【スタッフのお宅訪問】第1話:時間をかけて「好き」になったわが家。スタッフ岡本宅のインテリア

編集スタッフ 野村

本日から全3話で、特集「スタッフのお宅訪問」をお届けします。

今回紹介するのは、編集スタッフ岡本の自宅。夫の実家をリノベーションし、夫と子ども、そして義理の母と二世帯住宅で暮らしています。

二世帯ということもあり、使えるスペースが限られた狭小住宅でもある岡本宅には、スペースを有効活用する工夫が色々と散りばめられている様子。

1話目では、家全体のインテリア紹介から、はじめは家を好きになれなかったという「家づくり」の悩みについて聞いていきました。

 

夫の実家をリノベーション。二世帯住宅の家づくり

岡本は2年ほど前に夫婦で夫の実家に引っ越すことになり、その際実家を二世帯住宅にリノベーション。

夫婦と義母の居住スペースは玄関が別々で、ドア一枚で互いに行き来できる造りになっているよう。

まずは全体のレイアウトを見せてもらいました。

 

1フロア28平米。ワンルームのような空間で心地よく過ごすために

玄関から入ると見えるのは、キッチンダイニング。深い青色の壁が目をひく、落ち着いた雰囲気です。

家は2階建てで、夫婦の居住空間は1フロア28平米の狭小住宅。キッチン横の階段下スペースもフル活用しています。

棚を設置し、調理家電や掃除道具、日用品などを細かく収納。扉もつけず、使い勝手を重視しているようです。

ダイニングスペースは、夫婦でくつろいだり、子どもと遊んだりと、家族で過ごす時間が多い空間。

キッチンを含め8畳の広さであるダイニングでも快適に暮らせるよう、テーブルと椅子選びには多くの試行錯誤があったよう。来客時は天板を伸ばすこともできるバタフライテーブルに、コンパクトなベンチチェアが添えてあります。

洗面脱衣室もスペースが限られているため、圧迫感がないよう収納はすべてオープンに。出しっぱなしにしても気にならないアイテムを見せて収納しています。

 

リビングと呼べる空間はないけれど。快適に暮らせています

「〇〇スペース」といった専用の空間を設けていないのも岡本家の特徴です。

岡本:
「リビングと呼べる空間はないのですが、ダイニングスペースの一角に大きめのシェルフを置いて、快適に暮らせるように工夫しています。

テレビ、子どものおもちゃ、保育園グッズ、本など、あらゆるものを収納していて、全て暮らしの動線に合わせて収納場所を決めました」

2階には、夫婦のワークスペースと子ども部屋を兼ねた居室が。

岡本:
「ゆくゆくは子ども部屋として使う予定で、子どもが小さい今は、ひとつの空間で何役もこなすマルチスペースとして活躍しています」

 

最初は、この家を好きになれなかった

住み始めたばかりの頃、この家のことをあまり好きになれなかったという岡本。その頃の思いや悩みについて詳しく聞いてみました。

岡本:
「二世帯で住むことへの抵抗はありませんでしたが、もう暮らす場所や物件を自由に選ぶことはできないのか……という思いがずっと心の中にあったんです。

実際に住み始めてからも、日当たりや居住スペースの広さなど、リノベーションの段階でイメージしきれていなかった部分が出てきて、家のことをなかなか好きになれませんでした。

今思うと新しい環境への一時的な拒否反応だったと分かるけれど、ときどき理想の町や物件を見ては現実逃避していたこともありました」

 

「自分たちの暮らし」に目が向くように

岡本:
「かと言って、毎日暮らす家を好きになれないのは悲しいから、いつかこの家を好きになる日々が来ればと思って、家の中に自分の憧れのものを少しずつ増やしていきました。

ダイニングのヤコブセンの掛け時計やアアルトのテーブルは、そんな憧れのアイテムのひとつです。

家への考えが劇的に変わることはないけれど、そういう憧れのものが少しずつ増えて、生活の中で目にする度に、気持ちがポジティブになっていきました。

そうするとだんだんと他人と自分を比べることも少なくなって、『自分たちの暮らし』に目が向くようになったんです」

▲アルヴァ・アアルトの妻であったアイノ・アアルトデザインのテーブルだそう

 

わが家、なかなかいい感じだぞ

岡本:
「暮らし始めて2年ちょっと経った今では、『わが家、なかなかいい感じだぞ』という心持ちです。

憧れのものが増えてきたこと、そして狭さに対しても自分なりに工夫を重ねてきたことが、日常のふとした瞬間に活きていると感じられると嬉しくて。

子どもが生まれてやっぱり狭いなと感じることもあるけれど、そのおかげで、人の気配をいつも感じられたり、子どもがいたずらしようとしてもすぐに見つけられたり。掃除も楽だったりと、狭さの良い面もたくさん感じられるようになりました」

取材前に、「うちは本当に狭いから……」とすこし不安そうにしていた岡本。

でもお邪魔してみると、綺麗に整ったインテリアに、狭さよりも居心地の良さを真っ先に感じました。

自分たちの生活にしっかりと目を向けて、ちゃんと好きになろうとしている岡本の思いがあるからこそ、この居心地の良さが叶っているんだと話を聞くうちに納得しました。

2話目では、引き続き家づくりの詳しい話や、狭小スペースでも妥協しなかったキッチンについて詳しく見ていきます。

(つづく)

【写真】木村文平


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