【花粉が気になる季節】皮膚科医に教わる、春の肌あれ予防策

ライター 大野麻里

うれしい春の訪れとともに、本格的な花粉症の季節がやってきます。

目のかゆみや、鼻水、くしゃみのほか、最近の研究では、花粉が肌のかゆみや肌荒れを引き起こすことが判明しているそう。

「なんとなく春の時季は肌の調子が悪い……」と感じている原因は、もしかしたら花粉にあるかもしれません。

今回のBRAND NOTEは、敏感肌のスキンケアブランド「DECENCIA(ディセンシア)」。

きっかけは、昨年、DECENCIAのクリームに使われている成分に「花粉の肌への付着を抑える機能」が実証されたことにありました。

花粉と肌の関係性は、私たちも知らないことばかり。美容皮膚科医の原 かや先生にも協力していただき、花粉による肌トラブルとその向き合い方について話を聞きました。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)

 

メイクや洗顔。何気ない習慣が、春の肌荒れにつながる?

原先生:
「花粉症とは、花粉によって起こるアレルギー疾患のこと。花粉症の症状のひとつで、肌が赤くなったりかゆくなったりすることを『花粉皮膚炎』と呼びます。

2〜5月のスギやヒノキの花粉が飛びやすい時季に出やすく、比較的若い女性に症状を感じる人が多いというデータがあります。

その理由は、女性はメイクをしたり落としたり、肌に触れる回数が多いことが推測されています。バリア機能が弱まった肌に花粉が付着することで、肌に赤みやかゆみなどの症状が出てしまうのです」

原先生:
「花粉皮膚炎は、露出している顔(特に皮膚のうすい目もと)や、ケアする習慣のない首まわりを中心に症状が出ます。
日常生活の中で、肌への摩擦が積み重なって、肌にダメージを与えてしまうこともあるんですよ」

日頃から気づかないうちに肌に与えているダメージ、とはどんな行動が当てはまるのでしょうか?

原先生:
「たとえば、マッサージしながらのクレンジングやダブル洗顔。あとは『高い化粧水だから』と適量よりやや少なめの量をコットンにつけて、肌をすべらすと摩擦を起こしてしまいます。シャワーの40度近いお湯で洗顔するのもおすすめしません。肌の皮脂を奪ってしまうので、理想は30度ぐらいのぬるま湯です」

 


日常生活でできる、
春の肌あれ予防策3つ


冬の乾燥で肌のバリアが乱れているところに、花粉が付着。かゆいと掻きむしってしまい、そこにまた花粉がついて……と悪循環になりがちな花粉皮膚炎。症状が広がって悪化してしまうケースもあるそうです。

原先生:
「目もとが赤く腫れたり、肌に蕁麻疹のような症状が出たら、自分で解決しようと思わずに受診を。『あれ?ちょっといつもと違うかも』というレベルならば、
自分のできる範囲で予防や対策を心がけてみてください」

春の肌荒れや、花粉皮膚炎の予防のためにできることを、原先生に3つ教わりました。

 


マスクやめがねをつけて
皮膚に花粉がつかないよう保護する

花粉対策は、まずは花粉に触れない工夫をすることから。

なるべく肌を覆う、顔や首など外気に触れる場所に皮膚を保護するクリームなどを塗る、マスクや眼鏡などで直接ブロックする、などが有効です。首元にスカーフを巻くのも方法のひとつ。

原先生:
「帰宅したらすぐ洗顔や、シャワーを浴びるなど花粉を家の中に持ち込まない意識も。屋外で洗濯物を干すことで花粉がつき、その下着を身につけてからだにかゆみが出てしまう人もいます。

マスクは触れる部分が擦れて皮脂が奪われるので、肌が敏感なときは気をつけて。柔らかい素材や布製のものなど摩擦を軽減するマスクがいろいろ出ています。ハンカチや、薄手の布を1枚挟んで着用するという方法もありますよ」

 


食べものや食生活で
腸内環境を整える

原先生:
「最近は、腸内環境がよいと肌の状態もよくなるということが知られてきています。
腸内環境を整えるサプリやヨーグルト、肌の保湿力アップが期待できる成分を含むこんにゃくなどを積極的にとりましょう。

発酵食品もいいですね。味噌や漬け物、キムチなど。食べたものと肌の状態は関係すると言われるので、自分に合うものをしっかりとってください。ストレスを減らし、睡眠をしっかりとることもたいせつです」

 


たっぷりと保湿をして
肌のバリア機能を高める

しっかりと保湿することも、肌のバリア機能を保つために重要です。

原先生:
「保湿剤は、特徴を見て使い分けましょう。大きく分けてひとつ
はセラミドやヒアルロン酸など、肌自体の水分量を上げてくれる化粧水。もうひとつは肌に膜をつくって、外的刺激から保護してくれるようなクリームです。

水分量を上げるのはもちろん、花粉の時季は肌に直接飛散物が触れないよう、露出している部分に膜をつくる化粧品も使うのが効果的だと思います。首や耳、鼻の穴の内側にも塗ってあげるといいですよ」

原先生:
「化粧水やクリームをつけるときは、
抑え込んであげるように。人差し指だと自然と力が入ってしまうので、薬指で塗ってあげるとむだな力が入らなくて摩擦が起きにくくなります。

それでも荒れてしまったら。つい隠したくてファンデーションを厚塗りしがちですが、それだと悪循環。赤みが目立つようなら補色の緑のベースコントロールカラーなどを薄く使い、色調で整えてみるのも手です」

 

朝晩のスキンケアでも、花粉対策を

▲化粧水、美容液、クリームに、1回分のオイル状美容液がついた「DECENCIA ayanasu(アヤナス)」10日間のトライアルセット980円(初めてお申し込みのかた限定)。花粉対策できるクリームは特別に2個入り!

冒頭でも触れたとおり、昨年、DECENCIAの敏感肌用保湿クリームに、花粉の付着率を1/3 にまで抑える成分があることが実証されました。

肌はもともと、衣類などとの摩擦により静電気を帯びやすく、花粉やほこりなどを引き寄せてしまう性質を持っています。けれども、この成分を配合したクリームを塗ることで、静電気を抑制し、肌に花粉が付着するのを防いでくれるのだとか。

さらに、このクリームは保湿力が高く、花粉以外のほこりや外部刺激を防ぎながら、肌本来のバリア機能を取り戻してくれる働きも期待できるそうです。

▲クリーム内の「ベントナイト(板状粉体)」が肌表面を覆ってバリア膜をつくり、水分蒸発を防ぎながら、花粉やホコリ、乾燥などの外部刺激から肌を守る

DECENCIAの調査によれば、「春の肌荒れ」を気にする人が増える一方で、ほとんどの人は、いつもと変わらないスキンケアを続けているのだそう。原先生の話にもあったとおり、日々のスキンケアの対策は、たしかに見過ごしがちだったかもしれません。

その花粉対策ができる「アヤナス クリーム コンセントレート」を気軽にお試しできるのが、DECENCIAのトライアルセット。通常クリームは1個入りですが、花粉が気になるこの時季限定で2個入り(20日分)のうれしいセットになっています。

DECENCIAの社員にも愛用者が多く、「花粉症の症状が軽くなった」と実感する声もあるとか。まだ炎症が出ていなくても、いつものスキンケアにこのクリームを加えて、刺激に負けない強い肌をつくっておくのもいいでしょう。

塗り方にもポイントが。花粉を防ぐように塗る「バリア塗り」という塗り方で、よりブロック効果が高まるそうです。

(1)大きめの真珠一粒くらいをとり、手のひらであたためる。

(2)内側から外側に向かって顔全体にやさしくなじませ、さらにフェイスラインから耳の下を通り、鎖骨まで伸ばす。

(3)同量をもう一度とり、手のひらであたためて、露出が多い目もとと鼻の下、ふだん見落としがちな首の後ろや耳の後ろにもなじませる。

花粉を予防&接触させないように、朝晩使用すると効果的です。

※花粉の侵入を完全に防ぐものではありません。

 

自分に合ったスキンケアは、足し引きできる知識を持つことから

「みんな、自分の肌が人と違うことは理解しているのに、自分の肌の状態が毎日違うことにはあまり気づいていない」という、原先生の言葉が印象的でした。そして、「毎日同じケアをしていませんか?」とも。

ちょっと肌が疲れているから、美容液をプラスしよう。今日は花粉を感じるから、バリア機能が高いクリームを塗ろう。目もとがヒリヒリする日はアイメイクをやめて、リップだけにしよう。そんなふうに自分の小さな変化に気づいて、肌をケアしてあげることが、実はできていなかったように思います。

肌はいいことも、悪いことも小さいことの積み重ね。まさに私は花粉皮膚炎もちなのですが、毎日熱いシャワーで顔を洗っていたことをこの取材を終えて反省しています……。

そのためには「足し引きできるような知識を身につけて」と原先生。化粧品カウンターで専門の人に聞いたり、ブランドのサイトをしっかり読んだりして、自分に合うスキンケアやコスメを見極めることも、負けない肌をつくる第一歩のようです。

(おわり)

▼クリーム2個つき!トライアルセットの購入はこちら

写真=神ノ川智早

 


もくじ

 

 

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原かや

八重洲形成外科・美容皮膚科院長。東京都生まれ。東京女子医科大学医学部卒業後、同大学形成外科室入局、同助教を経て2015年に八重洲形成外科・美容皮膚科を開院。形成外科専門医、レーザー専門医・指導医。2児の母でもある。美容のかかりつけ医を目指し、コンビネーション治療を推奨・実践している。

 

ライター 大野麻里

編集者、ライター。美術大学卒業後、出版社勤務を経て2006年よりフリーランス。雑誌や書籍、広告、ウェブなどで企画・編集・執筆を手がける。ジャンルは住まいやインテリア、ライフスタイルなどの暮らしまわり、旅行、デザイン関係などが中心。

 


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