【店長コラム】たった1時間、されど1時間で味わえる非日常が好き。
店長 佐藤
わたしにとって
ささやかな非日常ってなんだろう?
仕事で追いかけているテーマとも関係してか、ここのところ「日常のなかの非日常」という言葉が頭をグルグルと駆けめぐっています。
そこで考えてみたのが、わたしにとってのささやかな非日常ってなんだろう?ということ。真っ先に思いついたのは…
『ひとりで過ごす1時間』
時おり「くたびれた~」となると、夫に子どもを託し1時間ほどのひとり時間をもらいます。
たった1時間かもしれないけれど、なかなか濃密でもあり、されど1時間ともいえる貴重な時間。
まずは近所の本屋さんをパトロール
ひとり時間がスタートし、まず向かうのは近所の本屋さん。
大好きなインテリアと暮らしのコーナー、その後で料理本のコーナー、さらに新刊のコーナーと文庫本のコーナーを足早にパトロールします(笑)
ある日、買ったのは下の写真の4冊。
・伝わる揺さぶる!文章を書く(山田ズーニー)
・K.K closet(菊地京子)
・バルセロナ・パリ母娘旅(銀色夏生)
・たそがれビール(小川糸)
特に銀色夏生(ぎんいろなつお)さんのエッセイや日記は昔から大好きで、最近また引き寄せられるようにして新刊を次々に読んでいます。
自分じゃない他の誰かの人生や旅の記録に触れられるというのは、わたしにとってはかなりの非日常体験。
次は買ったばかりの本をもって
パンとコーヒーがある喫茶店へ
ひとり時間の一番の盛りあがりがココ!買ったばかりの本をもって落ちつける喫茶店に入り、しばし寛ぎます。
とは言っても、そんなに長い時間は過ごせないところがまたいいんですよね。
買ったばかりの本をカバンからいそいそと取りだし、4冊あるとしたら4冊とも、最初の数ページだけめくったり読んだりするんです。
この最初のさわりの部分だけを楽しんで「とりあえずはこの本、買ってよかった~。あとでゆっくり読む楽しみができた~」と思えることが大事(笑)
非日常にいる間に、また戻らなければいけない日常のための小さな楽しみをつくっておけると、なんだか得した気分に。
ちなみに時間はなくてもしっかり食べますよ~!この日は天然酵母パンとコーヒー。
ひとり時間の締めは、花屋さん
帰りにかならず寄るのが花屋さん。
花屋さんに並ぶ色とりどりの花のなかから「今日はこれ」とえらぶ時間は、まさにささやかな非日常体験ですが、日常への何よりの手みやげでもあります。
家で待ってる家族はドーナツとかのほうが喜ぶんでしょうけどね(笑)
ここまででおおよそ1時間!駆け足でも、なかなかの充実感。からだも心もちょっぴり元気になったような「気がする」。気がするだけで十分満足です。
非日常はもしかしたら
「帰りたくなる旅」のようなもの?
パトリス・ジュリアンという人が書いた『生活はアート』という本を20代の頃に読んで、ある一文に共感したことを思い出しました。
たしか「はやく家に帰りたくなる旅は、いい旅」というような一文だったかと。
旅先でいい刺激をうけたり、心底リフレッシュできると、今度は家に帰ってなにかを始めたくなる。そんな旅が理想というようなことを書いておられました。
20代だったわたしは共感しながら読んだけれど、なかなか本物の旅行には出かけない今、『1時間のひとり時間』にその「早く帰りたくなる旅」の要素を詰めこもうとしているのかもしれないです。
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