RECIPE
【ごきげんサンド】02：カリッカリのチキンソテーが主役！ 育ちざかりも大満足な「わんぱくサンドイッチ」
編集スタッフ 藤波
新しい出会いにソワソワ、わくわくの4月。
浮き立つ心のなかでも春を楽しむ気持ちがわいてきそうな、作って楽しい、目で見て嬉しいサンドイッチのレシピを、料理家の小堀紀代美（こぼり きよみ）さんに伺っています。
第2話でご紹介するのは、ジューシーなチキンとたっぷり野菜でボリューム満点のサンドイッチ。
カリッとしたチキンソテーを焼くコツについても、詳しく教えていただきましたよ。
▲主役のチキンソテーは、そのままメインのおかずとしても◎
カリカリに焼くコツは、じっくり待つこと。
チキンソテーが主役の「わんぱくサンド」
材料（2つ分）
食パン…2枚（6枚切り）
鶏もも肉…1枚（約200g）
ブロッコリースーパースプラウト…1パック分（50g）
紫玉ねぎ…1/6個（30g）
マヨネーズ…大さじ2と1/2
粒マスタード…小さじ1と1/2
黒こしょう…適量
※紫玉ねぎは普通の玉ねぎでも同様にお作りいただけます
※ブロッコリースーパースプラウトがなければ、キャベツの千切り（120g）で代用できます
作り方
1. チキンソテーを作る
鶏肉は余分な脂や筋を取り除いておく。
▲余分な脂や筋はくさみの原因になるので、できるだけ取り除いておくのがおすすめです
フライパンを中弱火にかけて温め、オリーブオイル大さじ1（分量外）を入れる。皮目をぴんと張った鶏肉を入れ、塩小さじ1/3（分量外）をふったら、ヘラなどで皮目をぎゅーっと押し付けるようにして焼く。
▲鶏肉の重さの1%の塩をふるとちょうどいい塩加減になります
鶏から出てきた脂をキッチンペーパーなどで拭き取りながら、皮目全体が香ばしく焼けるまで15分間ほど焼き続ける。
▲最初に出てくる水っぽい脂は特にくさみがあるので、しっかり拭き取りましょう。フライパンを傾けると取りやすいです
皮目全体が香ばしく焼け、鶏肉の側面の3/4程度まで火が通ったら裏返して弱火にし、さらに2〜3分焼いて完成。
小堀さん：
「鶏肉は分厚くても開いたりせず、そのまま焼くのが肉汁を逃さないためのポイント。じっくり、焦らずに、皮目全体がフライパンの底に平らにぴったりくっつくよう焼くのがコツです。
一緒にキノコなどをソテーすると、それだけでメイン料理としても召し上がれますよ」
2. サンドイッチを作る
① 玉ねぎは千切りに、スプラウトは洗ってしっかり水けを切り、キッチンペーパーでさらに拭う。マヨネーズ（大さじ1と1/2）とブラックペッパーを加え、全体をよく混ぜておく。
② 食パンは2枚重ねて、表面に焼き目がつくまでトーストする。
小堀さん：
「2枚重ねてトーストすると、外側はカリッ、内側は蒸されてほわほわの食感になります。
チキンソテー以外にも、コロッケやハンバーグなどおかず系のサンドイッチの時には、この焼き方がおすすめです」
③食パンの内側にマヨネーズ（残りの大さじ1）と粒マスタードを塗る。
④ ①を山盛りにのせた上にチキンソテーをのせ、お好みで塩と黒こしょうを軽くふる。もう1枚の食パンで挟み、上からぎゅっと押さえる。
3. 包む（お好みで）
大きめにカットしたクッキングシートの中央にサンドイッチを置く。シートの上下の端をあわせて、1cm幅で折りたたんでいく。
左右の端は上から押さえながら三角形に折り、底面のほうに折り曲げる。
半分にカットしたら完成。
小堀さん：
「サンドイッチにする野菜の中でも、スプラウトのもしゃもしゃとした食感が特に好きなんです。
手に入らない場合は、キャベツの千切り（120gほど）で作ると、また違った味わいを楽しむことができます」
＊＊＊
出来たてを食べてみると、「おいしいー！」と思わず頬がゆるみました。香ばしくてジューシーなチキンソテーと、マイルドな風味のスプラウトサラダは相性抜群。
これまでスーパーでスプラウトを手に取ることはなかったのですが、サンドイッチの脇役として我が家の定番になりそうです。
次回は、市販のレバーペーストを使っておうちで簡単に作れるバインミーをご紹介します。どうぞお楽しみに。
【写真】上原朋也
もくじ
小堀紀代美さんの焼き菓子レシピはこちらから
小堀紀代美
料理家。カフェのような食堂のような「LIKE LIKE KITCHEN」を経て同名で料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家！』楽しくをモットーに。インスタグラムは@likelikekitchen から。
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