【植物のある暮らし】第1話:プロに教わる、観葉植物を楽しむ7つのコツ

編集スタッフ 野村

花や枝物、そして観葉植物といった植物のある暮らしは、その空間を彩ってくれるだけでなく、過ごす人の気持ちも穏やかに癒してくれます。

「植物のある暮らし」に憧れはあるけれど、どうやって部屋にグリーンを取り入れていけばいいのか、まだまだ手探り状態な初心者の私・野村。

特に、観葉植物はどんなものを最初に選ぶべきなのかイメージがつかめず、そして枯らしてしまわないかが不安でなかなか手を伸ばせずにいます。

そんな植物のある暮らしを楽しむヒントを伺えないかと思い、今回はフラワー&グリーンスタイリストとして活躍する、さとうゆみこさんの自宅を訪ねました。

 

観葉植物は、どんなものを選ぶべき?

さとうさん:
「植物を選ぶとき、まず第一に考えるべきことは自分が好きなものを選ぶということ。

料理を覚え始める時に、ゆで卵から覚えなくてはいけないなんてことはないのと一緒です。食べてみたい好きなメニューから作ってみるというような、そういう楽しさから始まらないと、植物をお世話するにもだんだんストレスがたまっちゃうと思います」

さとうさん:
「多肉植物が好きであれば多肉植物を。インテリア映えするような大きなもの、小さくて気に入ったものなど、好きだと感じたものならどんなものでも大丈夫なんです。

ただ、珍しい品種のものをいきなり取り入れるのは育てるのが難しいと思います。育てやすさの観点でみると、昔からあって定番と呼ばれるような、アイビー・ポトス(サトイモ科の種類)・ゴムの木(クワ科の種類)・シダ類といった種類の植物が取り入れやすいです」

 

植物を増やすタイミングは?

さとうさん:
「グリーンをこれから部屋に取り入れてみたいなという初心者の方には、気に入ったものをひとつ買って徐々に増やすのではなく、一気に5つくらい買ってみてはどうでしょう、とおすすめすることが多いです。

気に入ったものひとつだけだと、最初はかわいいと愛でたりするんですが、やっぱりだんだんと存在を忘れて、気がつくと部屋の隅で枯らしちゃったなんてことはよくあること。

一気に5つくらい取り入れることで、視覚的にも目に入るし、植物のお世話をしなきゃという意識も生まれやすいです

さとうさん:
そして、最初にいくつか育ててみることによって、自分に合った植物や、自分の欲しいものがだんだんと分かってきます

服選びなんかと一緒の感覚ですね。このブラウスは持っているから次はそれに合わせる羽織りものが欲しいなという風に。あそこの棚に葉っぱが垂れるタイプの植物が欲しいなとか、あの場所に腰くらいの高さのものを置きたいなと、自然と買いたいものが出てくるようになると思いますよ」

 

どのくらいのサイズが、育てやすい?

さとうさん:
「部屋に置く植物のサイズは、4〜8号くらいのもの(鉢の直径が12〜24cmくらいのもの)が、置きやすいし育てやすくておすすめです。

あまりにサイズが小さすぎると、根鉢(土の部分)が早く乾燥してしまってお世話が大変だし、逆に大きすぎると今度は動かすのが大変。

なので、4〜8号くらいのサイズが程よくて、そのくらいの大きさのものを複数個揃えるのがいいと思います」

 

飾る場所はどこがいい?

さとうさん:
「グリーンを飾る場所は、ローテーションをしっかり意識すれば、たとえば陽の入りにくいキッチンでもお手洗いでも、どこに飾っても大丈夫ですよ。

もし1週間室内に置いていたら、次の1週間は明るいところに移動して特に4月〜10月の暖かい時期には屋外も含めて、飾る場所のローテーションをしてあげると、植物も元気を保ちやすいです。

ただし、直射日光が苦手な植物が多いので、木漏れ日の下や洗濯物の影の下など、直射が避けられる環境に置いてあげてください」

さとうさん:
外に置くと、風に吹かれたり、十分な湿度もありますよね。風で揺れることによって根が強く張り、程よい湿度があるおかげで丈夫な株になってくれます。インドアプランツといっても、やっぱり植物は屋外で生育するものですから。

外に出してあげた際には、葉っぱについたホコリも掃除してあげてください。

水やりを兼ねて、シャワーやじょうろでホコリの掃除や、ハダニなどの小さな虫を取り除くとよいですね。室内でやる場合は、霧吹きで濡らしたあと、ティッシュなどで拭いてあげればOKです

 

 水やりのコツは?

さとうさん:
「植物にお水をあげる時には、『一回につき、たっぷりあげる』ということを意識してください。

水を毎日少しずつ足していくのではなく、たっぷりあげて、日にちをあけるというのが良い水やりの方法。植物の種類によって水やりの量を変えるのではなくて、水やりをする頻度を変えるという考え方ですね。土の中に水がパンパンになる状態を一回作ってあげて、そこからどれだけ待つか、というのが植物の種類によって違うんです。

また、常に鉢の中に水が溜まった状態だと根腐れを起こしてしまうので、受け皿などに溜まった水は都度捨てるようにしてください

 

鉢の植え替えは必要?

さとうさん:
「私自身、部屋にたくさん植物を置いていますが、全ての植物を植え替えているわけでもないんです。

お店で売られているプラスチック鉢のまま、陶器の鉢にポンと入れちゃう方がなにかと楽です。飾る場所のローテーションで外に出すときも中身だけ出せば大丈夫ですし、プラスチックの鉢でも元気に育ってくれます

陶器の鉢じゃなくて、あえてガラスの入れ物にそのまま入れてみても全然不自然ではないですよね。飾り方をちょっと変えるだけで印象もガラリと変わります」

 

植物の形が崩れた時には?

さとうさん:
「植物も生き物。育っていく中でどうしても枝ぶりや株の形が崩れてくるものが出てきます。形が崩れたものは他の植物とまとめて飾ってしまうのがおすすめです。

まとめて置いておけば、ひとつひとつの形が目立たちにくいので、うまくインテリアに溶け込んでくれます。

私も大きめのアルミバットに色々な植物を集めて置いています。バットが受け皿の代わりにもなってくれて、水やりもしやすいんですよ」

***

さとうさんにお話を伺うことで、どんな植物を選んでみるべきか、どうインテリアグリーンを楽しむべきかの足がかりができ、初心者の私も観葉植物を満足いく形で迎えられそうと感じました。

つづく第2話では、さとうさん宅のインテリアを見せていただき、さとうさんがどのように植物のある暮らしを楽しんでいるのかについて伺っていきます。

(つづく)

【写真】鈴木静華


もくじ

第1話(5月6日)
プロに教わる、観葉植物を楽しむ7つのコツ

第2話(5月7日)
グリーンスタイリストに聞く、鉢植えの上手な飾り方

 

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さとうゆみこ

フラワー&グリーンスタイリスト。「green & knot」を主宰。フラワーショップやインテリアショップ、専門学校の講師を経て、現在はフラワーコーディネイトやグリーンアドバイザーのほか、植物にまつわるあらゆるジャンルで活躍している。自宅で行なっているフラワーレッスンも人気。
Instagram:@yumikosatooo


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