【気長な家づくり】第3話:模様替えは「灯り」に着目。インテリアをいろどるランプの選び方

編集スタッフ 野村

賃貸住宅やマンションなど、自分の今の家と近しい環境の人たちが、居心地よく過ごすためにどうやってインテリアを作っていったのだろう? そしてどんな工夫があるのかを見てみたい。

そんな思いを持って、以前から気になっていた方のご自宅を訪ねた本企画。

訪ねたのは、グラフィックデザイナー・立古尚子(りゅうこ なおこ)さんのお部屋。1話目では、リビングとワークスペースを、2話目ではキッチンスペースと洗面室を中心に案内していただきました。

立古さんのお宅を拝見していくと、インテリアの中でも素敵なライトの数々が目をひきます。3話目の今回は、そんなライトに関するお話を伺ってみました。

1話目と2話目はこちら

 

ライト作りに没頭した子ども時代

ライトへの興味がわいたのは、小学生の頃からだったという立古さん。どんなきっかけがあったのでしょうか

立古さん:
「小学校の理科で、電球と電流の授業がすごく楽しくて。電球に線をつないだら、灯りがつくことに感動して、以来自分で道具を集めては、ライトを作ってみるというのに没頭していた子どもでした。

それがきっかけで間接照明そのものにも、すごく興味を持ち始めて。だから今でも家には照明器具がたくさんあるんです」

 

模様替えは、照明チェンジで手軽に

▲ダイニングのライトは、ルイスポールセンのもの

立古さん:
「ダイニングで使うライトは、実は今つけている他にも3つくらい定番のものを持っていて、季節ごとに付け替えています。

インテリアの模様替えをしたい時、家具の場所を変えるより照明を付け替える方が気楽でいいなと思うんです。

家具を動かすのは大仕事ですが、照明だと付け替えだけでいいからちょっとの労力で済んで、部屋の雰囲気もガラッと変えられます」

▲フロアランプは、福岡のショップ「TRAM(トラム)」で購入した北欧のヴィンテージ。横にあるスツールは、田園調布のお店「ihållande(イホランデ)」のオリジナル。

立古さん:
「フロアランプは、傘から漏れる光が他の灯りとはまた違った柔らかさをもたらしてくれるので、ひとつあると雰囲気作りに一役買ってくれます。

ちなみにランプとその横のスツールはそれぞれ別々のお店で購入したのですが、なんだか兄弟のように似通った雰囲気があって、並んでいる様子も可愛らしく、リビングの中でも特に思い入れのある家具たちです」

 

暮らしと共に「ぴったりな灯り」は変わってくるから

▲上:兵庫県にある家具屋さん「wood work olior(ウッドワークオリオー)」オリジナルの丸ランプ 下:イギリスヴィンテージのマックランプ

立古さん:
「リビングやワークスペースなど家のあちこちに、様々な形の照明を置いていて。時間帯によって、どのライトを点けたり消したりするかでも部屋の雰囲気は変わってきます。

それに照明って、暮らしていくうちに必要なもの、欲しいものが変わってくるものだと思います」

▲ワークスペースのウォールランプ。横浜のショップ「chikuni(チクニ)」で購入したもの

立古さん:
「たとえば、子どものリビング学習が始まるとペンダントライトだけだと明るさが足りないからもう少し明るいものにとか、子どもが独立して夫婦2人になったらまた雰囲気を変えてもいいかな、というふうに。

そうやってライフスタイルによって欲しい灯りが変わってくるから、その度に照明を見直してみるのも、インテリアの楽しみのひとつですね」

▲玄関スペースにも柔らかな灯りが。福岡のショップ「krank(クランク)」のもの

 

インテリアも、変化を味方に

そんな立古さん一家は、今年から子ども部屋を作り、娘さんのリビング学習にも変化が。子ども部屋のインテリアも少し覗かせていただきました。

立古さん:
「小学6年生の娘にもそろそろ部屋をと家族で話し合って、夫が仕事部屋として使っていた部屋を娘に明け渡しました。

机は、リビング学習をしていた頃から愛用していたヴィンテージのビューローを。扉を手前に倒すとデスクになって、使わない時は収納棚として置いておけるので、この先もずっと使っていけそうです」

▲子供部屋にもランプが。福岡のショップ「TRAM」で購入

立古さんにお話を伺い、特に印象的だったのは、家具自体の使い方や組み合わせのこと。

住み続けながら、その使い方を変えていったものが立古さんのワークスペースにありました。

立古さん:
「このショーケース、実はガラスケース部分と脚の部分とがそれぞれ別々の家具なんです。

下の足はフランスのヴィンテージの折りたたみチェアで、その上に日本の古道具のガラスケースを載せています。

こういうふうに色んな使い方ができる家具が好きです。折り畳みチェアはもともと脱衣所で使っていたものだったんですが、ショーケースのいい脚になりそうだと思って、ワークスペースに。

住みながら、部屋の使い方も家具の使い方も、こうやっていろいろと探っていくのは面白いです」

 

ゆっくり時間をかけて、この家を良くしていけたら

立古さん:
「この家に住んで14年。今まで部分リフォームを3回しました。住んでいくうちに、だんだんとこの壁紙を変えたいな、床を変えたいなと、この家に引っ越してきたばかりでは思い付かなかったことが暮らしてみるとどんどん出てきて。

きっと一気に今の形にしようとは思いつけなかったし、こうやって少しずつ変えてこられたのが私にとってすごく合ったやり方でした。

これからもまた変えたいなと思う部分が出てくるかもしれませんが、また時間をかけて良くしていって、よりこの家のことを好きになっていけたらいいなと思います」

***

立古さん宅のインテリアをみながらお話を伺い、素敵なインテリアは、ゆっくり時間をかけながら形作られていくものなんだと感じました。

長く暮らしてみて初めて気づくこともあるし、暮らしの中でいいなと思えることも変わってくる。

ちょっと気長に、ゆっくりでいいから自分の思う素敵なインテリアに近づければいいなと、うまく肩の力を抜くきっかけをもらえた気がしました。

(おわり)

【写真】木村文平

 


もくじ

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立古 尚子

グラフィックデザイナー。ステーショナリーや雑貨、冊子など、紙媒体を中心としたデザインを手がけている。夫と娘との3人暮らし。インスタグラムアカウントは@nao_et_noa

 


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