【店長コラム】遠回りを恐れない。
店長 佐藤
月曜日から連載がスタートした特集
「クリスマスとお正月のインテリア」
楽しんでご覧いただけてますでしょうか?
この特集、いくつかのカットを
我が家で撮影したんですね。
スタイリストの四分一(しぶいち)さんが
家に来てくださるということで
撮影の前日、夜な夜な必死で掃除をしたことは
言うまでもありません(笑)
(この特集を担当したスタッフ田中、真剣に撮影中)
撮影中、田中の横から図々しくも
四分一さんに聞いてみたかったことを
わたしも質問させてもらってたのですが、
なんともいいお話をきくことができました。
そもそも、こんな質問がきっかけでした。
佐藤:
「雑貨をかわいく飾るためのコツを教えてもらえたとしても、そもそも飾るための雑貨をどうやって選ぶか?その選び方のほうがむずかしいとおっしゃる方やスタッフもいるんです。選び方のコツとかってあるんでしょうか?」
四分一さん(以下、四分一):
「例えば、こまこま小さなモノを飾るのが好きな人だったらそのこまこましたモノの中にも統一感をもたせる雑貨の選び方をするのはおすすめかもしれないなあ。例えば、木とか土っぽいものなどザラつきのある質感の雑貨ばかりを集めてひとつの場所に飾ってみるとか・・・。
いわゆるかわいい飾り方が好きじゃない人なら、コンランショップで売っているような大きな花瓶とかオブジェをひとつだけ買って、リビングにドーンと置いて存在感を演出するのもありかもですね~」
佐藤:
「なるほど~!」
四分一:
「でもね。。」
ここからのお話がさらに個人的にツボでした。
四分一:
「やっぱりね、自分の『好き』を知ることがなにより大切なんですよね。一見時間のかかることだから遠回りなようだけど、雑貨を自分らしくチョイスしたり飾ったりするためには何より確実な道。自然を観察して、あっ、ああいう色使い好きだな素敵だなと思ったり、雑誌を沢山めくってこういう雰囲気好きだなと思ったり、美術館に行って、ああ~、この絵いいなあとうっとりしたり。自分の好きに気づける場所とか行為って意外といろんなところにあると思うんです」
佐藤:
「そうか、遠回りを恐れないってことですね。たしかに、わたしも自分の好きを知る旅、20代から遡れば相当長かったかも!笑」
四分一:
「時折、雑誌の企画とかで『簡単に、かわいく飾るコツを教えてください』と依頼されたりすることもありまして、もちろんお仕事としてそのコツをお伝えしようと奮闘するんですけど、簡単にかわいくって実はすごく難しいことなんですよね」
佐藤:
「簡単ではないってことですよね」
四分一:
「はい。かわいく飾るために一番大切なのは、やっぱり自分が何にひかれ、何が好きかを時間をかけて知ることなので、本来はそこそこ長い道のりがいるんだと思います」
佐藤:
「自分の好きを知る→好きだから楽しんで飾れるようになる→楽しんでやれるからうまく飾れるようになる、みたいなプロセスなのかなあ。ああ、これって本当にそうですね。仕事とか勉強とか、もしかしたらビジネスまで、なんだかすべてに通じている気がします」
こんな思いがけない四分一さんとの会話から
あらためて学ぶこと、すごくありました!
何事にもコツやスキルというものがあって
それを習得すれば最短コース!
みたいに思ってしまっていた自分に
ハッとさせられました。
もちろん、そういうコツやスキルも存在するし
必要な場面もたくさんあるのかもしれないけれど、
ほんとうに行き着きたい、身につけたいと
思ったことについて
じっくりと長い時間をかけて向き合っていく、
そんな姿勢も大切にしたいと思います。
ああ、いいお話がきけました。
四分一さん、ありがとうございました。
こういう有意義な出会いこそ人生の醍醐味!
なあんて大袈裟に締めくくらせていただきます。
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)