【クラシコムの社員食堂】ミートボールはいつもの倍の大きさで。ごちそうボルシチで夜ごはん
まきあやこ
こんにちは、社食担当のPerch.まきです。
最近、ぐっと寒くなって、食材も季節もすっかり冬の雰囲気。冬は煮込み料理が、作るのも食べるのも暖かくていいですよね。
今年は長野でビーツをたくさん育ててもらいました。それが届いた今週。ビーツと言えば!ということで、ボルシチに挑戦してみました。
今週のお献立
◎大きなミートボールの入ったボルシチ(ビーツ、玉ねぎ、人参、大根)
◎ロシア風のポテトサラダ
今回は、メインのボルシチが先に決まったので、副菜は何にしようかな? せっかくなら世界観の近いものがいいなぁ、と考えて、ロシア風のポテトサラダにしました。
このサラダ、正式名称はモスクワのレストランのシェフだったオリヴィエさんが考案したので「オリヴィエ・サラダ」と言うそう。本来はチキンが入ったり、ゆで卵が入ったりするのですが、Perch.ではこの賽の目に切ったコロコロタイプのポテトサラダを総称して「ロシア風のポテトサラダ」と呼んでいます。
夜社食は作る量が多いので、8kgのジャガイモをさいの目切りにしている時は永遠に切り終わらないんじゃないかと思いました。笑
ビーツの美味しさに気づいたのは、留学先のカフェでした
たくさん届いたビーツ。日本ではあまりなじみのない野菜かもしれませんが、ヨーロッパではよく食べられる印象があります。私が初めてビーツを「おいしい!」と思ったのも、ロンドンのカフェ「ROSE BAKERY」で食べたサラダでした。
それまで缶詰のものしか食べたことがなかったので、甘く、根菜特有の香りと、歯ごたえの残った調理法に「なんだ、ビーツってとってもおいしいものなんだ!」と思ったことを今でもよく覚えています。
ちょっと大変ですが、ビーツは丸ごと調理する方が美味しく仕上がる印象があります。茹でるにしても、オーブンで焼くにしても、丸ごと火を入れるのがポイントです。
▲作っている最中の色も、とってもとってもきれいでした。
ミートボールはいつもの倍の大きさに! ごちそう感を出すコツ
本来ボルシチは牛肉で作るのですが、お持ち帰り用の夜社食はお子さんも召し上がるので、食べやすようにと考えて「ミートボール」で作ってみました。
一つ50gもある大きなミートボール。小さいものを幾つか作るのと食べる量は変わらないかもしれませんが、いつもの倍くらいの大きさで作ると、ちょっと気分が変わって「ごちそう」感が出るんです。
「いつもと大きさを変えて作ってみる」というのは、お料理がマンネリになりがちな時におすすめのアイデアの一つです。
熱々の大きなミートボールにスプーンを入れる瞬間を想像しただけで、心も身体も、ちょっと温まる気がします。
煮込み料理は少し時間がかかるけれど、作りながら、段々と味が染み込んでいく食材の変化を眺めているのも、部屋を満たしていく温かな匂いも、冬ならではの大好きな時間。
いつもより早い時間からお料理の支度に取り掛かりコトコト煮込んでいる間に、本や雑誌をめくったり、洗濯物をたたんだりなんていうのも、冬の贅沢なお楽しみです。
寒いけれど、変わらず食欲旺盛なクラシコムのみなさん!
さて来週は何を作りましょう?
また次回。
まきあやこ
料理家 Food producer / stylist、ケータリングチームPerch.主宰。2013年よりFOOD unit GOCHISOとして活動を開始。テーマ性のあるオーダーメイドのケータリングやお弁当、イベントでのフードコーディネーションを手がける他、フードスタイリング・レシピ開発などを中心に活動中。
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