【今夜はおでん】02:ピリ辛濃厚、締めはラーメン。「たことウインナーのコチュジャンおでん」
ライター 瀬谷薫子
今夜はおでんにしませんか? 味の染みた大根に、ほくほく茹で卵。やさしいだしの味は頑張った一日をねぎらうようなご褒美です。
冬の間飽きずに楽しめる、ちょっと新しいおでん4品を、今回は料理家の夏井景子(なつい けいこ)さんに教わりました。
2品目は甘辛いコチュジャンの韓国風おでんです。
具材の妙も楽しい
韓国風コチュジャンおでん
材料(2人分)
A(※)
水…800ml
煮干し…30g
昆布…10cm
※煮干しと昆布はだしパック1袋でも代用可
B
酒…50ml
コチュジャン…大さじ2
醤油…小さじ1
大根…1/2本
卵…2個
茹でたこ…150g
ウィンナー…6本
春菊…1/2袋
トッポギ…適量
(締め)
袋ラーメン…1/2〜1袋(好みで調整)
すりごま…適量
【下準備】
Aは鍋に合わせて30分おいておく。
作り方
1.下ごしらえ
だしをとる。鍋に入れたAを強火にかけ、沸いたら弱火にして10分煮出し、ざるで濾す。
▲「煮干しは食感が気にならなければ、濾さずにそのままスープにしてもおいしいです」
大根は3cm幅の輪切りにし、皮を厚めに剥き、表面に味が染みやすいよう十字の切れ込みを入れる。ウィンナーは表面にななめに切り込みを入れ、トッポギは串に刺す。たこは大きめのぶつ切り、春菊はざく切りにする。
▲大根は皮から3〜5mmくらい内側に薄く線が見えます。これが筋で、刃を入れることで口当たりよく柔らかく仕上がります
2.下茹で
鍋にたっぷりの水と大根を入れて強火にかけ、沸いたら中弱火で15分以上柔らかくなるまで茹で、ざるにあける。
卵も水から茹で、沸いたら弱火にして10分茹で、殻を剥く。
3.煮込み
鍋に1のだし汁とB、大根、卵、ウィンナーを入れて強火にかけ、沸いたら弱火にして20分煮る。たことトッポギを加えてさらに10分煮る。
仕上げに春菊を加え、さっと煮たらできあがり。
一度冷ましてから、食べるときにもう一度温め直すと、味が染みておいしい。
夏井さん:
「ウィンナーは切り込みを入れて煮るのがポイント。旨みがスープに染み出ておいしくなります。
たこは大きめに切って食感を楽しんでください。
締めはぜひラーメンに。すりごまをかけると香ばしい風味が増してまた違う味わいに。お好みでチーズを入れてもおいしいです」
たこにウィンナー、色々な具材の味が染みたおでんは味にぐっと深みが。
コチュジャンの甘辛さの中に、しっかり香るだし風味。味は韓国風でも、食べた印象はおでん。やみつきになる味わいで箸がすすみます。
残ったスープで作るラーメンがまた格別。ぜひ最後まで召し上がってください。
【写真】濱津和貴
もくじ
夏井景子
料理研究家・フードコーディネーター。二子玉川で料理教室を主宰しながら、雑誌やメディアでのレシピ提供、ドラマの料理監修など幅広く手掛ける。instagram:@natsuikeiko
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