【今日のクラシコム】「編集」の仕事のやりがいは? 入社3年目のスタッフに聞きました

編集スタッフ 奥村

現在クラシコムでは、2021年春のスタッフ採用を実施しています。

そこで今回は募集中の職種から、エディトリアルグループ(コンテンツエディター)の仕事についてご紹介します。

エディトリアルグループの主な業務は「商品ページ」と「読みもの」の作成。

仕事内容はもちろん、その裏側にある難しさややりがいについてもお伝えしたく、今回は入社3年目のエディトリアルグループスタッフ・野村に話を聞きました!

採用に関する詳細はこちらから

 

STAFF PROFILE

 

ふだん、どんな仕事をしていますか?

野村:
「商品ページの制作(月に2本ほど)と、読みものの制作(月に1〜2本ほど)、そのほかSNSの運用(野村は当店のSpotify担当)などを行っているのですが、今週はもうすぐ発売するスカートの商品ページ作りがメインですね」

▲野村が商品ページを担当した「刺繍スカート」。今月18日に発売となりました

野村:
「商品ページの制作は、まず商品に関する情報をバイヤーや商品企画開発職のスタッフから共有してもらい、ページの構成を考えることから始まります。

構成を練りつつ、入れる写真のイメージや、見せるコーディネートの内容を外部のスタイリストさん、カメラマンさんなどと相談し、撮影の準備を進めていって。

ちょうど先週撮影が終わったので、今は届いた写真をページにはめこんで完成させていく段階ですね。写真やテキストを推敲しながら、リリースの最終準備に入っています。

リモートワークが増えたここ1年は、撮影の時だけオフィスへ行き、記事を書くなどのデスクワークは基本的にすべて自宅でするようになりました」

 

ズバリ、仕事のどんなところが難しい?

▲商品をどんな風に提案するか、スタイリストさんと相談を重ねて決めていったコーディネート

野村:
「商品ページも読みものも、構成を考える時に『自分がこのページを読むとしたら、どんな風に書いてあると嬉しいか』を意識したいと思っているのですが……たとえば今回担当したスカートは、それをイメージするのがすごく難しかったです。

僕は『スカート』を購入した体験がないので、なかなか自分ごとに捉えきれなくて。

とはいえ自分が心から『いい』と思えなければ魅力的なページは作れないので、まずはいろんなスタッフに試着してもらい、具体的な感想を集めながら、だんだんに商品の魅力を実感していきました」

 

商品ページを作りながら、意識していることは?

▲入社当時(2019年)の撮影練習の様子。野村(右)とわたし奥村(左)

野村:
「自分がその商品のどんなところに共感しているかを、まずじっくり考えることでしょうか。

入社してから、文字通り100本ノックのように(笑)たくさんの商品ページを作ってきましたが……洋服から雑貨までいろんなジャンルの物があるので、自分がふだん手にしないものを担当する時は特に、ページの構成を考えるのが難しく感じることもあるんです。

でも、商品を仕入れたバイヤーや、商品を企画したスタッフには確かな想いがあることがわかるから、まずはそれをじっくり聞いてみる。その中から自分が共感できる部分をひとつ見つけると、だんだんに商品と自分との距離が縮まってきて。

心からおすすめするページを作るためには、まずは自分が共感することが大事なんだと気づきました」

▲野村が撮影から記事の作成までを担当した「脚付きグラス」

野村:
「たとえば、以前担当した当店オリジナルの『脚付きグラス』の商品ページ。

商品を企画したスタッフから『金曜夜の晩酌を楽しむためのグラス』とコンセプトを伝えられたのですが、僕はお酒を飲まないので、そもそも脚付きグラスを使ったこともなくて……その魅力がすぐには附に落ちなかったんですね」

野村:
「でも、そのままでは自分が本当に共感できるページは作れないので、そもそもなんで『グラス』って必要なんだろう?と考えてみることから始めました。

撮影の参考になる写真や、他のサイトも含めていろんなグラスのページを調べているうちに、キラッと光るグラスの佇まい自体が素敵だから、眺めているだけでなんだか癒されるなあと感じて。

疲れた日の晩に、お酒ではなくても何か好きなドリンクをここに入れて楽しむ時間があったら、心がほぐれるだろうなと。そんな時間が欲しい気持ちには共感できたんです。

だから、その部分を伝えられるページにしたいなと思って、グラスが印象的に見えるような写真の撮り方や、言葉選びを意識しました」

▲逆光で撮ったり、レンズを変えたりと、グラスの映り方には何度も試行錯誤を繰り返したそう

野村:
「よくエディトリアルグループの間で話しているのは、自分が担当している商品を、リリースするまでに本気で欲しくなったら、そのページはきっと『いいページ』になっている、ということ。それってつまりは共感するページが作れているということなんですよね。

カメラの技能や文章力ももちろん大事ですが、そういう風に『自分の想い』をちゃんとページにのせることが大事だというのは、クラシコムならではな気がしていて。

その段階にたどり着くまでには大変さもありますが、ただ無心で作るより、ずっと楽しいことだと思うんです」

 

入社前と、仕事のイメージにギャップはあった?

野村:
「記事を書いたり撮影したり、編集の仕事は個人作業に没頭するようなイメージがあったのですが、実際はいろんな人と共同しながら進める作業の方が多かったことでしょうか。

社内ではバイヤーや企画開発職のスタッフ、デザイナー。社外ではカメラマンさんやスタイリストさんなど、常にいろいろな人とコミュニケーションをとり、それぞれの想いを汲み取りながらひとつのページを作っていくのが『編集』という仕事なんだと感じました。

そこには難しさもありますが、いろんなアイデアを取り入れていくことで、自分では想像もしていなかったおもしろいものができることが醍醐味です」

野村:
「関わる人が多いと、その分ストレスも増えるのかなと思っていたのですが、クラシコムではそう感じることがなくて。

プラスもマイナスも率直な意見が飛び交う中でも、皆が真剣にやっていて、その目的は皆同じだという認識が、スタッフの間にあるからなのかもしれません。

エディトリアルグループも、皆ふだんはそれぞれの仕事に全力で向き合っているけれど、誰かが困っている時には全力で助けてくれるし、悩んでいる時には同じように悩んで考えてくれる。その熱さや率直さに最初は驚きましたが、なんだか『部活の仲間みたいだなあ』って感じていて(笑)

自分自身も、良いものを作るために、率直な意見やコミュニケーションをスタッフと交わすということが、クラシコムに入ってとても自然なことになりました」

===

スタッフ野村の話を聞きながら、度々「わかるなあ」と頷いたわたし奥村。今年入社5年目になりますが、日々、考えていることや悩んでいることは、きっとエディトリアルグループのスタッフ皆に共通していることなんじゃないかと思います。

野村の話していた「自分が共感したものを、届くように伝えていく」ということは、例えるなら商品とお客さまの間に “架け橋” を作るような作業です。

私たちが橋を作る(写真やテキストを推敲して、伝えるページを作る)ことで、自分たちが『いい』と感じたものが、はじめて誰かの元に届けられるから、それはエディトリアルグループならではの仕事のやりがいだと感じていて。

スタッフ野村の話を聞きながら、私も改めて頑張ろう、と背筋が伸びたのでした。

採用募集の締め切りは、3/5(金) 9:30まで。わたしたちエディトリアルグループの仕事に興味を持ってくださったみなさまのご応募も、心からお待ちしています!

 

▼エディトリアルグループの仕事の様子は、動画でもご紹介しています(2019年公開)

 

▼スタッフ募集の詳細はこちらから

 

【写真】滝沢育絵(2,3枚目)木村文平(4,8枚目)


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