【台所道具5選】02:大は小を兼ねない?  お弁当作りを助ける、小さいからこそ便利な道具(料理家・たくまたまえさん)

編集スタッフ 奥村

取材で台所にお邪魔するたび、つい目を奪われるのは台所道具たち。

料理上手な方々は、たとえ菜箸1本でも、そこに「選んだ理由」があるようです。

この特集では料理家さんや道具店店主さんに、長く愛用するよりぬきの台所道具をご紹介いただきました。

1話目はこちらから

 

2人目は料理家のたくまたまえさん。

毎朝旦那さんに作るお弁当(通称「たま弁」)をSNSに投稿するたくまさん。手際よくお弁当を作るための道具をはじめ、日々の料理に欠かせない5つのアイテムを見せていただきます。

 

 

瓶のふたがするっと開く、シリコンシート

たくまさん:
「ジャムや佃煮などの保存食をよく作るので、瓶のふたを開ける機会が多いんです。が、忙しい朝ほどなかなか開かないことも。

そんな時に100円ショップでたまたま見つけたのが、シリコン素材のふた開け用シート(自分好みの形に切っちゃった)。瓶のふたにはめて力を入れればパカッと開くんです。試しに買ってみたのですが、なかなか便利で愛用しています」

 


ステンレスの小さな丸型トレー

▲丸型は『ヨナス』、オーバル型は『Genware』のもので、それぞれ5年ほど前に吉祥寺の雑貨屋「CINQ」で購入

たくまさん:
「下ごしらえに便利な小さいトレイ。それぞれ直径15〜16cmくらいの手のひらサイズで、角がなくて洗いやすい丸型のものを愛用しています。

お弁当のおかず作りなど、細々した食材をそれぞれ調理する時にもちょうどいい大きさなんです。

それから、ちょっとしたお皿代わりにも。おつまみがよく似合うので、アペロの器に重宝しています」

▲撮影:たくまさん

 

「カイボイスン」のラテスプーン

たくまさん:
「柄の長いデザインが特徴の『カイボイスン』のラテスプーン。小ぶりなので、調味料を混ぜたり、お弁当のおかずを詰めたり、細々した作業に便利。

同じものをいくつも持っていて、菜箸感覚でちょっとした時に使っています」

細長いから瓶に入った食材も取り出しやすいですし、最近は大さじ・小さじもこれに目分量で計るようになりました。

それから、ひとりの時は食事のスプーン代わりにも愛用しています。スープやごはんを1口分すくうのにちょうどよくて。でも普通のスプーンよりはちょっと小さいので、早食い防止にもなればいいなあと思いながら(笑)」

▲撮影:たくまさん

 


段付きのアルミ炊飯鍋

たくまさん:
「かれこれ10年以上愛用している炊飯鍋。京都の鍛金工房『Westside 33』のものです。

まとまった数のお弁当の注文を受けることも多いので、炊く量に合ったサイズを買い揃えるうちこんなにたくさん揃っていました」

▲たくまさんがよく使うのは、直径16cmの2合用

たくまさん:
「特にいちばん小さいサイズは、毎朝の夫のお弁当作りに便利。沸騰してから11分、短時間でお米が炊きあがります。最大で2合まで炊けるので、2人暮らしの1日分にちょうどいいんです。

『段付き』だから、蒸気が出てきても吹きこぼれず、ふたのフチに溜まってくれるのが便利なところ。他のおかずの調理で手が離せない時も安心です。

土鍋と比べて軽くて洗いやすいアルミ素材だから、日常使いにぴったりです」

※「Westside 33」のアルミ鍋は、5月にたくまさんのオンラインショップ(URLは文末プロフィールに掲載)で販売予定。詳細はインスタグラム(@tama.tamaben)で決まり次第お知らせの予定です

 


アルマイトのミニ両手鍋

▲左下と右下は韓国の市場で購入。上は東京・谷中の「松野屋」で購入

たくまさん:
「熱伝導がいいアルマイトの鍋。直径12〜16cmくらいのものをいくつか持っていて、2人分のおかずを作るのにちょうどいいサイズです。

小ぶりなので、煮物を作ってふたをして、このまま冷蔵庫で保管することも。

それから、ひとり分の鍋物や、湯豆腐にも便利。食卓にそのまま並べても絵になる、かわいい見た目も好みです」

▲撮影:たくまさん

 

小さい道具ほど、意外と便利なんです。

「台所道具に関しては、大は小を兼ねないと思っています」とたくまさん。特に毎日のお弁当作りには、必要な量をさくっと作れる小回りのきくサイズ感が大事だといいます。

たくまさん:
「それに、小さいものってなんだか可愛いですよね。使うのが楽しくなるような見た目も重視して選ぶことが多いです。

気になったらまずはひとつ買ってみて、使い勝手がよければ同じものをまとめ買い。

同じものなら複数あってもスタッキングできるから、収納も案外かさばらないですよ」

小さなトレーに、小さなお鍋、たくさんのカトラリー。たくまさんの台所には、こつこつ集めてきた愛らしい台所道具たちがひしめいていました。

 

【写真】濱津和貴


もくじ

たくま たまえ

地元産の野菜や果物を中心に、旬の食材を使った保存食のレシピ提案が人気。主な著書に、保存食のレシピをまとめた『たまちゃんの保存食 新版』(株式会社マイナビ)、夫のお弁当作りをまとめた『たまちゃんの夫弁当』(主婦と生活社)がある。現在、オンラインショップ(tama’s store)で保存食や暮らしの道具を不定期に販売中。 Instagram:@tama.tamaben

 


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