【お灸をはじめてみたら】後編:季節の変わり目に始めたい。お灸でじんわり、足ツボをあたためてからだ改革を

編集スタッフ 糸井

毎年、季節の変わり目に体調がぐずつきやすいです。

あるとき知人に勧められて、気になっていた「お灸」。自宅にいながらセルフでできるものもあるようで、初心者でも簡単にはじめられるのだとか。

そこで、特集「お灸をはじめてみたら」では、目白鍼灸院の院長・柳本真弓(やなもとまゆみ)さんに、これからの季節におすすめのツボを聞いています。

前編を読む

 

肌寒い季節に向けて、できること


柳本さん
「お灸は続けることで、どんどん効果がでてくるもの。おすすめは、3ヶ月くらいの期間を目処に『この冬は冷え症を軽減したい』、『睡眠を深くしたい』、『風邪をひきやすいのでバリア機能を高めたい』といった体質改善の目標を立て、そこに効くツボを続けていくことです。

鍼に比べ、お灸は慢性的な身体の悩みを少しずつ改善するのに向いているんですよ。通販で買うときも、50個や100個入りが一般的です。毎日1個ずつでも構いませんので、ぜひ続けてみてください。

早速、これから寒くなる季節におすすめのツボを紹介しますね」

 


自分でできる、養生を。
これからの季節におすすめ「足ツボ」


ひとつ覚えるなら、このツボです

柳本さん
「まずは、三陰交(さんいんこう)というツボ。足のお灸ならとにかくここがおすすめ。冷え改善や胃腸の調整などの不調に役立ちます。女性特有の生理痛や貧血改善にもベストスポットです。

毎日続けるうちに、生理周期が整ったり、基礎体温が上がったりと、徐々に変化を感じると思いますよ」

三陰交の見つけ方
①内くるぶしを、両手の親指と人差し指でつまむ
②その真ん中を起点にして、
③小指から指4本(第2関節のライン)を並べる。人差し指が当たっている所に据えましょう

 

身体の冷えを整えるなら

柳本さん
「これは太渓(たいけい)というツボです。先程の三陰交とかけあわせると、より冷え症を改善していくことに繋がります。血の巡りも進み、アンチエイジングな効果もあるんです」

太渓の見つけ方
①内くるぶしを、両手の親指と人差し指ではさむ
②その真ん中と、アキレス腱の間がツボ。少しへこんでいるのが目印です

 

食欲不振や、食べ過ぎなどの
「胃のレスキュー」に

柳本さん
「膝のあたりにも、よく効くツボがあるんです。それが、足三里(あしさんり)

元気を出すツボでもあり、足の疲れや食べ過ぎによる胃の張りなど、さまざまな不調に役立つといわれています。これも三陰交と一緒に据えると相乗効果がのぞめます」

足三里の見つけ方
①ひざの皿の外側のくぼみに、手のカーブを添わせる
②指を4本当て、中指の先の当たったところがツボ。触ると、少しくぼみを感じる部分です

 

よく眠れる身体づくりには……

柳本さん
「次は、失眠(しつみん)という、かかとの中央にあるツボ。3ヶ月くらいの間、継続的に三陰交失眠にお灸を据えることで、睡眠改善が見込めます。むくみが気になるときにも効きますね」

失眠の見つけ方
①かかとの中央付近。少しくぼんでいるところが目印です

▲ちなみに、即時的に効くお灸もあるそう。それが巻爪や乾燥による指のひび割れ。患部に直接お灸を据えるだけ。2、3日続けると、かなり改善するのだとか。

 

自分の不調と、やさしく付き合ってみる

前後編で、様々なお灸スポットをご紹介してきました。

柳本さん
「ご自身で、セルフお灸をある程度続けたら、たまに鍼灸院に行ってみると、今以上にきっと楽しい発見がありますよ。

『こういうツボを習って、このくらいセルフで続けてきたけれど、他のおすすめ箇所や、加えたほうがいい所はありますか?』などと聞くと、より今の自分の体質にフィットしたツボを教えてくれると思います。

お灸を続けるなかで、どうにも身体に効かない気がした場合にも、もしかしたら鍼がより好相性だと分かることもありますから」

柳本さん
「鍼灸という世界には流派が本当に様々なんです。『肩こりを改善したい』と思って何件かの院に行ったのに、それぞれで治療されるツボの場所が違うことはよくあります。言うなれば、それぞれが自分のブレンドで配合しているようなイメージを持っていただくといいかもしれません。

自分ではここが肩こりに効くと思っていたのに、鍼灸院に行ったら全然違った場所に施されることもあるかもしれません。だからといって、不安になる必要は全くありませんよ。『プロから見たら今日はここのツボがいいんだな』と軽やかに付き合っていくのがちょうどいいと思います。

とはいえ、今回ご紹介してきたツボはどれも間違いのない、基本のツボですから安心してくださいね」

***

薬を飲むまでもないかもしれないけれど、どこか身体が不調なときや、痛みを感じるときにできる「お守り」として。ちょっとずつ体質を改善していくことができる「お灸」の効能を学んできました。

長く続けているうちに、気がついたらなんだか良くなっていた、なんてことが本当に起きたら嬉しいな。そんなことを思いながら、新しい習慣として、ここから冬にかけての3ヶ月、頑張りすぎず、お灸生活を続けてみたいなと思っています。

(おわり)

【写真】鍵岡龍門


もくじ

 

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柳本真弓

広島県出身。鍼灸あん摩マッサージ指圧師。目白鍼灸院院長。著書に「簡単BEST30ツボ」(東京新聞) 、「『手』をもむ、触る、押すだけで、たちまち健康になる!」(マガジンハウス)などがある。


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