【お出かけコラム】ノスタルジックな風景を求めて旧白洲邸へ。
お客様係 上山
今日のお出かけ:スタッフ上山編 「偉大なる人物の軌跡をたどって」
「いつか訪れてみたいな」と思っていた場所へとある週末、ふと足を運んでみました。
まだ戦時中であった頃、東京の都心から少し離れたところに土地を購入し、畑作業もしながら暮らしていた白洲次郎・正子夫妻。
このご夫婦2人、自らの手で作り続け晩年まで住んでいたという「武相荘(ぶあいそう)」へ。
ここは、東京都町田市にある旧白洲邸
旧白洲邸「武相荘(ぶあいそう)」は、今は記念館として一般公開されていて、中にはちょっとお茶やお食事ができるレストラン&カフェも併設されていました。
1つ1つ白洲正子の確かな目で選び抜かれた調度品が置かれた室内の様子、白洲次郎が使っていたであろう農工具がそのまま車庫に残されている様子、まるで昨日までそこで暮らしていたような風景が目の前に広がります。
和風でありながらモダンで印象的な空間
一歩家屋へと足を踏み入れる前の玄関の装いは、大胆でありながら斬新。茅葺屋根の古い日本家屋でありながらも現代的でモダンな印象を全体から受けました。
季節ごとの装いがこの家屋にはあるようで、こんどは夏くらいにふたたび訪れたいなと思っています。
「家ははじめから完璧なものを求めるのではなく、未完成なものがいい。自分たちの暮らしとともに生涯変化を続けるものである。」と綴られていた(すみません、しっかり覚えてこなかった)白洲次郎の家に対する思いがとても心に響きました。
散策路をのんびりと
お庭のゆったりした静寂な空気感がまた良かった。無造作で武骨に生えているような木々、丁寧に埋め込まれた足元の石敷き、すべてに計算しつくされたような、そんな趣も感じられるのです。
少したたずんでみては少し歩き、また少したたずんでみては、少し歩き。そんなことをくり返しながらのんびりと裏庭散策するのも、とても楽しかったです。
かわいい「支配人」がお出迎えしてくれて・・・
入り口付近には、とても人慣れしたネコの姿も。
来る人来る人の足元にやってきては、みなさんにご挨拶。さながら「武相荘」の支配人のようでしたよ。
自身が歳を重ねていくとともに、生活様式にも変化が生じるというのは当然のこと。その変化に対応できる余地を自身にも家にも与えておくということなのかな、、、と。
白洲次郎の言葉を反芻し、ご夫妻の暮らしぶりを想像し、勝手に思いを馳せながら、ノスタルジックな気分にひたり貴重な時間を過ごしてきました。
【お出かけMEMO】
▶旧白洲邸「武相荘」⇒小田急小田原線 鶴川駅北口から徒歩15分
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