また素敵なんですよ~
こんな感じで買ってきた色々なお花を、家のなかの4つの場所【リビング】【食卓】【玄関】【キッチン】に飾るために分けて活けてみたら・・・
こーんな4つのアレンジに仕上がりましたよ♪
それでは、それぞれのアレンジを、それぞれの場所に飾ってみたところを見てみましょう!
リビング
食卓
玄関
キッチン
家の中のあちこちにこうしてお花が飾ってあれば、週末はリビングで寛ぐときも、キッチンに立って料理をこしらえるときも、食卓についてご飯を食べるときも、本当に気持ちのよい、寛ぎの時間を過ごせるのではないかと思います。
金曜日の夜は、ぜひお花を買って帰り、それをおうちに帰ってからお手入れし、家のあちこちに活けるために分けてアレンジを楽しむ時間をたっぷりと過ごしてみてくださいね!
花器との組合わせ方についてポイントを少々…
今回はガラスや陶器ののシンプルな花瓶を使っていますが、実際シンプルな何とでも合わせやすい花瓶は使い勝手がいいので、ひとつあると便利です。
逆にデザイン性の高い花瓶や、下に華やかなクロスを敷いた場合は、花も華やかだとやりすぎてお互いの良さを生かせなくなってしまうので、その場合はお花のトーンを少し抑えたりして、うまく足し引きしてみましょう。
今日はグリーン系で、今日はナチュラルテイストで、などとテーマを決めて飾ってみるのも楽しいですよ。
いかがでしたでしょうか?
今回は週末を楽しむための特別編としてご紹介しましたが、ここまでしっかり飾らなくても、もちろん庭に咲いてるお花だって良いわけです。
ということで、次回は気軽に飾れるスタイルを沢山ご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
もくじ
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