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【お守りスープ】第1話:忙しい日の栄養チャージに。すぐできる「鶏ももねぎたまスープ」

【お守りスープ】第1話:忙しい日の栄養チャージに。すぐできる「鶏ももねぎたまスープ」

編集スタッフ 奥村

今年も残すところ1週間。クリスマスに仕事納め、大掃除に新年の準備と盛りだくさんの時期だから、とにかく健やかに乗り切りたい……!

疲れが溜まりやすい今だからこそ、栄養のあるスープをこさえておけたらとっても心強いものです。

今回お届けするのは、がんばらず簡単に作れて、身体も心も元気になるスープ3品。料理家で国際中医薬膳師の齋藤菜々子(さいとう ななこ)さんに教わりました。

1品目は、料理の時間がたっぷりとれない「忙しい日」におすすめのスープ。手軽なのに栄養満点、お腹もしっかり満たせます。

 


すぐ完成!体もぽかぽか
鶏ももとねぎのニラ玉スープ


材料(2人分)

鶏もも肉…1/2枚(150g)
長ねぎ…1本
ニラ…1〜2本
卵…1個
ごま油…小さじ1
粗挽き黒こしょう…適量

A
水…500ml
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1/2
酒…大さじ1
塩…小さじ1/3

【下準備】
・鶏もも肉は余分な皮を切り落として2〜3cm大に切る。長ねぎはななめ薄切り、ニラは小口切りにする。
・卵は溶いておく。

 

お守り食材は、鶏肉・長ねぎ・ニラ

齋藤さん:
「忙しい時は疲れが溜まり、免疫力も低下しがち。今回は身体を温めることで免疫をアップさせてくれる、鶏肉・長ねぎ・ニラを使いました。

鶏肉は肉の中でも特に、身体を温める効果のある温熱性の食材。寒さで身体が冷えがちなこの時期におすすめです。

ニラは辛味(しんみ)の食材で、食べることで発汗の効果があるため、身体の巡りをよくします。

食べる生薬とも言われる長ねぎは、寒気からくる風邪や、お腹の冷えにも効果的と言われています」

 

作り方

1.鍋にごま油を強めの中火で熱し、鶏肉を皮目を下にして加える。こんがりと焼き色がつくまで全体を炒めたら、Aを加えて中火にかける。

 

2.煮立ったらねぎを加え、中火で2分ほど煮る。

 

3.鍋が再び煮立ったら、具材を片側に寄せ、空いたところに溶き卵を2〜3回に分けて加えていく。

 

4.卵に火が通ったら器に盛ってニラを散らし、好みで粗挽き黒こしょうをふればできあがり。

齋藤さん:
「溶き卵は2〜3回に分けて加えるひと手間が大事です。こうすることで、卵がふんわりとおいしく仕上がります。

日持ちは冷蔵で3日。卵を入れる前の状態なら、ジップロックなどに入れて冷凍保存もできるので、たくさん作ってストックしてもいいですね」

 

肉の旨味とねぎの甘みが染みたスープは、塩こしょうの味付けだけでもしっかりコクがあり、プリッとした鶏肉で食べ応えもじゅうぶん。ほんのり中華風味の食欲そそる味わいでした。

丸々1本入ったねぎのおかげか、食べているそばから身体がポカポカしてくるほど。

ごはんを入れて雑炊にしたり、うどんを入れたりとアレンジもできそう。こんなスープがあったなら、忙しい日も心強いこと間違いなしです。

 

【写真】濱津和貴


もくじ

齋藤 菜々子

料理家、国際中医薬膳師。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材で作る親しみやすい家庭料理のレシピを雑誌やwebで提案している。近著に『体にいい煮込みおかず』(ワン・パブリッシング)、『基本調味料で作る体にいいスープ』(主婦と生活社)など。Instagram:@nanako.yakuzen

 

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