【あのひとの朝の食卓】魔法のコンソメスープに、小さなおにぎり。いい1日が始まる朝食の工夫

編集スタッフ 岡本

今年の春、息子が小学校にあがったことをきっかけに朝の過ごし方に変化がありました。

起きる時間も家を出る時間も早くなり、今まで簡単にすませていた朝食メニューはより効率重視に。時短メニューに助けられる日々だったけれど、だんだんとリズムが馴染んできたここ最近、少し見直してみてもいいかもと思うようになりました。

1日の始まりを気分よく始められる朝食の工夫が知りたくて、フードスタイリストの城素穂(じょうもとほ)さんの動画を久しぶりに見返しました。

「朝派だから、キッチンであれこれ考える時間が楽しい」と話す城さんは、平日と休日で楽しみ方に違いがあるようです。


--平日--

食べやすくて栄養たっぷり
にんじんジュースと和朝食



なに食べよう?から1日がスタート

大きな窓から見える緑が心地よい、城さん宅のキッチン。

まずは毎朝飲むにんじんジュースづくりから手を動かし始めます。

城さん:

「数年前に病気をしたとき、にんじんジュースがいいよと聞いたのが飲み始めたきっかけ。

そのときどきで旬の果物を入れてみたけれど、キウイが一番美味しくなる気がします」

材料は、無農薬のにんじんにレモン、りんごなど数種類の果物だけ。にんじんは皮ごとジューサーにいれていきます。

一気に1リットルほど作り、約3日で飲み切るリズムがちょうどいいそう。

目にも鮮やかなにんじんジュースづくりは、見ているこちらまで爽やかな香りが漂ってくるようです。


美味しさ引き出す、頼れる道具たち

城さん:

「お米は夜のうちに吸水させておいて、土鍋で炊いています。

娘も食べやすいようにおにぎりにするので、炊けたらおひつに移して。

今のところ好き嫌いがなく、なんでも食べてくれて助かりますね。

なかでも特に喜ぶのは、具だくさんなお味噌汁。

STAUB(ストウブ)で作ると具材のうまみの凝縮度が増す気がします。16cmとコンパクトだけれど、この小さめサイズが使いやすくて便利なんです」

冷蔵庫に常備しているかつお出汁を活用することで、短時間で美味しいお味噌汁を作っていた城さん。

朝は忙しいからとつい色々と諦めてしまいがちだけれど、こだわりたい気持ちをないがしろにせず、できる範囲で手をかける方法を模索してみよう。

城さんの朝食づくりを見て、真似したいポイントをいくつも見つけました。


卵はとっておきの定位置に

ベルギー・アントワープのレストランで遊学の経験がある城さん。

当時からコレクションしているエッグスタンドは、朝食シーンを彩る重要なアイテムです。

卵は日ごとに調理方法を変えて、飽きがこないように工夫しているのだとか。

DANSKのバターウォーマーは卵3つを茹でるのにちょうどいい大きさで、コンパクトゆえに早くお湯が沸くため時短に繋がっているようでした。

ある平日の朝食メニュー
・おにぎり
・具だくさん味噌汁
・ゆでたまご
・にんじんジュース
・ヨーグルト
・コーヒー



--休日--

作るのも食べるのも、のんびりと
器や盛り付けもちょっと特別を楽しんで



ふっくら焼き上がるパンケーキの秘訣

城さん:

「休日はパンケーキを焼くことが多いですね。

ヨーグルトを混ぜるとしっとり仕上がるのでいつも入れるようにしています。

焼くときはミニフライパンを使うと、生地が横に流れず厚みのあるふっくらしたパンケーキに。1枚ずつしか焼けないから、急がずのんびり用意していきます」

熱々のままクロスに包んで、冷めないように食卓へ。

1枚ずつ重なっていくパンケーキがクロスからのぞく景色がなんとも愛おしく、平日とはちがう食卓のムードにわくわくが高まってきます。


魔法をかけるようにスープを作って

城さん:

「パンケーキを焼きながらスープの準備をしていきます。

卵、パン粉、チーズを混ぜ合わせたものを沸騰したコンソメスープに入れるのですが、ふわーっと一気に火が入る様子が魔法を見ているような気持ちに。

口に入れるとほろほろするんです」

城さん:

「平日のおにぎりや全粒粉のパンとちがって、休日は甘さのあるパンケーキを出すと家族も喜んでくれますね。

平日は食器もほぼ同じだけど、休みの日はメニューに合わせて変えてみたり盛り付け方を工夫したり、時間にゆとりがあるからこその過ごし方をしています」

ある休日の朝食メニュー
・パンケーキ
・コンソメスープ
・にんじんジュース
・ヨーグルト
・サラダ
・コーヒー

§

どれから食べよう、と見た目から気持ちが上がる城さんの朝食メニュー。

時間をかけるところと効率さを優先するところの塩梅がちょうどよく、家族や暮らしの変化に合わせて試行錯誤されてきたことを想像しました。

慣れたとはいえ、朝の段取りがうまくいかず時短メニューに頼る日だってあるだろうけれど。

うまれた余白でどんなことができるだろうと、背伸びしすぎずに叶えられる朝のたのしみを探してみたいと思います。


城さんのインタビューは動画でも見ることができます。ぜひこちらもご覧ください。

※この記事は2024年1月に取材した動画を元に制作しております。現在の暮らしとは異なる部分がある可能性がございます。


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城素穂

大学時代に出会ったスタイリスト・chizuさんに師事し、フードスタイリストの道へ。独立しさまざまなメディアで活躍した後、ベルギー・アントワープのレストランで1年2ヶ月の遊学を経験。結婚と出産を経て、現在も書籍や雑誌で料理のスタイリングを手がける。夫と娘、愛犬と暮らす。


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