小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。第1話:青のうつわ編
編集スタッフ 松田
特集|小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。
青の器 – 見ているだけで涼やかになる器たち
本日より3日間の連載で新特集、
『小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。』を
公開させていただきます!
陽射しがぐんと強くなったこの頃。
日々目にするものにも
涼しげな潤いや、爽やかな彩りが
ほしいなぁと感じませんか?
そこで、この特集では
夏の暑い時期に眺めているだけで涼やかな器、
少しお料理をはりきりたくなる器、などなど、
夏の暑さにちょっと疲れている気持ちを
見ているだけで上向きにさせてくれるような、
器たちの魅力に迫ります。
今回の特集でご協力頂いたのは、
料理家の小堀紀代美さん。
小堀さんは、暮らしノオト第2号や
コトコト美味しい煮込みレシピ特集でも
ご登場いただいています。
和洋問わず、たくさんの
素敵な器をお持ちなことでもよく知られていて、
そのセンスのよさが評判となり、様々な雑誌や
メディアでも紹介されているんです。
今回はそんな小堀さんのご自宅にお邪魔し
食器棚を覗かせてもらいながら、
小堀さんがお持ちの夏らしい色合いの器を集めて
テーブルセッティングを彩りよく楽しむコツを
教えてもらいました。
また、器との出会いや思い出など
小堀さんご自身のストーリーも
いろいろとお聞きすることができましたよ!
本日より3日間の、
小堀さんとの夏のうつわ特集。
どうぞお楽しみください。
「小堀紀代美さんの、夏のうつわ道楽。」
青のうつわ、大集合!
さっそく、小堀さんの食器棚から
青色の器を出してきてもらいました!
青といってもその表情は様々。
晴れた日の海の色や、
深みがかかった紺碧に近い色、
透き通るような空の色。
グラデーションが美しいですね〜。
松田:
「小堀さんは、どんな時に青い器を
食卓に出すことが多いですか?」
小堀さん:
「やっぱり一番多いのは朝ごはんの時かな。
青の器ってそれだけで爽やかだし、
青色のお皿で朝ごはんを食べると、
何だか気持ちよく一日を迎えられそうじゃない?
それに青色は
こんがり焼けたトーストと相性がよくて
コントラストが綺麗だから、
より一層トーストが美味しく見えますよね。」
小堀さん流 青のうつわの楽しみかた
小堀さんと一緒に、青の器だけで
朝のテーブルコーディネートを楽しみました。
器の組み合わせ方を選ぶときの
ちょっとしたコツも教えてもらいましたよ!
01 太い線×太い線で
バランスよく
例えば、こんがりと焼けたバタートーストと
ざっくり切ったオレンジを盛りつけて。
コーヒーも一緒に、朝食タイム。
夏の朝も、爽やかな気持ちで迎えられそう!
小堀さん:
「同じ色の器同士でも、
異なる模様の器を組み合わせる時は、
上の写真のように
フチに描かれている線の太さや
色がある部分の面積のバランスを意識してみると、
収まりがよいテーブルになるんです。
そういう時は、細い線×太い線より
太い線×太い線の器同士の方が、
バランスが取りやすいんですよ。」
02 パターン模様×お花柄の
意外なコンビ
花柄や果物のような自然の中にあるものの柄と
チェックやラインなどが続く規則的なパターン模様を
合わせるのもおすすめだそう。
小堀さん:
「意外としっくりくる組み合わせなんですよ。
アクセントの強弱がついて、
より楽しいテーブルになります♪」
03 テーブルクロスも
色柄ものを合わせて
同じ青の器でも、暖色系のクロスをしくだけで、
パッと明るい印象に!
家では、いつも木のテーブルの上か、
無地のクロスしか使ったことがなかったのですが
なんだか色柄ものに挑戦してみたくなります!
小堀さんいわく、
柄のクロスに柄の器を合わせる時は
クロス、器、料理、いずれかの色をリンクさせる
ことが大切なんだとか。
小堀さん:
「例えばこの場合、
トーストとオレンジをのせるイメージだから、
お料理の色とクロスの色が暖色で繋がりますよね♪
すると、アクセントがありつつ
うるさくなりすぎない、
華やかなテーブルになるんですよ〜」
青い器に盛りつけたいお料理
小堀さんなら、青い器には
具体的にはどんなお料理を盛りつけたいですか?
と聞いてみました。
すると、じゃあせっかくだから作りましょう〜と
自宅のキッチンで青の器に合う
お料理を作ってくださることに!
お部屋の可愛いインテリアに見とれつつ、
キッチンからのいい匂いを楽しみに待っていると、
小堀さんの「出来ましたよ〜!」の声♪
そしてブルーのお皿で
出していただいたのは、こちら!
ブルーラインのGien × エッグベネディクト
小堀さん:
「イングリッシュマフィンで
作ることが多いエッグベネディクトですが、
海外ではいつも食卓にあるパンで
作ることが多いみたいですよ。
それにならって、
今回は自家製のカンパーニュで作ってみました。
青の器の中でもお気に入りの、
ジアンのプレートで召し上がれ〜!」
松田:
「わ〜!美味しそうー!!
青と黄色のコントラストが
とっても綺麗ですね〜!
見た目だけで美味しいのが伝わってきます〜笑」
おまけ — 小堀さんとうつわ
おまけとして、うつわについて
小堀さんに伺ったお話をちょっとだけ。
小さい頃から、習い事の中でも
お料理教室が一番好きだったという小堀さん。
必然的に、お料理をする上で欠かせない器に
興味を持つようになったそうです。
小堀さん:
「昔から、家族で旅行に行くと、
必ず皆それぞれお気に入りの器や湯のみをみつけて
持って帰ってきていました。
器好きなのはたぶん、そんな
両親譲りなところもあるんでしょうね。」
お持ちの青の器をみせてもらえませんか?
とお願いしたときに、
小堀さんが一番最初に出してくれたのは、
たくさんの和食器でした。
意外なことに、20代の頃は、
染め付けの器が大好きで
骨董市などや旅先のお店でみつけた
和食器ばかり集めていたのだとか。
その頃に集めた器はいまでも
日常使いの器として
小堀さんの日々の食卓で活躍しています。
思い出のある器こそ閉まったままにせず、
毎日の暮らしの中で使い続けていくのって
器たちも喜んでくれそうで、何だか素敵ですね。
青のうつわ編、いかがでしたでしょうか。
わたしは思わず自分の食器棚から
青のお皿を集めたくなってしまいました〜。
明日は、緑のうつわの魅力に迫ります。
引き続き、小堀さん流
テーブルコーディネートの楽しみ方も
教えてもらいましたよ!
ぜひお楽しみに!
◆当店のさわやかブルーアイテム◆
気持ち涼やかになる青のうつわや雑貨たちを
集めました!
↓↓↓
◎小堀さんの著書の一部はこちら。↓↓↓
2品でパスタ定食 小堀 紀代美 文化出版局 2013-04-26 |
ティーマがあれば―北欧の白い皿に盛るレシピ (生活実用シリーズ) NHK出版 NHK出版 2012-02-18 |
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